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claveciniste et pianofortiste

2019年フランス・アメリカ公演

3月に久しぶりにフランス・アメリカ公演を行います。

 

①3月1日(金)フランス・ナント 

【2台チェンバロ】 チェンバロ:ジョスリーヌ・キュイエ&植山けい

プログラム:J.S.バッハ:音楽の捧げもの、ルルー:組曲、フランソワ・クープラン第8オルドルよりアルマンド他。

Récital à deux clavecins

Date: 1 mars 2019 – 20:30 Lieu: Temple Protestant Addresse: Place Edouard Normand Ville: Nantes (44) Réservations: 02 52 10 16 21 – Billetterie sur place Jocelyne CUILLER & Kay UEYAMA, clavecins

②3月5日(火)フランス・ポワッシー

室内楽コンサート (チェンバロ、オルガン、カルテット、歌)

プログラム:スカルラッティ:ソナタ、フランソワ・クープラン:王宮のコンセール第1番ほか

場所:ノートルダム コレジアル教会、ポワッシー

a 20h30 le 5 Mars,2019

a La collégiale Notre-Dame de Poissy L’orgue, le clavecin, la quatuor

③アメリカ・ボストン 3月15日(金)20:30 ●バッハプログラム

ケンブリッジ、ハーバード大学近く

J.S.バッハコンサート:ヴァイオリンソナタ第4番、5番、6番、カンタータBWV

詳細:http://masspeaceaction.org/event/music-for-peace-all-bach-program/

Sonatas and Arias of Bach March 15 @ 7:30 pm – 10:00 pm

Harvard-Epworth Methodist Church 1555 Massachusetts Ave. Cambridge, MA United States Music for Peace:

 

  • Baroque violin: Dana Maiben, Harpsichord: Kay Ueyama, Soprano: Junko Watanabe
  • All Bach program:
  • Music by Johann Sebastian Bach (1685-1750)
  • Violin Sonata No.4 c minor BWV1017
  • Cantata BWV 76 “Hört, ihr Völker”
  • Cantata BWV 58 “Ich bin vergnügt in meinem Leiden”
  • Violin Sonata No.5 BWV1018 f minor  
  • Partita for harpsichord: No.1 BWV 825 B flat major
  • Cantata BWV204 “Die Schätzbarkeit der weiten Erden”
  • Violin Sonata No.6 G Major BWV1019

④3月16日(金)ケンダル バッハプログラム

at 17:00, Friday 16th March, in Kendal  ●Bach program

⑤3月17日(土)ウッドストック、ニューハンプシャー州 バッハプログラム

at 14:00, Saturday 17th March in Wood stock church ●Bach program

 

パルティータ全曲録音②

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●スケジュール

10月20日(金):録音開始3日前 調律師&チェンバロ製作者と私が到着し、チェンバロの調整
10月21日―22日(土日)個人練習 ⇒シャトーは博物館として無料で一般公開しており、フランスのバカンスと重なり多数の人が来日した。その間、9-5時まで練習。ガイドツアーなどもあり、18世紀に建設されたシャトーの歴史と共にチェンバロも紹介され偶然練習していると皆さん喜んでいたよう。

10/23(月)1日目:パルテイータ第1番
午前よりチェンバロの調整、お昼スタッフ到着(録音技師はノルマンディー地方から、芸術監督はローマから)
部屋の家具(全て18世紀のアンテイ―ク!)をどけて、マイクテスト、調律などが整い録音開始は16時になってしまった為、シャトーの管理人にお願いしてこの日だけ特別に20時まで使わせて頂きました。

朝8時には調律師が先に行って調律して、私、エンジニア、芸術監督の3人が9時前に到着して開始。
このスケジュールでも1番ー6番(合計40楽章)ある為、休む暇もありません。

10/24(火)2日目9時-19時:パルテイータ第5番★
10/25(水)3日目9時-20時:パルテイータ第4番★とパルテイータ第2番
10/26(木)4日目9時-19時:パルテイータ第6番★
10/27(金)5日目9時-19時:パルテイータ第3番

録った順序は現地で決めて行きましたが、★の3つ(4,5,6番)は長い組曲で技術的&精神的にも弾くのが大変です。
その為、比較的弾きやすい1,2,3番を間に挟んで録っていきました。

