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claveciniste et pianofortiste

フランスでのコンサート Vol.3

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パリ到着3日目に、旅疲れも治った頃、フランス北東のMirecourt(ミルクール)という町(村?)でコンサートをしてきました。

アールヌーボーで有名な、Nancy(ナンシー)から40分くらいです。 南仏とは同じ国?と言う位、肌寒く、暗い感じで、ベルギーやオランダ、ドイツを思い起こさせます。

 

 

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でも、この村は何を隠そうヴァイオリンやチェロなども製作家が多い街で有名なんだそうです。そして、楽器製作家になる為の学校があり、今回はその生徒達が企画してくれたコンサートということで、高校生ー大学生位の生徒さん達が一生懸命オーガナイズや助成金を申請して、実現したコンサートということで、心が暖まりました。

paris 092リハーサル中。パスカルとラファエル。

 

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今回は、3,4年前から一緒に演奏しているチェロのラファエルとパスカル夫妻とのトリオです。楽器製作者の方達にとっても、興味深いプログラムにしようということで、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロの無伴奏ソナタ、2台のチェロソナタ、チェンバロとのトリオなど様々なセッテイングで室内楽をしました。

もうお馴染みで去年も東京コンサートで弾いた曲などの為、コンサート前のリハーサルで和気藹々とした中、コンサートも大盛況でした。

それにしても、Trio Wandererで世界的に有名なピアノトリオのチェリストとして活躍するラファエルの超人的スケジュールには、いつもビックリ!

今回は、私のパリ到着翌日に彼の家にチェンバロがあるので、練習させて貰いに行くと、ラファエルが朝10時ごろに来てSalut! Ca va bien?と再会を喜ぶと、今朝は4時半に起きてオスロから飛んできたよ。
と。10分くらい自宅の手紙などをチェックしたら、パリ市立音楽院に教えに。

その翌日は、スペインは飛んで別のコンサート。私は、時差もある為、一人でお先にMirecourtへTGV高速列車に4時間揺られて移動。

翌朝、スペインからCDG空港に到着したラファエルを、パスカルが車でピックアップして、そのまま4時間ドライブでMirecourtへ。
ランチを一緒に食べて、リハーサル後にコンサート。

Bizziチェンバロでしたが、何と鍵盤の横には持ち主のビジネスマン風の方の肖像画が!こんなチェンバロは、初めてでした。きっと自慢のチェンバロなんでしょうね!

教会でのコンサートは、特に寒いので、ホッカイロやらヒートテックを着て行きましたが、それにしても11度!寒い~~~~!!
こんなに寒いとチェンバロは勿論、チェロも冷え冷えになってしまう為、楽器を出せないとラファエル。
急遽、暖房を早めにつけて貰ったけれど、2時間後にやっと13度。2度Up!
本番は、更に夜で冷え込み、4時間ほど暖房をし続けても、何しろ天井が20mくらいある石作りなので、お客さんもコートを着たまま。

今回は、どんなチェンバロかも分からず、そして冬の教会の為、チェンバロソロの曲は超絶技巧というよりは、ゆったりと聞ける曲を選びました。
やはり、それが正解でした。というのも、指も凍えて、指先だけ切り取ったみたいな手袋をしたまま、演奏しようか・・・と言う感じですが、巨匠のレオンハルトは晩年いつも指先なし手袋をしていらっしゃいますが、あれも慣れないとモコモコするので、取って弾きました。

コンサート後にパチリ。

が、ドレスの下にズボンを履いちゃおうか?とパスカルと言う程寒かったですね。実際は、さすがにしませんでしたが、2人で大笑いしていました。

終演後、皆さんチェンバロを見に来たり、話に来たりで和気藹々としていました。

コンサート終了後、打ち上げでピザを食べ、何とラファエルが嬉しそうにカエルの足&ガーリックバター炒めを注文!

