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claveciniste et pianofortiste

パリコンサート・ラジオ放送/France Musique Radio

皆様こんにちは。
日本はすっかりお正月モードでしょうか。御節を食べ、TVの特番を見て、親戚と会い・・・なんていうので、あっという間に3,4日過ぎてしまいますね。
そして、日頃は会えない多くの人にも会える特別な時期ですね。
パリは、すっかり“休み明けモード”ですが、”お正月をパリで!”という観光客は多い様で、零下の朝からルーブルの前は行列が続いているそうです。
さて、2010年12月13日にパリ・Theatre de Buffes du Nordでのコンサートがライブ録音され、2011年1月6日、7日と2日に分けてランチタイムに放送されることになりました。
まだ私も聞いていないので、一体どんな感じ?になっているのか分かりませんが・・・
便利なのは、聞けなかったり、聞き逃しても1ヶ月間はオンラインでいつでも聞けるようになっています。
France Musiqueの1月6日のサイトはこちらから。
①画面が出たら、右上のヘッドフォンのマークに(re)ecoute(もう1度聞く)をクリック
②自動的に音楽がダウンロードされます。100%までダウンロードすると自由にアイコンを動かして好きな部分を聞けます。5番はちょうど34分くらいからになります。
12:00-14:30 1月6日:バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番、第4番、第5番 
12:00-14:30 1月7日:バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番、第6番

ブランデンブルグ協奏曲は全6曲あり、1曲ずつソロの楽器の組み合わせが違うのがとてもユニークで6曲聞くと完結という感じですが、1曲ずつも特色があり面白いです。
余談ですが、バッハは英語・フランス語で“バック”、ブランデンブルグ協奏曲をフランス語で“ブロンブルジョワ Branbregeois”と言います。始め名前を聞いてもチンプンカンプンでした。
1月7日に放送される5番はチェンバロ、ヴァイオリン、フルートの3つの楽器がソロとして掛け合いなど絶妙で名曲として知られています。
1楽章の5分にも及ぶチェンバロのソロが有名で、チェンバロソロの協奏曲並みの難しさです。ほとんどのチェンバロ曲は初見で弾けますが、唯一今までに何回練習しても弾けない!というのがこの曲でした。真っ青~!初めて弾いた時は何と怖かったことか~~~という感じでしたね。
そして指が回っても、当たり前ですが、その後“どう弾くか”、分析するか、何を伝えたいか、5分間のバッハの音楽を掘り下げていくわけです。
この2年間にありがたいことに10回くらい弾かせて頂く機会を頂き、毎回、勿論緊張の連続な分けですが、今回は何だか始めから楽しめて弾けました。
というか、12月のブログを見て頂けたら分かりますが、何と舞台に1人で出遅れてしまい!
”やってしまった~~”と苦笑しながらの登場・・・
だった為、お陰で緊張は吹っ飛びました。
さて、それがどう音になっているかは聞いていないので何とも分かりませんが。
毎回このカデンツァは弾いてる最中に普段より“間”を取ってみたり、逆に早くパッセージを弾いてみたり、歌い回しが結構不思議に変わるので、毎回自分の中でも発見があります。
そして、勿論、あれ?っというハプニングもあったりするのですが。今回もありましたね(笑)
早いパッセージでだ~っと弾いている時になぜか? 指が一瞬鍵盤につかえて?しまい、
リズムがちょっと不思議!?でしたが、まあ、そのまま行きましたが。
一体どうな風に聞こえるのでしょうか・・怖いような。でも知りたいような。
知らぬが仏で聞いて物凄いショックに陥る可能性もあり!?
本番の最中の一瞬というのは凄く長く感じたり、スローモーションで妙に覚えて居たりするのですが、常に時間は過ぎていくのでいちいち1秒前のことに固執すると、もっとボロボロになることがあります。
そして後で録音を聞くと、“あの”スローモーションやバラバラに崩れた瞬間→
物凄いショック→
1人でとってもブルーになった
後に恐る恐る録音を聞いてみても、実は2,3秒の間のことで、一瞬何が起きたの?状態になっていたとしても引きずらないでそのまま行けた方が結果的には演奏レベルが保たれたりします。
一番笑ったのは、ミスして落ち込んでいた部分が実はオーケストラの音で隠れて結局ほとんど何も聞こえなかった時!
今までに数え切れないほどのミスは勿論人間なのでしてきましたが、
例えミスをしたとしても、頭の中も含めて停止しない。
常に先さき・・・1秒後が今になるわけなのでとにかく動揺せずに続けることでしょうか。
いつもの様に話が飛びましたが、果たして、フランス以外でもこのラジオがダウンロード、聞けるのか分かりませんが、インターネットなので多分聞けるんでしょうね。
ということは、フランスの生放送をそのまま日本で聞けるのでしょうか?!
すごい世界になりましたね。
今年も“音楽盛り沢山”で有意義な年にしたいと思っています。
2011年が皆様にとって素晴らしい年のスタートになりますように!

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