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エンジニア:ジャック・ドル氏 元エラートのレコード会社で20年間仕事をしていたベテランで、今は亡きスコット・ロスやトン・コープマン、最近ではオリビエ・ボモンやフォルテピアノのアレクセイ・リュビモフなど素晴らしい古楽奏者の録音に携わってきている。素晴らしいマイクで実際に聞いている音よりも鮮明に聞こえるほどで驚いた。

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左:芸術監督のオルハン・メメッド自身 チェンバリストですでにパルテイータ全曲、ゴルトベルク変奏曲を録音&編集を行った。また、10年前に出会った頃はヴィルクローズ財団の音楽監督をしてとり、ユゲット・ドレフュスを始めヨーヨーマやジェシーノーマンなど世界中の音楽家を読んで講習会を企画していた。オーガナイズ力はピカ一なのと、私の音楽を過去10年間ずっと聞いてきていること、ユゲットの元で学んだメソッドが同じなので、非常に信頼している。今回の企画には最も適任だと思いお願いしたところ、わざわざローマより飛んできてくれて心より感謝!

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楽器の調整中:何と使用しているのは日本のカラスの羽!!芯の部分を2ミリ位削り、ジャックという木片に入れて弦を弾きます。一削りでタッチが全然異なるので会い辺緻密な作業。

すんなりと録れる曲がある反面、なかなか1回で綺麗に撮れない曲などありました。
普段はシャトーに展示されている楽器のため、241歳のチェンバロが本調子になるまで3日かかりました。調律師曰く「4-5日かけて楽器が目覚めて調整をして終わるころに一番調子が良くなる」ということです。本当にその通りでした。

しかし、それでもオリジナルにしかない「音色」とこの素晴らしい響きのためにスタッフ全員が遠くから集まり、何とか5日間に良いものを残そうと皆で一丸となって頑張りました。

芸術監督をしてくれたオルハン・メメッドは私の師事したユゲット・ドレフュス先生の愛弟子で20年以上彼女と素晴らしい友人関係を築いてきました。
大変残念なことにユゲット・ドレフュス先生は2016年5月17日(88歳)にパリでお亡くなりになりました。フランス中から毎日何人もの弟子たちがお見舞いに来ていました。私も偶然パリに2017年4月に滞在していたので3回お見舞いに行き最後にお別れを告げましたが、パリのお葬式に出れなかった代わりに6月に行ったコンサートで彼女にラモーの「ため息」を捧げて演奏しました。その時、不思議にホール内にお客さんがいるにもかかわらず、まるでパリでレッスンを受けていた時の様にチェンバロの横の腰掛椅子にユゲット先生が座っている気がしました。彼女への愛情と感謝の気持ちがこみ上げてきました。

そんなこともあり、オルハンとはこれまでもユゲットとの楽しい思い出やレッスン、習ったことを共有できる貴重な友人です。録音中にもテンポ感や舞曲、チェンバロのレジスターなどにおいても的確なアドバイスをくれて、非常に効率良く録音が無事に終わりました。

バッハ:パルティータ全曲録音①

皆様、すっかり寒くなり今年も残り僅かとなりました。

さて、10月末にパリから北へ車で1時間半のところにあるシャトー・ヴィラルソーhttp://villarceaux.iledefrance.fr/でバッハ:パルティータ全曲録音をしてきました。
現在シャトー内に保管されているクリスチャン・クロールという1776年頃製作されたフランス様式2段鍵盤のチェンバロを使用させて頂きました

シャトーは70ヘクタールにも及ぶ広大な敷地で内には牛や羊、リスなども生息している自然豊かな森が広がっています。
ちょうど10月末より博物館が半年間閉館になる為、見学者のいない時期に録音することになりました。

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シャトーから徒歩5分のBergerie(農家を改造して100人位泊まれる宿)からロバと羊の横を通って裏道を通ると、シャトーの正門に出ます。

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この正門から徒歩20分位丘を登るとシャトーですが、車で移動。敷地内はシートベルトは不要だそうですが、イノシシなども出てくるそうで・・・

24 IMG_2954シャトーから見える景色

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18 パルテイータの楽譜。左から①初版譜のコピー、②ベーレンライター、③ウイーン原典版、演奏する時は④ヘンレ版を使用しました。

事前にこの4つの版を見比べると装飾や音の違いが多々見られます。その為、録音時に芸術監督と話しながら決める箇所もありました。

念のため全て持って行きましたが重かった!