さすがに20人ほど居たフランス人の中でも、Non merciとパスする人達。
そんな中で、 ”けい、絶対味見してみなよ~鶏肉みたいに柔らかくて美味しいよ。” と皆が言うのと、1つだけ・・・
 人生初のかえるちゃん! (可愛そう~エスカルゴ=かたつむりも食わず嫌いで食べたことない・・・のに!)

確かに、柔らかかったですが、見た目が・・・
 本当にカエルの足をしておりました。

そんな楽しいDinnerを終えると深夜。
すると、 ワゴン車の後ろにチェロ二個、ヴィオラ・ダ・ガンバやスーツケースを積んだ横に寝袋を敷くラファエル。どうやら、車で寝ていく準備らしい。
ということで、翌朝にはオーストリア行の飛行機に乗って、別のコンサートへ行く為、
深夜ドライブ開始!

それにしても、フランスの田舎は真っ暗&凄い霧で先が全然見えません!鹿やら牛が出てきてもおかしくない田舎道です
Iphoneにインストールしたカーナビだけが、唯一の頼り。
私も時差で朝5時半から起きて約20時間起きている状態 なので、疲れがピークで助手席で
うとうと・・・していましたが、パスカルも夜中の2時くらいに限界!ということで、
急遽、後ろで寝ていたラファエルが運転を交代。

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そんなこんなで、 パリへ到着したのは朝の4時半。
あんなに車でのない、すいているパリは見たことがありませんでした。
セーヌ河沿いもとてもきれいでしたね。

その後、バタンキューでしたが、結局睡眠3時間くらいのまま、翌日の予定があり・・・
ということで、睡眠不足が続いた10日間でしたが、本当に有意義な時間を過ごせました。

そして、何よりもパリのホストファミリーの様なラファエル&パスカルと珍道中、色々なエピソードが
ありながら、コンサートをして、フランス各地の珍味を食べたりするのも、楽しいですね。

 さて、次回は一体どこの珍道中でしょうか?

Parisへ Vol.2

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朝焼き立てのpain au chocolat 【チョコクロワッサン】と、カフェオレと一緒に頂くだけで、幸せ~~と言う感じです。
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最近は、色々な東京のパン屋さんも美味しいらしい・・・とこれまた新発見中です。
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フランス人にとってパンは、日本人のごはんのようなもの。
フランス革命が、民衆がパンも食べれない・・・と聞いた、マリーアントワネットは、”では、ケーキを食べれば良いのでは?”と言ったという伝えが残っていますが、それほどに、パンはフランス人の食文化、生活にかけがえのない物であり、どんなに貧しい失業者でも小銭を集めて買える値段でパリでは売っているのです。
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なんと、朝からパリマラソンで多くの人たちが走っていました!
マレ地区ーセーヌ川を渡りーサン・ジェルマン地区は、とても素敵なお散歩コースです。

Parisへ Vol.1

11月半ばに10日間パリへ行ってきました。

帰国後、翌日にスイス大使館へランチへ行ったり、20人の生徒さんのレッスンに追われております。
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今、久しぶりにというか、3週間ぶりにパリの写真を見て、思わず
おお~~!やっぱりパリ♪

と一人でハイテンションになってしまいました。
本当に不思議な街ですね。
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今回は、行きはスイス経由で、何と嬉しい事にチューリッヒーパリまでの空路はアルプス山脈を眼下に、雲の中へ消えていく空の夕日が見えました。
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一生忘れることがないほど感動的で、それまでの約20時間の疲れがふっとんだほどでした。
刻々と変化する、太陽と空の色。
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今までに見たことのない様な不思議な色でした。
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そして、Door to doorで文字通り24時間後くらいに、パリ市内へ。
バタンキュ~~

しかも、パリのアパートで辛いのが、地上5階や6階でもエレベーターのない家が多いのです!
大きなスーツケースを小分けにして、何回か往復してやっと到着すると、

ふ~~~

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そして、こんな素敵な中庭が迎えてくれました。
左の紅葉している木は、みんな桜の木で、4月には満開のもと、パリジャン達がお花見のように、心地よく昼寝をしに来ていましたが、半年たちましたね。

