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claveciniste et pianofortiste

エメラルド・グリーンの湖!

澄み切った青空の中みんなでドライブ!
10日間、南仏で、朝から晩まで、寝ても覚めても、チェンバロを弾いているか、聞いているか、リハーサルをし、その合間には図書館で珍しい、作曲家の自筆譜や、初版譜をあさるという日々を過ごしていた。
最後の2日間は、2つコンサートで演奏することになっており、ソロ曲のほかに、バッハの2台の為のコンチェルト(とっても良い曲だけど、一番難しいC-dur:最終楽章はフーガ!)を、とても上手なポーランド人のチェンバリストと弾くことになっていた。

この期間に1日、気分転換のOff Dayがあり、湖で泳いだのは、最高だった。
始め、湖・・・・
海でなくて、湖・・・で泳ぐ?!
とあまり実感がなかったが、くねくねと曲がるプロヴァンスの田舎道を1時間ほど、ドライブし、ある時、視界にエメラルド・グリーンの湖が!!
え!!!

予想以上に大きく、また水の透明度が素晴らしい。
通り過ぎた橋の下には、大自然の中、人々がカヤックやボートに乗っている。
うわーーーーーーーーーー!
あれ、やりたい!
ブリジル人のジュアンとポーランド人のゴーシャも必死に漕ぐ!
ということで、その後、初カヤック体験をしたが、一緒に乗ったのは、チェンバロも、まるでオートバイに乗っているような、凄いスピードで突っ走って弾く、ロシア人の女の子!
右、左、右、左! 左! 左! と、彼女は勝手に言いながら、取りあえず、それに合わせて後ろで私は漕いでいたが、なかなか面白かった。

その他にも、足漕ぎペダルボートがあり、みんな犬まで乗せて、なんともバカンス気分。
おーーーーーー。
フランス人がバカンスをなぜ田舎で過ごすのか、多いに、田舎の魅力を感じた日であった。
夏のパリは、パリジャンが居なくて、がらがらになる。
しかし、それ以上(?)の観光客が世界中から来るので、観光名所は、凄い人でごった返し、何カ国もの違う言語が聞こえてくる。
フランス人の友達が面白いことを言っていた。
フランス人は、普段はけちだけど、みんなバカンスの為に働いている。
だからバカンスでは、贅沢して、旅行をし、多いに食べ、飲み、最高に楽しむそうである。

なるほど、ラテンの生き方
しかし、今回の経験を通じて、私も知らない間に、今度は南仏の小さな町を転々と、車でドライブして回る旅なんてどうだろう?!などと、既に次のバカンスのことを思い描いてしまう・・・・・

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