それでも、録音中に調べたい時に資料がなくては大変なので。

AFJ 在日フランス人・フランコフォン協会 ピアノレッスン

この度、AFJ 在日フランス人・フランコフォン協会の主催により、渋谷と神楽坂でフランス語のピアノレッスンをすることになりました。
いよいよ体験レッスンが9/16(土)より開始します!

昨日は、飯田橋のアンステイチュ・フランセのブラッセリ―&お庭で、朝からカフェ&クロワッサンと共にイベントがフランス大使も出席のもと行われました。
恵比寿や目黒、神楽坂在住のフランス人の方々がピアノを始めたいとブースに寄って下さり、楽しみにしています!

Bienvenue à toutes et à tous!
On va commencer les cours de piano pour les francais ce samedi,16 Septembre a Shibuya.

Cours de 30 ou 60 minutes Deux lieux : Shibuya ou Kagurazaka Par des professeurs et concertistes formés en France et qui ont des expériences d’enseignement en France et au Japon.

L’AFJ vous propose un cours d’essai spécialement avant de vous engager dans un forfait. Vous pouvez vous inscrire au cours d’essai jusqu’à 3 jours à l’avance tous les mois. Les trois professeurs seront présentes pour se présenter aux élèves, expliquer leur méthode de travail et répondre aux questions.

Cours d’essai : Septembre Shibuya – 16 Septembre : 13h-17h La salle Nr.4 au 4ème étage (jusqu’à 8 personnes, date limite d’inscription : 13 Septembre)
Kagurazaka – 23 Septembre (jour férié) : 13h-17h (Jusqu’à 8 personnes, date limite d’inscription : 20 Septembre)

Ce cours d’essai vous permettra de : – Réaliser un premier contact avec l’instrument et le professeur – Découvrir la méthode pédagogique – Tester votre niveau en instrument – Connaître l’ambiance des cours

Professeurs : Madame Kay Ueyama : Université municipale des Arts de Kyoto ; Kay Music Academy ; Biographie Madame Akemi Suetaka : Senzoku Gakuen College of Musique de Tokyo; PTNA (Piano Teachers’ National Association) ; Biographie Madame Keiko Kurachi : Biographie

Langues : Français, Anglais, Japonais

Cours : Adultes et enfants (à partir de 5 ans), tous niveaux Shibuya : deux cours par mois Kagurazaka : deux ou trois cours par mois, hors vacances scolaires

Facebook
https://www.facebook.com/atelierdepianoAFJ/

AFJ Atelier de piano
http://www.afj-japon.org/index.php?id=3063

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左:末高 明美・Professeur Akemi Suetaka

中央:植山 けい・Professeur Kay Ueyama

右:倉地 恵子・Professeur Keiko Kurachi

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Les cours en octobre Premier cours à Shibuya : – Dimanche 1er octobre, 9h-12h, Salle Nr.4 au 4ème étage, par Mme UEYAMA Kay – Samedi 21 octobre, 13h-17h, Salle Nr.4 au 4ème étage  par Mme SUETAKA Akemi
Premier cours à Kagurazaka : – Samedi 7 octobre, 9h-12h OU 13h-17h, par Mme KURACHI Keiko – Samedi 28 octobre, 9h-12h OU 13h-17h, par Mme KURACHI Keiko

Les cours en novembre Deuxième cours à Shibuya : – Samedi 11 novembre, 13h-17h, Salle Nr.3 au 4ème étage, par Mme SUETAKA Akemi – Samedi 18 novembre, 9h-12h, Salle Nr.4 au 4ème étage  par Mme UEYAMA Kay
Deuxième cours à Kagurazaka : – Samedi 11 novembre, 9h-12h OU 13h-17h, par Mme KURACHI Keiko – Samedi 18 novembre, 9h-12h OU 13h-17h, par Mme KURACHI Keiko

 Methode2

Équipement : Piano fourni sur place (Shibuya: piano droit ou à queue; Kagurazaka: piano à queue). Manuel de méthodologie à acheter : Pour les débutants 1) Tanoshiku Utaou – Watashi no Piano Renshuuchuu (たのしくうたおう♪ わたしのピアノ練習帳) 2) Ednan Mae Burnam – A Dozen a day (français) 3) Thompson’s Easiest Piano Course [Part 1] (anglais)                               John Thompson
Pour les niveaux moyens, avancés et supérieurs, amenez vos livres et consultez les professeurs.