さて、今回の滞在はどんな旅になるのでしょうか・・・

コンサートのお知らせ~バッカスの音楽~

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Jeudi Soir 汐留ホール
11月29日(木)汐留ホール

皆様こんばんは。
お久しぶりです。パリより帰国しました。

日本も急に冷え込みましたが、パリは日本より1カ月先くらいの冷え込み方で、
コンサートをした教会は11度の凍える中、暖房をつけても13度くらい・・・でした。

さて、明日、東京の汐留ホールにてパリからの友人で、チェンバロフェステイバルで二台チェンバロを共演
させて頂いた、野澤 知子さん&マチルド・エティエンヌさんのコンサートが日仏文化協会で行われます。

お知らせが遅くなって申し分けありませんが、残席わずかあるそうですので、
ご興味のある方は、”植山さんのブログを見ました”とおっしゃって頂けましたら、
3500円→3000円の割引価格になります。

ciedetrianon@music.email.ne.jp
(03)8606-0470
(割引は上記のメール、電話のみになり、日仏文化協会へ直接ご連絡する場合は、割引になりませんのでご了承下さい)

チェンバロと美しい歌声(古フランス語で歌ったり、語ったり)しながら、ワインと共に楽しむ
フランスのサロンの様なコンサートです。
彼女の素晴らしい、バロックジェスチュア、パントマイム、そして美しい詩の朗唱。
まだ体験されていらっしゃらない方、ぜひこの機会をお見逃しなく!

野澤 知子さんオフィシャルブログはこちらよりどうぞ。

パリ

寒さが増してきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

paris 001左から桒形さん、Jocelyneと一緒に。
一昨日、無事にJyocelyne CuillerさんのF.クープランのレクチャーコンサートが終了致しました。
桒形 亜樹子さんの和訳や進行が大変充実していたので、それに合わせてJocelyneの演奏と共に、お楽しみ頂きました。

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11年前にボストンで通奏低音を習ったチェンバロの先生Frances Fictchさんも、現在2月までフェリス大学で客員講師をしております。彼女が通奏低音の本を最近出版したということで、早速送って頂きました。
見る、聞くなど人により通奏低音の理解が異なる為、それに対応したチャプターで例題が載っており、大変興味深いです。

実は、明日パリへ出発です。飛行機では、この通奏低音の本が良い旅のお友になりそうです。
仙川コンサート後、ジョスリーヌさんの受付やレッスンに追われて、あっという間に出発になり、
朝の6時出発なのに、現在22時でまだ荷作りまだ何もしておりません・・・

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今日は、一日自宅でピアノ&チェンバロレッスンで、その合間に色々な用事をこなし、
16日のコンサートへ行く電車や、来週ベルギーへ行く電車を予約し、これから荷作り!

コンサートは、Nancyで乗り継ぐMirecourtという場所ですが、かなり寒いようです。
Nancyですでに0度に落ちているようなので、急いでダウンコートとブーツ、ホッカイロにヒートテック!(日本製品素晴らしい~~!)を用意しました。

では、またパリから写真などUpしていきます。
皆様もお風邪などひきません様に。

チェンバロフェステイバル終了!

10台チェンバロ
皆様こんばんは。
 10月7、8日は上野学園・石橋メモリアルホールにて、第二回チェンバロフェステイバルが開催されました。
10台チェンバロのリハーサルは、1日目の夜に初合わせで22時に終了して、2日目の朝9時から2回目&最後のリハーサルということで、私も急遽、上野学園のすぐ横のホテルを予約して、泊まり込みました。
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他のチェンバリストの方もお泊りが多く、去年もそうだったようです。
実際に一日目を終えたら、皆さんすでにかなりの疲労&リハーサル&マスタークラス&コンサートなどで目まぐるしく楽器の入れ替え、演奏者も交代になります。

