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claveciniste et pianofortiste

ただいま装飾中!Vol.2 /en train de faire la decoration Vol.2

今日は、現在製作途中の私のチェンバロを見に行きました。
チェンバロの製作家はドイツ人ですが、装飾の絵はパリ近郊に住んでいるアンティーク修復画家の方にお願いしています。
打ち合わせをして日本へ留守にしていたので、さてどのように仕上がったのでしょうか!?!
連絡を取ると、忙しくてまだ一部しか仕上がっていないということ・・・・が~ん。。。。
太陽の光が差す素敵なアトリエ。
日本の様に予定通りとは、全くいかない!
既にドイツからパリに装飾の為にチェンバロが来て5ヶ月!注文してから2年の月日が過ぎているのに・・・・・
しかし、見せて貰うと何とも言えない柔らかい色調。
私のチェンバロがフレミッシュ(オランダ風)なので、装飾もその当時のフランドル派のスタイルで描いてもらいました。ブリューゲルやルーベンス、レンブランドなどの闇と光を表現したスタイルですね。
まるで1枚の絵画のようです。
第一印象は、現代の色に慣れている私の目からしてもちょっと薄い色調。
しかし、目が慣れるに従い味が出てくる。
この花のブーケは内蓋の一部です。ご覧のとおりまだ右側の部分はこれからです。
後ろにある風景の描かれたチェンバロの蓋は、1703年製作のN.Dumontのオリジナルのものです。この外蓋も、これから修復するということですが、オリジナルのチェンバロの色と比べてもあまり違和感のない色調を出せる画家は少ないと思います。

ということで、まだ仕上がるには・・・・最低1ヶ月はかかるらしいので年内に楽器が仕上がるかも未定・・・・ですが、急いで納得いかないものになるよりは、上質の物に仕上げてもらいたいので、辛抱強く待つことにしました。
ハイテクの進化した現代でも、楽器作り、絵画は昔と変わらず1つ1つ手作りです。
だからこそ生まれる味わいがあるのかもしれませんが、時間がかかります。
同じ画家の方の作品。これは1つのバラを描き、ここにも描き・・・と御自分で描いた作品ですが、色のコントラストが素敵ですね。
今回2人の装飾画家にお願いしましたが、(1人は響板)やはり最終的には技術ではなくてその人のセンスが大事なのだと感じました。
センスが異なる人には同じ*花*でも描く*花*の繊細さ、色あいが全く異なります。
本当に細かいことですが、一筆一筆が作り上げる世界の差はとても大きなものです。
そして、いくら説明してもやはりセンスが異なる人には通じなかったり、逆にセンスが良い人は何を描いて貰っても安心できるという所があり、音楽と通じるなと思いました。
残りの装飾部分は、やはりフランドル派が多く取り上げたMomento Mori(死を忘れるな)というテーマを取り上げて描いてもらうことになりました。
モチーフは楽器や蝋燭、ワイングラスやぶどう、遠くに風景・・・・というものですが、配置などは全てお任せにしました。
ということで、いつできるかは・・・・謎です!?

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