Transport : Service de transport selon la demande

Conditions d’annulation : Il est possible de déplacer un cours trois jours avant la date prévue. Ce cours reporté peut l’être dans un intervalle de quatre mois. Si vous annulez votre cours à moins de trois jours, ou si vous n’utilisez pas votre cours dans l’intervalle de quatre mois, il est considéré comme effectué et doit être payé.

 

パリのマネジメント

お話しが変わりますが、この度パリのマネジメントSautory Artistに所属させて頂くことになりました。
エコール・ノルマルやパリのコンセルバトワールの教授のAnne Queffélec,Christian Ivaldi,Claire Désert,Jean-Claude Pennetierさん等大変素晴らしいフランス人アーティストが所属する事務所で、見に余る光栄だと感じております。
今後更に、フランスを含むヨーロッパ、日本でも活動を広げて行く為にも、日々精進して行きたいと思いますので、皆様どうぞ宜しくお願いいたします。

Sautry Artistのページはこちらよりどうぞ。

シャルトル博物館/Le musee de beaux arts a Chartres


シャルトル大聖堂の裏にひっそりと素敵なシャルトル博物館があります。

この日は、閉館日でしたが、担当者にご連絡をして特別に所蔵のチェンバロを弾かせて頂きました。

大聖堂の後ろ側。右に見えるのが博物館。お散歩するのに気持ちの良いお庭とシャルトルの街が眼下に一望できます。
チェンバロの部屋
時間ほど弾いていて音色だけ傾けると、とても素敵な音ですが、上鍵盤はほとんど機能していないというか、調整がうまく行き渡っていない様な感じでした。
ふと気が付くとこんな文字が!
1811年6月2-4日までナポレオンと奥様のマリールイーズがここに滞在なさったと。
え~~~~~~~~~!!と驚きながらも、これはフランスだからあり得る事だなと。
日本だったら、徳川家康が居た場所とか?







よく見ると、鍵盤にも金箔が全て装飾されていたようです。剥がれているものもあります。
お隣にあるBELLOTの楽器は修復していないままなので弾けません。




綺麗な18世紀にヨーロッパで流行った東洋趣味の装飾ですね

響板も見事です

お隣には18世紀フランス製の持ち運びできるオルガンが。とってもキュート!

鍵盤はガタガタ・・・
内蓋の装飾
よく見ると・・・

その横に17世紀後半のエピネットがありました。
音が鳴りましたが、17世紀のテイボー(世界で3台現存する17世紀フランス式チェンバロ)に近い音色で、ああ、やっぱりな~。という感じ。
何とも説明しにくいですが、17世紀フランス式と18世紀フランス式の音色やタッチは違います。

絵画などの趣味や音楽もL.クープランとF.クープランと趣向が違うのと似ています。
私の中では、17世紀=絵画でも暗い【黒】をよく使用し、この世の哀れさや何か暗い静物画などのイメージ。
17世紀のチェンバロ音楽も、L.クープラン、ダングルベール、シャンボニエールなどもっと影があり、シンプルだけれど、ハーモニーなど露骨に不協和音を強調したり、心の痛みなど、そのまま、ありありと表現しているように思えます。

18世紀はもっと華やいだローズなど沢山描かれ、お庭のピクニックや裸婦像などもっと自由でパステルカラーの絵画のイメージ。
18世紀のF.クープラン、ラモーなどトリルの使い方ももっと優雅で、ふわふわっとヴェルサイユ宮殿で貴族たちがお稽古やお気に入りのお友達数名と一緒に音楽を楽しんで弾いていたのでは?



ぴよぴよ~~

アラベスクの絵の具がくっきりと見えますね。

シャルトル大聖堂/La cathedrale de Chartres

先週、シャルトル楽器博物館へ訪れに、パリから電車で1時間乗って行ってきました。

1145年~1220年建築された、UNESCO世界遺産シャルトル大聖堂

シャルトルの駅を降りると高台に、朝焼けの中大聖堂がそびえていました。
てっぺんにキリストとマリア像があります。
パリから1時間北上するだけで、温度も下がり少し寒かったです。高台にある為、丘の下からも風が吹いてきます。大事なお城や大聖堂は高台に守る為、また権力の象徴として作ったのでしょうか。
横のファッサード。大きすぎてカメラに入りません!