【初めてチェンバロに触ってみよう!】というコーナーでは、コンサートを聞きにいらした方に気軽にチェンバロを弾いて頂くということで、皆様珍しげにチェンバロと記念撮影をなさる方、親子でガヴォットの連弾をなさったり、楽しいコーナーでした。演奏者よりも、遥かにバロック時代の衣装に身を包んだ方達が5-6人いらしていて、衣装をお借りしようか?なんて話していました。

また、1日目最後のコンサート:渡邊 順生先生のバッハ:フーガの技法で、最後の2曲は”1本腕が足りないから君の貸して!”と1カ月ほど前にご連絡があり、2回&当日コンサート直前に楽屋裏の廊下に設置されたチェンバロで練習して、本番!

ひえ~~

さすがに私も片手一本の出演とは・・・どんな顔をして舞台に出て行けばよいのか?
なんて考えておりましたが、きちんとプログラムにもお名前を書いて頂いた様で、クロコの登場ではないのかしら?(実際真っ黒を着ておりました)と言う感じでしたが。
舞台の裾で先生の演奏を聴いていて、動じない自分の世界をお持ちなんだなとすっかり【バッハのフーガモード】になりました。連弾は手がぶつかったりしてしまうので、そういう動作的な部分で慣れないと難しいですが、どうにか終わり、ほっと一息。

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その後に、ドキドキ!ワクワクの10台チェンバロの初リハーサル。
音を出すまでは、弾く10人もチェンバロ調律、移動をテキパキと素晴らしいオーガナイズで動いてくださった調律師の皆様も興味津々!

1曲ずつパートの振り分けも、チェンバロのポジションも変わるので、自分がどのチェンバロを弾くのかも覚えていないといけませんね。
面白いもので、同じ舞台の上で10台弾いても、全く聞こえない角度にあるチェンバロや、やたら聞こえてくるチェンバロなどで、誰も自分が弾いている時に、10台全部は聞こえません。
そして、指揮者の位置のみが全ての音が均等に聞こえるらしく、真ん中に置いたチェンバロの音は他の9人も聞こえやすいということが分かりました。
その為、一番大事なメロディーを弾く人やソロパートを弾く方、曲を熟知して指揮できる4人がそれぞれ4曲を率いました。さすがに指揮がないと、初合わせの際には左右の人が16分♪1つぐらいの時差やテンポの速さが違ったりしていましたが、本人達には聞こえない・・・などなど。

リハーサル中に誰かが客席へ行って全体のバランスを聞き、バスがあまりに重い部分は3人から1人のみ弾くことにしたり、メロデイーは4フィートを入れたり・・・など2回のリハーサルの限られた時間以外でみんなの知恵を絞り、ミーテイングをしていました。
IMG_080610台を演奏させて頂いた、野澤知子さん、西山まりえさん、 戸崎廣乃さん、副嶋 恭子さん

本番まで何が起きるか分からない!
という意味では、10人全員が内心ハラハラドキドキ!しながら、迎えたコンサートだったと思います。
それにしても、10台のチェンバロが並ぶのは圧巻ですね!

裏方さん達の素晴らしいオーガナイズ力を見て、これはフランスではきっとみんな困惑して無理だろうなと話していました。演奏したい人は居ても、仕切れる人が居ない?みたいな・・・(笑)
そういう意味では、本当に皆さんテキパキと素晴らしいかったです。

2日目の午前中には、パリの留学時代から色々と苦楽を共にした野澤知子さんとのコンサートがありました。
トムキンス、W.F.バッハ、ルルー、ピアツォラとスタイルが全く違いますが、急遽トークを入れる事になり、何を話そうか当日の朝の通しリハの最中や、移動のタクシーでぶつぶつ話しながら考えたり(怪しいですね!)
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二台チェンバロを一緒に弾いた野澤知子ちゃんとパチリ!

