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claveciniste et pianofortiste

モネの睡蓮/ les Nympheas de Monet

私は、10年ほど前に旅行でパリに来た際に、オランジュリー美術館の地下に展示されていた、大作:睡蓮を見て以来、モネがとても好きな画家となった。

この4年間はずっと閉館となっていたが、改装工事を終えこの春から、再びオープンして話題になっている。
モネの、*この睡蓮の大作を自然光の中で見てもらいたい*という願いどおりに、1つのキャンバスが11メートル以上に及ぶこの連作を地上階の2部屋に展示している。

その為、印象派の画家達が大切にした、光りの移り変わりを感じながら、キャンバスの微妙な色あいを楽しむことができる。
そんな自然の中に居るような空間で、人々は360度の部屋の中に展示された、朝日の光、午後の日の光、そして夕暮れの中の光をそれぞれ表現した、モネの大作に見入っていた。
モネは、この*睡蓮*のシリーズを1890年より描き始め、晩年は、白内障の手術を繰り返しながらも、失明寸前の状態で描き続けた為、どんどん絵が抽象化されていっている
また、多くの条件と共に国家に寄付することを申し出た。
その内容には、作品と観客との間に仕切りやガラスなどを設置しないことや、自分の死後にしか、展示しない。などがあり、それらは忠実に守られている。
これは、他の絵より抽象化しているので、晩年に描かれたのではないか。
何十年にも渡って、モネが全ての精力と情熱を傾けたこの連作は、遺言のような作品ではないかと思う。だからこそ、人々の心に残るのではないかと思う。

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