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claveciniste et pianofortiste

ただ今東京リハビリ中/en trains d’adaputation

皆様こんにちは。
帰国して1週間たち、時差もようやく戻りました。
もともと、時差治しに5日くらいかかるので遅いですね。
戻ってきて何だか心も落ち着き始めている気がします。
時間の流れ、感覚がやはりパリに居る時と違いますね。不思議です。
お風呂&勝手口から見える隣の植木屋さんのもみじ。自分の庭でないのに自然が見えるというのは貴重&嬉しいですね。
何とも説明できないのですが、

自分の国にいるという安心感。
家族や友達がすぐ身近にいる。
ほぼ毎日見える青空。
12月と思えない暖かさ。
    などでしょうか。
さすがにモミジの紅葉をシャンゼリゼのクリスマスイリュミネーションを見た後に見えるとは思いませんでした。冬ー秋に戻って得した気分です。

お天気が精神に及ぼす影響というのは、秋冬ヨーロッパに居ると日照時間が10-4時くらいで短く本当に滅入る&凍える寒さで家に籠りたくなり、初めて日本の冬はいいな~と気が付きました。
ボストンも北海道と緯度がほぼ同じなのでマイナス15度まで下がり、肌を刺すような寒さですが、すかっとBlue skyが広がっていると心は晴れ晴れしますね。

さて、東京リハビリ中というタイトルですが、本当にそんな感じです。
渋谷や新宿へ行くと改めて人の多さにビックリ。
パリの北駅などでも歩いている人は3分の1くらいではないでしょうか。
東京の方が密=人の波に乗れないと困るのですが、渋谷で乗れなくてウロウロ無意味に歩いている自分が居て、これって?乗れてないってこと?みたいな。が~ん。(苦笑)皆さん無意識だと思いますが。
パリの北駅では、人の波に乗るというよりも【スリ&怪しい人に注意!!】というアラームがピコピコ全身に走り、その理由で足早になるという感じで意識する部分が全く違いますね。
人種が入り混じって自分を守らないといけない本能が自然に【ON】になるので、その分緊張して生活していると思います。そういう緊張は日本では勿論OFFになれる部分は本当に楽です。
やっぱり自分の国だから全くそういうことは意識しないですね。
それにしても何て日本は便利なのでしょうか。
隅々までの細やかな配慮が公共施設や駅、お店など全てに行き届いているのはさすが同じ細やかな感性を持った日本人が提案、発案する視点だからだなと思います。
唯一アメリカやN.Yは東京より時間の流れが速くてみんな急いで、まさにTime is moneyの感覚で走り回っているようですが、大学都市のボストンはもっとマイペースでハーバードやMITの学生も気ままにTシャツ&短パンで夏は日向ぼっこをしたながら大量の読書をしたり、ラフでいいですね。

パリでも勿論みんなお天気が良いと日向ぼっこ&日焼けを海辺の様にビキニでする人たちも夏はよく見かけますが、やはり冬季の日照時間の短さから本能的に【太陽だ~~】と思いっきり浴びたくなるようです。

さて、CDのジャケット文章の翻訳は進んでいるかというと、ぼちぼちですね。
時差の時に朝4時から起きて日本語を変更ー英語ー仏語と数時間かけて書き、友人にチェックをメールでお願いしてますが、思っていたより大仕事です。
日本語は勿論自分でチェックをできるので簡単ですが、一番デリケートなのはフランス語。
文法的に合っていても、もう1人のフランス人の友人にちょっと見て貰ったら、それは現実的な書き方。もうちょっと綺麗な書き方があるよと。
う~ん。
ということで、どうにか今週中に文章は書きあげないとデザインしてくれるパリの友人が待っているので送らなくては・・・

昨日は、上野学園のシリーズ、曽根麻矢子さんのクープラン全曲コンサートへ行ってきました。
2年くらい前にフランスで出会ってからパリへいらっしゃる際などにお会いしたり、チェンバロのこと、録音など、私のまだ経験していないことなどを、ベテランの麻矢子さんよりアドヴァイスを頂いてますが、日本でチェンバロを勉強していない私にとってとても貴重な方です。
1週間前に偶然同じ日にパリから帰国し、その1週間後には圧倒的な集中力で観客を魅了し、本当にパリの雰囲気を感じるコンサートで素晴らしかったです。勿論チェンバリストとして多くの人が魅かれている思いますが、実際に人間性を知ってさらに親しみやすい方というのはいいですね。色々な意味で尊敬しているチェンバリストです。
パリで滞在が重なっているとカフェやショッピング、素敵なムッシューのお宅の素晴らしいチェンバロで弾いたりして、いつでもどこでも暗譜で何でも弾けちゃう!というレパートリーの多さ、百戦錬磨の経験と自信から出る全く鼻にかけない自然体というのは、目を見張るばかりです。
ということで、今日はじっくり録音のテイクを聞きます。
それでは・・・

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