二台は8月半ば~10月始めまで1カ月半何回もリハーサルをして少しずつ練って行きました。
野澤さんは、私よりも緻密なタッチとスタイルを本当に良く熟知しているので、大変勉強になりました。
和音のアルペジオの仕方、伴奏の仕方、装飾、タイミング、ビートの感じ方などなど・・・
一緒に演奏しながら、まさに呼吸やリズムで感じて無意識のうちに少しずつ2人が近くなっていくのでしょうね。
ソロの本番とは、全く違うプロセスで本番はとにかく【集中】しないと落ちたら終わり!と言う感じで、
多分すごく怖い顔!をして弾いていたのでは?と思いますが・・・

二台の音色の違い(David LeyとBruce Kennedyの楽器)が区別できて、なおかつバランスの良い配置は、チェンバロのしっぽの部分を2台客席へ向け、弾いている顔しか見えない!ので、ビジュアル的には宜しくなかったと思いますが・・・
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10台チェンバロを弾いたメンバー:左から植山、曽根麻矢子さん、戸崎廣乃さん、野澤知子ちゃん、西山まりえさん

IMG_0813フランス仲間の曽根麻矢子さんと野澤知子さん・曽根さんの蝶ネクタイは、去年クリストフ・ルセが震災直後に来日公演の際に、終わって舞台裏で麻矢子さんへプレゼントしたイブサンローラン!です。

IMG_0814無事に終わって、打ち上げ~

無事に終わってみんなほっとしていました。
こんなに多くのチェンバリストに日本でお会いしたのは初めてで、本当に楽しい時間を過ごさせて頂きました。
また、来年もより多くの方がチェンバロに触れるフェステイバルになると良いですね。

11月

皆様こんばんは。
急に寒くなり、気が付けばもう11月ですね。

先週末は、仙川アヴェニューホールで仏日音楽祭のコンサートが無事に終了し、4人のフランス人アーティスト
も大変喜んでいました。ランチタイムコンサートへ多くの方にお越しいただき、本当にありがとうございました。

今回は、45分のショートプログラムということで、ゴルトベルク変奏曲1-15変奏曲(リピートなし)とフランス音楽のDuphlyデュフリを初めて弾かせて頂きました。お聞きになったピアニストの方から、”ドイツ音楽とフランス音楽は全然違うのね”とチェンバロ音楽を発見して頂いたようで、嬉しかったです。

チェンバロというと、敷居が高い感じがしますが、パリでは私と同じ世代のチェンバリストが沢山活躍し、1週間にヘンデルやシャルパンティエなどのバロックオペラのコンサートがあって、どれに行こうか・・・と迷う程です。
日本では、年に数回ほどでしょう。

そんな環境の違いはあっても、できるだけ初めて~チェンバロ好きの方に、気軽に聞いて頂ける機会をこれからも作っていきたいと思います。
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今回、驚いたのは13年前にボストンで通奏低音のレッスンを受けたFrancie Fitchというチェンバロの先生が、舞台から見えた時でした。そして、私の高校時代のフランス語の先生と一緒に楽しくご歓談し、コンサートを聞いていたそうです。こういう時、フランス語や英語で隣に偶然座って交流が深まるのは、楽しいですね。現在、Francieはフェリス大学で半年間チェンバロを教えに来ているので、横浜からわざわざ来てくださいました。

一昨日は、汐留ホールでもフランス人によるコンサートが行われ、私は御手伝いで行ったのですが、マスタークラスの通訳、コンサートの演奏前の曲目説明の通訳、突然!?譜めくり!!と合図され、急遽ピアノの横にかかしの様に立って譜めくりしたり・・・何でも屋さんでしたね。(笑)
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気が付くと、11月16日にフランスでのコンサートまで2週間になりました。
もうすぐパリへ飛ぶとはあまり意識がないのですが、7月ぶりです。

3-4カ月に1回のペースで本帰国してから、コンサートなどでヨーロッパへ行っていますが、丁度良いペースです。
やはり新鮮な音楽的なアイディアや教会など数世紀昔の空間で演奏をする事で、
多くのインスピレーションを自然に貰うと思います。

