• Go to Japanese Page
claveciniste et pianofortiste

夜な夜な翻訳/la traduction

皆様こんばんは。
お正月休みも明けましたね。どんなお正月を過ごされたでしょうか。
バッハのテイク選びが1か月かかって終わり、今度はエンジニアに全ての詳細を書いた楽譜を丸ごとスキャンするか郵送して、Exlsファイルにまとめてメールで送る作業、2枚目のDupor全曲チェロソナタの編集チェックを終え、同時にバッハのジャケット文章(21ページ)の3か国語の翻訳チェックに追われております。ということで、只今3時半!
この間、同じ英語でもアメリカのBroken英語とBritishのきちんとした格式高い英語とは全然印象も違うし、発音や話し方でこちらの【教養】も特に初めて会った人は判断するよねと知人と話していました。
彼は、
イギリス人と話す時はBritishの発音で“Would you like to have a cup of tea?”N.Yでタクシーに乗る時は、思い切りBrokenの“Hey Ma~~n!What’s up?!”ミネソタ州のど田舎の発音、ドイツのど田舎の発音、イヴ・モンタンのフランス語の発音、インド人の英語の発音・・・と話し分けて遊んでいます。
ドラエモンのポケットの様に色々あると便利ですね。
これは、頭よりもどちらかというと耳が良く、パリやボストンに居る5か国語以上をペラペラと話してしまう友人達も普通にできることのようです。
例えば、
①ロシア人の英語=Rが強い、ツの発音が多い、
②フランス人の英語=Hが発音できないから、hungry(空腹)もAngry(怒ってる)もアングリーと同じ発音になってしまったり、イントネーションが全くフランス語のまま英語を話す
③イタリア人の英語=Rの発音が巻き舌
④アメリカ人のフランス語=Rが喉の抜くのでなく、全部英語のRrrrrになっていて、イントネーションも英語の様に抑揚が波の様にバウンスしてますね。
の真似などなど。面白いですよね。真似が上手い人ほど、本当にその言語が話せるので勿論発音が良いわけです。
でも、一番笑えないのは
⑤日本人のフランス語
これは、私も嫌というほど痛感していますが、カタカナ発音になると、まるで通じないことがあります。これは私にとってはジョークにはならないけど、フランス人にとってはジョークになるでしょうね。そう考えると、人をバカにしてはいけませんね。罰が当たりそうです!まあ、発音の癖ということにしましょうか。でも、癖を知ることで改善できるということは、確かですね。
発音&文法改善のためにフランス語レッスンも東京で早速始めることにしました。
余談ですが、この間TVの【徹子の部屋】で西田敏行が【与作】をフランス語風に歌ってみるという場面がありましたが、本当にフランス語に聞こえる!!あれにはかなり受けましたね。
あと、親戚のおばがパリへ来た際に全くフランス語を話さないのに友達に何でも良いから
【新聞くれ】って言えば大丈夫よ。と言われたそう。
しんぶんくれS’il vous plait(お願いします。pleaseの意味)
大笑いして、実際にオシャレなサン・ジェルマンのカフェでコーヒーを頼むときに、ギャルソンが来ておばに【un cafe(アン カフェ しんぶんくれ!)】って言ってみて。と。
挑戦したら、見事にコーヒーが来ましたね!
これは、日本語でも【お願いします】の【おねが】くらい聞けば大体意味が分かるのと同じだと思いますが、受けました。
また、同じラテン系の言語ではフランス語、イタリア語、スペイン語、南米のスペイン語(スペインと表現や発音も違うようです)、ポルトガル語などは、まるで東京、東北、関西のイントネーションの違いと同じような近さではないかと思います。
なので、いつもずるいな~と思います。
フランス人がイタリアへ行くと、なんちゃって語尾をイタリア語風にすると通じているような。
【情報】
Information(英・仏)Informazioni (伊)
【チーズ】
Fromage(仏)Formaggio(伊)
ということで、相変わらず話が脱線していますが、書こうと思ったのは同じ日本語の文章を英訳するにしても、日本語教育の英語とハーバード卒の格式高い英語の差!これは、当たり前ですが凄い違いです。
例えばこの文章です。
①原文:日本語日本に住んでいた幼少のころ、よく【バッハは本当に居たの?】と思うことがあった。
②仏語:Quand j’étais petite, au Japon, je me demandais : « Est-ce que Bach a vraiment existé ? »
③英語:私の翻訳=簡単な単語
When I was young living in Japan, I used to ask myself « Did Bach really exist ? «
④英語:ハーバード卒の英語Growing up studying Bach’s music on the piano in Japan in the twentieth century, I often used to wonder “Who was this ‘Bach’ who lived three hundred years ago in Germany?”
この④を見た時に、ぬお~~~っと思いましたね。
まさか【20世紀に】なんて入れるとわ思わなかったですね。
その後に17世紀のチェンバロが・・・と本文中に出てくるからそうしたのでしょうか。
というか、バッハがドイツ人だったことすら、私は子供の時は知らなく、どこそれ?状態だったと思いますが。
という感じで、1行1行翻訳も違うので面白いですが、さすがに仏語の小さな文章のニュアンスまで分からないので、とにかくネイテイブの人に聞くのが一番確かです。
ということで、そろそろ寝ます。それでは、今年も皆様にとって素晴らしい年になりますよに!

Blog archives

Latest blog entries

Kay Music Academy