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claveciniste et pianofortiste

フランス演奏旅行 3.コニャック

バンドル島では、4日間車も通らない海、太陽、自然の中でゆったりと時差を直しながら、リハーサルとコンサートを行う贅沢な時間を過ごさせて頂きました。

その後、マルセイユ空港まで車で1時間、マルセイユからボルドーまで1時間飛びました。 ボルドー空港から車でさらに2時間北上すると、ぶどう畑の田園が広がるコニャック地方へ到着しました。

IMG_2622 ー空港には巨大なワインボトルが!コニャック地方は、見渡す限りブドウ園です。

IMG_2647 IMG_2634  コニャックで有名なカミュ社の醸造場を見学させて頂きました。

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コンサート会場は、オタール社(Otard)が所有しているフランソワ1世が生まれた1600年代のお城でした。楽屋から見える景色、そして左には赤いヘネシー(Henessy)社の旗が見えます。

今回のコンサートは、何と3つのコニャックの会社 Otard,Camus,Henessy社が企画して下さいました。

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アントニオ・サイデイの名器をコンサートに用意して下さいました。このチェンバロは、5年ほど前にバッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番をフランスの別の地方で演奏した時に弾かせて頂いた、思い出のチェンバロで嬉しい再会でした。

image imageアアントニオ・サイデイの名器がコンサートに用意して下さいました。このチェンバロは、5年ほど前にバッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番をフランスの別の地方で演奏した時に弾かせて頂いた、思い出のチェンバロで嬉しい再会でした。コンサートも無事に終了し、その後はカミュ社のシャトーへ戻り夜中まで晩餐会が続きました。

音楽を通じて多くの方々と喜びを分かち合える素晴らしさを、改めて体験させて頂く旅となりました。

1600年代に使用されていてお城の門。今は博物館になっています。

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泊まらせて頂いたカミュ社のゲストハウス(シャトー)のお部屋にもコニャックがありました。

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素晴らしい自然とコニャックの香りに包まれたお城の会場、60年物の特別なコニャックを樽から試飲させて頂いたり、夢の様な一時でした。

時差が少しは治り始めていたとは言え、デイナーの終わりの方ではコニャックと時差で睡魔との戦いでした!

フランス演奏旅行 2.バンドル島

フランスのアルプス地方でコンサートをした翌日には、地中海にあるバンドル島でランチタイムにソロリサイタルを演奏しないといけない為、 夜のコンサートを終えて3時間睡眠して、朝4時半からドライブを始めました。

 

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ドライブを始めて3時間ほど。夜も開けマルセイユ付近では朝霧や南仏らしい小さな村が見え、海が見えた時には思わず”うわ~”っと叫んでしまいました。青いですね。地中海!

始発の電車に乗っても、11時のコンサートの30分前にしか到着しない事が分かり、急遽一緒に演奏している仲間がレンタカーをしてくれました。 何とお礼を言って良いのか分かりません! こんな強行突破のスケジュールは、さすがにパリ在住の頃にオーケストラのコンサートツアーでもありませんでしたが、音楽家は旅行中の体調管理が非常に大事で、万全の状態で舞台に立つことも、非常に大事です。 パリの恩師が日本へ飛んで来た時は、一晩中寝れずにヨガのポーズをしたり、お風呂に入ったけれど寝れなかった。ならば寝ない。眠くなった時に寝て、コンサートは演奏できる状態であれば良いと割り切っていました。 また、別の数学の先生は飛行機に乗った時に、すでに到着地の時間に合わせて寝て、行動すれば体内時計が早く適応できると言っていました。 私は、きちんと寝ないと朦朧としてしまうので、とにかく寝れる時に寝る!ですね。

 

image  image Bendor島!