字の読めない信者の多かった中世には、彫刻のように一目見て分かる様に、キリストの生涯や聖書の場面を描き、宗教教育の目的を果たしていたそうです。

横から。
珍しく廊下にガラスがきちんとあります。

入ってみましょう!


176枚にも及ぶステンドグラスで有名な大聖堂だけに圧巻!
マリア像の前に沢山のローソクがあります。
有名な北バラ窓 (1230年頃)
よく見ると・・・


1枚1枚聖書の違う場面のお話が丁寧に描かれています。
フランスらしいステンドグラスですね。イギリスのウエストミンスター寺院等は全く違うスタイルで、もっと空白が多かった気がします。
パリのサン・シャペルと同じスタイルでしょうか。

【シャルトルブルー】と言われる美しい青で知られるそうです。



大聖堂の右後ろに【シャルトル国際ステンドグラスセンター】があり、世界中から年間400人もの研修生が中世からのステンドグラスの技術を学びに来るそうです。その後、修復家などになるそうです。
詳しくはこちらよりどうぞ。
どの様な過程で作られるか分かりやすい説明がありました。
少し暗いですが、左がオリジナル(アンテイーク)のガラス。右が色ガラスの状態。
黒いインクで形やラインを描いていきます。
正面ファッサード
大聖堂のテイーポットがありました!
大聖堂の後ろに素敵な公園と楽器博物館がひっそりと立っています。

コンサートとモノモライ!/Le concert et l’orgelet!

皆さまこんにちは。
昨日ロワールのお城巡り①をUpしたばかりですが、気がついたら今日再びロワールへ行き夕方にはチェロラファエルと&ガンバのパスカルとコンサートです。
世界遺産認定のアンボワ‐ズ城の中からダ・ヴィンチの眠る1491年~1496年建設されたサン・ユベール教会が見えます。
なぜか昨日まで、明後日だと思って夕方ふと確認したら【明日】!!!
こんなことは日本では絶対にありませんが、危うく今朝の電車を見逃して寝ている所でした。
【フランス王朝を象徴する【ゆりの紋章】がお城のあちこちに刻印されています。】
ということで、準備を整え昨日はパリなのに鉄火丼とカレーという日本に居る様なメニューを作り、大好物のらっきょうを食べて喜んでおりました。
が、
優雅なロワールに行くのに【お漬物】など食べていていいのかな?とちょっとミスマッチな気もしますが。

勿論、パリのマルシェへ行って新鮮な旬なお野菜、フルーツを買うのも大好きですが、昨日は一目ぼれの【マグロ】があったので、日本でも半年以上食べていないな~なんて思いながら中トロの部分をそのままお魚屋さんが切ってくれたので、【中トロ丼が食べれるなんて】と感激していました。
失敬!
よく見ると、アンボワ‐ズの街並みが見えます。昔の人達もこうして見ていたのでしょうか。
さて、題名の通り今起きたら目が腫れてます。モノモライ。
よくなりますね。
6月末にパリに来た週は3回もなり、とうとうコンサート当日も。そして眼鏡で舞台へ。(勿論嫌なのですが、パスカルに聞いたらしょうがないじゃない。と)
そして、今日も”それ”です。
いや~参りましたが、しょうがないですね。
お城で育てられたメアリースチュアート。
今日1日眼鏡ちゃんで弾いてきます。
それでは、皆さんも良い週末をお過ごしください。

【おまけ】

迫力あるワンちゃんと飼い主さんがお城の絶景を眺めていました。

ゴージャスなお散歩コースですね。
【何か文句あっか?】って・・感じですが。
お城の周りにも数世紀前からの時計台などがあります。
アンボワーズ城へはパリから1泊で十分に行けますし、パリからレンタカーで3時間くらいで行けるようです。
世界遺産のアンボワ‐ズ城についてはここよりご覧下さい。