毎日見ていると当たり前に見えていたパリの景色も、”やっぱり綺麗!”と再び良さが見えてきます。
不思議ですね。外人が渋谷の交差点を(Oh~~~~!!!)と写真を撮っているのと同じ新鮮さですね。

今回の旅行で何が楽しみかというと、電車で二時間、お隣のベルギーへ、かつてラモーが演奏していたオリジナルのチェンバロ ヘムシュを見に行く事になりました。
これは、驚くべき事に個人のチェンバリストの方が持っているので、”見に来て良いよ”ということになりました。

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本帰国をした今となっては、ヨーロッパへ行ける機会は限られていますので、やはりヨーロッパに行ってしか体験できない事を優先して、時間を過ごしたいと思います。

では、あと10日間はレッスン、引っ越し、新曲の練習に励む毎日です。
皆様もどうぞお風邪などひかれません様に。

 

ゴルトベルク変奏曲

皆様こんばんは。
すっかり、涼しくなり寒いくらいですね。
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きっと、パリはコートにブーツですね。
紅葉が綺麗なパリの秋は、あっという間に過ぎてしまうからこそ、美しいといつも感じていました。
10月~4月の約半年は、3日~5日続いて曇り・・・
が半年も続き、何となく街を歩いているパリジャンも下向きがちだからこそ、夏になると
みんな太陽を求めてバカンスへと旅立ちます。

フランスでのコンサートまで約3週間となりましたが、
その前に!!3日後に仙川でバッハ:ゴルトベルク変奏曲とデュフリーを演奏予定です。

ゴルトベルク変奏曲は、11年前にアメリカで初めて習い、毎週3つずつ3~4カ月に渡って、Peter Sykes先生に1から教えて頂きました。あれから、年月がたち、思い出深い曲となりました。
この曲は、全てのチェンバリスト、そしてピアニストにとって、特に思い入れの強い曲になるのでは
ないでしょうか。
10月27日(土)14時~からは、ショートコンサートですので、繰り返しなしで前半のみ演奏しますが、やはり長くてもアリアー30変奏曲ーアリアと通して聞いて、バッハの描いた壮大なスケールの傑作が見えてくる気がします。
勿論、その断片だけでも、”これは、ただものではない!!”と感じるのですが。
無駄な音が一音もないと、感じます。
全てに意味がある。
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バッハは、どんな気持ちで1音1音を書いたのでしょうか。
ストラスブール近郊で見つかった、”バッハの赤い鉛筆の注意書き”の入った楽譜には、
スタッカートの印しなど、後から追加したものが見受けられます。
なので、点1つでも大きな意味があるのですね。

自分の存在は、この曲の足元に及ばない・・・とエベレスト山の様に感じますが、
いつも等身大の自分で、あるがままの自分でしか弾けない=今の自分を鏡のように映し出される曲です。

まるで何回同じ山へ登りに行っても、その都度違う部分で己の姿を見せられ、
自分の心がリセットされるような、そんな曲です。
とても理論的、構築的に考えられ、対位法を駆使した曲ですが、そんな計算すら全て超越してしまった、
美がこの曲の根底に流れている気がします。
果たして、バッハは天才だったのでしょうか?
それとも、私たちが想像を絶する努力家だったのでしょうか?

仏日クラシックフェスティバル a 仙川

皆様、こんにちは。
気持ちの良い秋晴れですね。
コンサート表面
チェンバリストは、いつも楽器の為に湿度を気にして除湿機、加湿器、冷暖房を入れて、
繊細な楽器の維持に四苦八苦しております。
夏の間は、湿気が75%まで上がり、一日中除湿機&冷房をかけないと、チェンバロの中にカビが生えてしまいます。
現在は43%まで下がり、これはまた乾燥が始まり、加湿器の季節が始まります。40%以下になると、響板がパリパリ!っとヒビが入って割れてしまったりします。何しろ響板(弦の貼ってある薄い板)は1mm-3mmだそうです!