レンタカーを預けて、ボートへ。コンサート会場はBendor島という地中海の島です!このボートが1時間に1本しかなく、丁度9時のボートが出たばかりの為、仕方なく朝食を食べて船場で待ちました。次の10時のボートに乗ると、島が見えてきました。

 

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ホテルへ到着して、すぐに着替えて会場へ。 バッハ:パルテイータ第1番、第2番 スカルラッテイ:ソナタ ロワイエ:スキタイ人の行進 —————————-

—————— などを無事に終了して、ホッと一息。 2日後にはドライブをしてくれたパスカルとラファエル・ピドウーという2人の素晴らしいチェリストとのトリオのコンサートを演奏しました。ラファエルは、昨年よりパリ国立高等音楽院チェロ科教授であり、日本にも多くのファンがいるトリオ・ワンデラーのメンバーです。

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 かもめが毎朝、朝食を狙って来ていました。始めは可愛いと思いましたが、カラスと同じ行動をしており、私のパン・ォ・ショコラがさらわれてしまいました! パリから、パリ管弦楽団やオペラ座、パリ国立高等音楽院、ブリュッセル・モネ劇場のソリスト達が遥々この島に集まり11のコンサートを無事に終え、最後の晩餐をしました。夜は海風で肌寒かったですが、素敵な時間でした。

フランス演奏旅行 1.アルプス地方

皆様 こんにちは。

6月、フランスでの演奏旅行が無事に終了しました。

パリ到着して1日だけ時差直しの日があり、2日目からTGV高速列車で4時間乗りアルプス山脈のシャンベリーという街へ移動しました。

パリでは、お天気に恵まれました。

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ドミニク・シャルマンさんというオルガン&チェンバロ製作者が自宅に素晴らしいホールを作り、コンサートシリーズを企画しています。

亡き巨匠、グスタフ・レオンハルト氏もオランダから愛車でドライブして何回訪れてコンサートをしそうです。

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電車からの景色
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外からの現代風なアトリエ
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1900年フランス製エラールのピアノは、アールヌーボーを感じさせられる素敵な装飾で、弦も鍵盤もオリジナルのままの優しい音色でした。
IMG_2443 IMG_2442 本番前に家庭料理をご馳走になりました。イチゴのタルトは絶品!
 IMG_2460 リハーサル中

去年のコンサートでチェンバロを貸して頂いたご縁で知り合い、25年前に作られた素晴らしいフランス様式のチェンバロで演奏させて頂きました。

フランスのコンサートは日本よりも遅く20時から始まり22時に終演後、お客様とワインを片手にレセプション。それから何とデイナーが23時から始まり深夜2時まで続きました。

私は、皆様よりも時差7時間をプラスした貫徹状態で、コンサート後は疲労と時差で相当に眠く、さらに翌朝は何と4時半から地中海へ4時間ドライブをしてソロリサイタルをしないといけないスケジュールでした。

今回は、睡眠3時間のまま翌日のコンサート会場へ移動という初めての経験でした。

チェンバロ 公開講座 無事終了!

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Le master class de clavecin par Jocelyne Cuiller a très bien fini!On a bien travaillé la musique française en français à Tokyo.Merci infiniment Jocelyne!

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先週末に引き続き、ジョスリーヌ・キュイエ先生をお迎えしてチェンバロマスタークラスを開催しました。
ご参加頂いた、皆様ありがとうございました。

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東京でフランス音楽をフランス語で学べ、日頃の皆様のフランス音楽に対する疑問(イネガルや舞曲の様式)なども先生に質問し、先生の日本語も混ぜながら、分かりやすく教えて頂きました。

ジョスリーヌ先生が、「la note は日本語で何と言うの?」と聞かれたので、

“音符”と答えると、

フランス語の”On peut”=(フランス語で私達は〜できるの意味)に聞こえたらしく、3回くらい同じ会話を繰り返して、どうも可笑しい?ということで、音符=On peut で発音が一緒だ!と大発見して大笑いでした。

5/1(金)13:00からは、旦那様のDaniel Cuiller先生のバロックヴァイオリンのマスタークラスが汐留ホールで行われます。ご興味のある方はお気軽にお越し下さい。

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