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claveciniste et pianofortiste

8月21日東京新聞に掲載!

8月21日(火)東京新聞朝刊で、植山けい/J.S.バッハ:6つのパルティータ(KKC-052)が紹介されました!東京新聞

■植山けい/J.Sバッハ 6つのパルティータ
世界を舞台に活躍するチェンバロ奏者がバッハのパルティータ全6曲を収録した。
徳音は18世紀の名器を使い、フランスの城で行った。貴族が演奏に聞き入る様子が目に浮かぶような、優雅な音色を丹精込めて弾く。チェンバロ奏者で音楽学の権威であるオルハン・メメッドが書き下ろした解説付き。二枚組。(キング 4525円)

http://www.kinginternational.co.jp/topics/20180821_2/

Intoxicate & CD Journal インタビュー記事

タワーレコードの音楽誌「Intoxicate」とCD Journal7月号にJ.S.バッハ:パルテイータのCDのインタビュー記事が掲載されました!

パリの恩師、ユゲット・ドレフュスの同門下生のオルハン・メメッド氏のCDも紹介されています。

Intoxicate 134Intoxicate/画像は2回クリックすると拡大でご覧頂けます。

CD Journal2018.7月号  CD Journal 表紙CD Journal7月号

バッハ:パルティータCD「レコード芸術」7月号準特選!

雨続きのお天気ですが、いかがお過ごしでしょうか。
チェンバロや楽器は不安定になりやすい季節ですね。

5月末に発売されたJ.S.バッハ:パルティータのCDが準特選版に選ばれました。

音楽監督のオルハン・メメッド氏、エンジニアのジャック・ドル氏、オリジナルのクロールチェンバロ1776年を貸して下さったマルク・デュコルネ氏、キングインターナショナルに深く御礼申し上げます。

CDが発売されるまで、大変長くの時間と労力、そして何よりも多くの方々のご協力がありました。決して私1人の力では実現することができませんでした。

1つの経験として、今後の糧にしていきたいと思います。

このサイト、タワーレコード、アマゾンからご注文頂けます。

レコード芸術7月号

 

フランス:ディアパゾン誌 Diapason Decouverte受賞



★Diapason Decouverte受賞・批評★
植山けいは、まだ一般にあまり知られていないが、偉大なチェンバリスト達の間では、すでに大変高く評価されている。
今日において、ゴルトベルク変奏曲をソロの初録音で収録するというのは、相当に勇気があるか、経験を積んだ多くの音楽家が40代になってからしか、録音できる特権がないような風潮を無視しなければいけない。
しかし、植山の視点はとても深遠で、熟成し、感動的で、完璧にオーガナイズされ、始めのアリアは文句のつけ様のない素晴らしさで、よく耳にする誇張しすぎた表現は一切ない。
すぐにタッチの美しさ、適切なレガート、コントロールされた拍感と共に、音楽が流れ、メロディーが輝いていることが分かる。彼女は楽器の最小限から最大限の可能性を知りつくし、クリストフ・ルセがバッハの録音シリーズで使用しているノイシャテル博物館の名器J.ルッカースチェンバロをどの様に響かせるかを完全に熟知している。
彼女の演奏は、超絶技巧だけでなく、完璧なテンポと共に音楽的に生き生きと奏でている。最もシンプルな変奏曲(第6変奏曲、第9変奏曲など)でも、技巧と楽器を美しく歌うバランスが完璧で、ダンス風(ジーグ第7変奏曲)の変奏曲の弾みは、快活でウィットにとんでいる。抒情的な変奏曲も、(第15変奏曲、第25変奏曲)この若いチェンバリストの感性が散りばめられた、感動的な名演である。
この大変高度なレベルのゴルトベルク変奏曲の演奏は、多くの録音の中でも名盤として長く愛されることを確信する。彼女の今後のコンサート活動に是非ご注目を!

7月末にパリのレコード会社へ、ミーテイングに行ったら、待ち時間に
【何か読む?】と渡された、フランスのレコード誌Diapasonを何気なく見ていたら、何と毎月選ばれる新刊や注目すべきCDに私のバッハのCDがLe Diapason Decouvertという賞を頂いていて、思わず驚きで息をのんでしまいました。
おかしいですが、本当に驚く時は息を吐かずに、【はっ!?】と息をのむんですね。
そこに居た秘書の方に
k【全然知らなかったです!】と行ったら、
≪あら、そう?Directeurがずっど前にあなたにメールで送ったはずよ。≫
k【いえいえ・・・知りませんでした。】
と話しているうちにDirecteurが来ると、
[絶対に送ったよ!]
と過去の送信済メールを見ると、送っていない・・・
本当だ・・・送ってなかった。ごめん。
(内心、でた~フランスらしい・・・と思いましたね。笑)
ということで、今回は何とも予期せぬ素晴らしい賞を頂き、何とも言えないお土産を頂いた気分でしたね。
何だか、狐につままれたみたいです。
日本とフランスの両方で重要なレコード専門誌から賞を頂くとは夢にも思っていなかったですし、Directeurも、どこの馬の骨だか分からんけど、まあ録音してみるか・・・みたいな感じだった思います。思いがけずこの様な反応が返ってきて、本当に驚きながら喜んでいました。
すでに1000枚作ったCDも800枚ほどなくなり、秋には増版してNaxosのイギリス、ドイツ、アメリカで販売スタートするそうです。
早速、師匠の82歳のユゲットとイタリアからとんぼ帰りして、すぐにリュリのオペラ公演のリハーサルをしていたクリストフ・ルセに報告したら、やっぱり二人も
ええ~~~!?! と目をぱちくり!
Fanatastic!! (素晴らしい:ルセ)
Felicitations!!(おめでとう:ユゲット)
とお言葉を頂き、大変恐縮でした。
二人からこの4-5年パリで学んだことは、本当に大きいと思います。楽譜にの分析の仕方、楽譜の裏の事、タッチ、呼吸、スタイルなど色々な角度から本場のフランス風の奏法を教えて頂いたと思います。
今回は、トスカーナの村で1週間で今後のコンサートプログラムをみっちり勉強し、パリ1週間では本当に暖かい友達や恩師に再会できて、とても良い時間でした。
今までのヨーロッパ生活で学んだことを肥やしに、日本でもよりチェンバロの魅力を広めていきたいと考えています。どうぞ宜しくお願いいたします。

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