ヨーロッパの便利さ・不便さ/Le bon cote et le mauvais cote d’europe

アメリカからヨーロッパに移りかれこれ6年が過ぎます。
フランスは4年が終わり5年目に入りましたが、そんなに居たかな~というのが実感です。
いつまで経っても“慣れた”気にならないのが、このパリの町の特徴でしょうか。
以前にパリ在住の友達に言われましたが、パリは観光で来るのと実際に住むのは全然違うから覚悟しておいた方がいいよ。人生バラ色なんて感じではないから。と。
その時はへ~~~。
ぐらいにしか思わなかった。
が、住み始めたらなるほど~。
と思う不便なことも沢山あり、アメリカともオランダとも違う慣れない“フランス”という国を感じ始めました。
いまだに、パリの音楽界の中には入っていないのではないか?と思いながら仕事をしてるが、全てのコンサートは知人や人のつながりで来たもののみ。と言ってよいかも知れません。
この町は人を知らないと本当に何も起こらないです。
でも、東京でも考えてみるとやはり人つながりで信頼できる人にお任せをしたいと自然に思うのと同じでしょうか。
これは都会の特徴なのか分からないけれど、特に個人主義のフランス、パリという町、誇りと不必要な見栄も好きな香水を振りまいたパリジャン、パリジェンヌの集う街は独特の雰囲気、そして魅力があるのかもしれないですね。
外から来ると、その分からない“何か”がとても魅力的に見えるのかもしれない。
中に入ると、まるで洗濯機のうずの中に呑まれたように?その魅力を見失っていることもあるかも?!
でも、やはりルーブルやセーヌ川、ノートルダムの景色を見ると、ここはやっぱりパリだ・・・と感じずにはいられない魅力があります。
さっき、ふとヨーロッパの便利さ。と思ったのは、まるで県境のように国境を超えて隣の国に気軽に行けること。
南フランスのピレネー山脈の方へはTGVで6時間くらいかかるけれど、東に同じ時間電車を乗れば、ベルギールクセンブルグ、と超えてすでにドイツに行けてしまう。飛行機なら1時間。
ヨーロッパ内はせいぜい飛行機でも1,2時間の旅しか経験している人がいないから、日本まで12時間・・・と聞くと、みんな想像できないらしいですが。
あえて言う不便とは、日本が遠い点でしょうか。
それでも昔と違って20時間もあればドアからドアまで着いてしまうのだから、なんと便利かと思う。
でも、やっぱり遠い。(笑)遠いです!
この3日間は、少し弱ってた為やっぱり日本食しか食べたいと思わない、がお惣菜なんて売っていない!
でも、自然食品屋さんなどに売っているおいしいお豆腐(ドイツからわざわざ運ばれてくる!)や、うどん、お茶漬けなんか食べてましたね。
パリにいるからといって、チーズにワインにフォアグラに・・・なんていうのは結構少ないです。フォアグラとカモはあるときからなぜか消化できなくなってしまい、お土産に買うくらいでしょうか。
でも、さすがに焼き立てのバゲットの香ばしい匂いがパン屋さんからぷ~~んと香ると買わずにはいられないです。そんな中はもちちで外はカリカリのバゲットは家に着くまでも待ち遠しいくらいおいしいです。

フランス人にとってのバゲット=日本人のごはんではないかと思います。日本にもフランスのパン屋さんのPAULというチェーン店が何件もできたようですが、バゲットを買ったら紙袋+ビニール袋に入れてくれて、おお!さすが日本!と思いましたが、パリのPAULではそんな丁寧に包んでくれません。(笑)
パリでは1駅に3,4軒はパン屋さんはあります。そして、みんな近所のパン屋さんでもあそこのバゲットが焼き過ぎなくていい。とか、ふっくら加減がいい。とか“お気に入り”があり、買うときにもBien cuit”(よく焼けた)とか好みを伝えて選んでもらったりしてます。
きっとそれは、日本人のごはんをちょっと固めに、とかちょっと柔らかめ、ふっくらしてる方がいい・・とかと同じでは!?と思いますが、面白いですね。
さて、日本に帰ったら何を食べようかな~と楽しみです。
その前にもう1つ今週末にコンサートがありますが、子供の為のコンサートで4000人のホールが一杯になる方がビックリ!してしまうのですが。
今日も早めにゆっくり休んで備えます。体力が基本ですね。

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