パリに居た頃は、年間を通して40-60%で極端に蒸れたり、乾燥することはなかったのですが、日本の気候の中でどのように楽器管理をしていくか、工夫しています。
さて、気が付いてみると【仏日クラシックフェスティバル a 仙川】まで、
一週間となりました。
パリから4名のフランス人アーテイスト(ピアノ、ヴィオラ、フルート)も来日し、
コンサートやマスタークラスを開催します。
日本からは、チェンバロ:中野伸一郎さん、私、フルート:東條茂子さん、ピアノ:末高 明美さん
などが出演致します。
2012 コンサート裏面
気軽にパリのコンサートを日本でも味わえる、貴重な機会です。
45分のショートプログラムで6公演マラソンのように楽しんで頂けます。

お時間のある方は、是非お気軽にお越しくださいませ。
詳しくは、このサイトのコンサート欄よりご覧くださいませ。
お庭に3株だけ植えた【日日草】が何とこんなに成長し、タイルの間からもニョキニョキ!
自然の生命力に元気を貰いますね。

ジョスリーヌ レクチャーコンサート

いよいよ明日の開催になりました!当日ご参加もお席ございますので、是非お越しくださいませ

 

「Les préludes・プレリュード」
François Couperin: L`art de toucher le Clavecin

 フランソワ・クープラン【クラヴサン奏法】
レクチャーコンサート
ジョスリーヌ・キュイエ(ゲスト)

11月10日(土)2回公演 (同じ内容)
午後の部14:00-16:30  夜の部18:30-21:00)

 場所:Studio Trianon(最寄駅:JR御茶ノ水、湯島駅、末広町駅、本郷三丁目11月9日現在、昼の部・夜の部お席ございますので、当日ご参加ご希望の方は、会場へ直接お越しくださいませ。

会場:Studio Trianon
〒113-0034 文京区湯島2-14-3
tel: 03-6806-0470

google地図検索で出てきます

一般:3000円 学生1500円
協賛:日本チェンバロ協会

お問合せ&申し込み先:植山
www.kayueyama.com

【ジョスリーヌ・キュイエ レクチャーコンサート申込み】は、こちらよりお申込み頂けます。

 

ジョセリーヌ・キュイエ女史を迎えてフランソワ・クープラン「クラヴサン奏法」の勉強会を行います(フランス語通訳有り)1717年、第2巻の曲集と同年の出版の貴重な作曲者本人の理論書は、何回読み直しても、新たな発見の連続です。

チェンバロを志す方にとって、フランソワ・クープランの【クラヴサン奏法】は、まず始めに必ず習う教本で、
今でもフランス、ヨーロッパ、アメリカ、日本でも愛用されています。

なかなか東京で、フランス人によるクープランのレクチャーコンサートを聞くことができません。
そんな貴重な体験を東京でもできるように!!と企画させて頂きました。ご興味のある方は、どうぞご参加下さい。

 チェンバロ初心者、愛好者~プロの方まで、大変興味深い内容で、日本語の通訳付きですので、クープランの音楽と説明を身近に聞き頂けます。

質問コーナーもありますので、フランスのスペシャリストに弾いていて分からない疑問なども直接お聞き頂けます。ジョスリーヌさんは、私のパリの恩師であるユゲット・ドレフュス(82歳)の同門下の大先輩にあたります。

 

Jocelyne Cuiller:フランス・ナント市のコンセルバトワール・チェンバロ科と通奏低音科の教師を25年間務め、東京のフォルジュルネ祭にもバッハのコンサートで息子さんのBertrand Cuillerさん(チェンバリスト)と旦那様のDaniel Cuillerさん(バロック・ヴァイオリニスト&STRADIVARIAの指揮者)と来日なさり、ソロや室内楽コンサートに出演なさりました。
大の親日家でもあり、三島由紀夫とC.P.Eバッハのアルバムを含む3枚のCDが全てフランスでDiapasonD`orなどを受賞し、C.P.E Bachやフランス音楽に定評があります。

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