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claveciniste et pianofortiste

ゴルトベルク変奏曲

皆様こんばんは。
すっかり、涼しくなり寒いくらいですね。
11
きっと、パリはコートにブーツですね。
紅葉が綺麗なパリの秋は、あっという間に過ぎてしまうからこそ、美しいといつも感じていました。
10月~4月の約半年は、3日~5日続いて曇り・・・
が半年も続き、何となく街を歩いているパリジャンも下向きがちだからこそ、夏になると
みんな太陽を求めてバカンスへと旅立ちます。

フランスでのコンサートまで約3週間となりましたが、
その前に!!3日後に仙川でバッハ:ゴルトベルク変奏曲とデュフリーを演奏予定です。

ゴルトベルク変奏曲は、11年前にアメリカで初めて習い、毎週3つずつ3~4カ月に渡って、Peter Sykes先生に1から教えて頂きました。あれから、年月がたち、思い出深い曲となりました。
この曲は、全てのチェンバリスト、そしてピアニストにとって、特に思い入れの強い曲になるのでは
ないでしょうか。
10月27日(土)14時~からは、ショートコンサートですので、繰り返しなしで前半のみ演奏しますが、やはり長くてもアリアー30変奏曲ーアリアと通して聞いて、バッハの描いた壮大なスケールの傑作が見えてくる気がします。
勿論、その断片だけでも、”これは、ただものではない!!”と感じるのですが。
無駄な音が一音もないと、感じます。
全てに意味がある。
1Juillet-103

バッハは、どんな気持ちで1音1音を書いたのでしょうか。
ストラスブール近郊で見つかった、”バッハの赤い鉛筆の注意書き”の入った楽譜には、
スタッカートの印しなど、後から追加したものが見受けられます。
なので、点1つでも大きな意味があるのですね。

自分の存在は、この曲の足元に及ばない・・・とエベレスト山の様に感じますが、
いつも等身大の自分で、あるがままの自分でしか弾けない=今の自分を鏡のように映し出される曲です。

まるで何回同じ山へ登りに行っても、その都度違う部分で己の姿を見せられ、
自分の心がリセットされるような、そんな曲です。
とても理論的、構築的に考えられ、対位法を駆使した曲ですが、そんな計算すら全て超越してしまった、
美がこの曲の根底に流れている気がします。
果たして、バッハは天才だったのでしょうか?
それとも、私たちが想像を絶する努力家だったのでしょうか?

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