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claveciniste et pianofortiste

やっとこさ終わりました/Enfin c’est fini!

皆様、こんにちは。
コンサートが終わり、お礼状の印刷、宛名書きなども終え、やっとこさ終わりました。
ふ~~~~~”っと肩の力がやっと抜けました。
パスカルはパリへ戻り、普段のレッスン等に追われているようです。ラファエルは、日本公演の次の台湾ツアーで台北でコンサート、マスタークラスをしてフランスへ戻る予定です。
去年11月に行ったドイツ・ワイマールの広場
2人とも、特に一番親しい同僚でもありましたが、今回の来日で益々日本の色々な良い面や知らなかった事、日本人の礼儀正しさなど、パリでは体感できない、ありのままの日本の姿を見て貰い、大変喜んで頂き、益々よき理解者&仲間になった気がします。
二人は観光名所よりも、私の自宅のローカルな住宅地の佇まい、静けさ、夜でも安心してお散歩のできる治安の良さ、商店街の裏道一本入った、超ローカルな【丼ぶりや】など、とっても気に入っているのが可笑しかったです。
アメリカ人だったら、きっと六本木ヒルズや東京タワー、美味しい焼肉の方が良いというかもしれませんね。
可愛いクリスマスリースが日曜日の市場で売っていました。全部ハンドメイドですね。
フランス人は、そういう点【自分の価値観】に合ったものを楽しみ、決して贅沢である必要はなく、自分が良いと思うものがあればハッピーという、私も共感する視点なので、案内も楽でした。そして、とても自立しているので、ずっと【お客様として誰かに面倒を見られる】よりは、電車の乗り方、地図を教えて、自分で歩く自由時間がある方が好きな感じですね。
実際、私もフランスで田舎町へ行ったときは、ずっと誰かと一緒だと息が詰まってしまうので、1人や友達とお散歩や、見たことのない小さな村や町、地元っぽいレストランへ行って【ちょっぴり探検】するのは、地方コンサートの楽しみでもあります。
何よりも、2人とも東京で演奏できた事がこの上なく嬉しかったようです。
よくゲーテが通ったレストランが今でもあります。ゲーテの住んでいた家(現在のゲーテ博物館はすぐ隣です)
今、振り返ってみると、この4年ほどパリで色々なコンサートをフランス中で一緒に演奏できたベテランのお二人を迎えて、東京でコンサートを行えたことを、本当に嬉しく思っています。
今回実現できたのも、ホール、チェンバロ運搬、チケットセンターなど色々な方がたのご協力があり、実質、ちらしができあがったのはコンサート5週間前という異例の短期間での準備でしたが、無事に終わりました事、心より感謝致します。
そして、コンサートに足をお運び頂いたお客様、またこのブログを見に来て頂いている方がたに、心より感謝しております。
アンケート用紙に、ブログを見てきて頂いた方もいらっしゃり、本当にありがたいな~と思いました。
12月の帰国時には何も予定はなかったのですが、この5か月間、自然の流れでCD制作、パリ公演、日本公演と休みなく、良い流れで物事が進んだことも、本当に感謝の気持ちで一杯です。
今やっと、ほっと一段落し【さて、どうしようかな?】と今後の予定を落ち着いて考えれるゆとりができました。
10月にCDを出したフランスの会社のアーテイストが来日公演をするのですが、その公演に私も参加させて頂く予定なので、何を弾こうか考え中。
久しぶりにスカルラッテイなど、快活なパリパリとして音楽に挑戦してみようかな?なんて思っています。
バッハ、ゲーテ、リスト、シラー、マルテイン・ルターも闊歩したであろう石畳。15分で街がぐるっと周れてしまう様な可愛い中世の町のままです
また、秋には2台チェンバロのコンサートをする予定です。
2台チェンバロというのは、1台よりもさらに豪華な響きで、弾き手も聴き手も大変楽しめます。
しかし、練習もチェンバロが2台ないとできなく、中々練習できる場所を見つけるのも大変であったり、あまり普段聞くことのないレパートリーです。
しかし、せっかく10月に演奏予定なので、年末~年始にも、シャンパンやワインと共に、素敵なサロンコンサートができたら良いなと思っております。
パリでは、チェンバロ制作家のアトリエでコンサートがあったり、とても気軽に楽しめる場が沢山ありますが、日本では、まだまだ珍しい楽器かもしれません。
今後も楽しい仲間と、色々なチェンバロのコンサートを企画して行きたいと思っておりますので、皆様、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

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