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claveciniste et pianofortiste

山梨古楽コンクール受賞者演奏会/ Winners Concert of the Yamanashi Baroque competition 

山梨のコンクールから1年後の2006年4月に翌年の旋律楽器の部門のコンクールが開かれた。
その際に、第20回を迎えるコンクールを記念して過去の1位の受賞者と、前回の19回の受賞者計9人を交えて大掛かりなコンサートをすることになった。
偶然にも、去年2位になったチェンバロの福間彩さんは、私とアムステルダム音楽院を同年に卒業してフランスへ移り、同じパリに住んでいた。
その為、彼女の室内楽曲の伴奏を私が弾くことになり、リハーサルも2台のチェンバロを使って行うことになった。
当初私は、ソロを弾こうと思っていたが、せっかく2台チェンバロで演奏できる機会なので、普段あまりしないことをしようと思い、二短調のバッハのコンチェルトを演奏することにした。
福間さんには、オーケストラパートを弾いて貰う事になったが、ほぼソロと同じ重要なパートが凝縮されている。
コンサートの4月に向けて、2月頃からリハーサルを何度が繰り返し、山梨の本番に臨んだ。2台チェンバロというのは、意外に難しく、フレーズごとに細かいアーティキュレーションを決めて、揃えないと、ばらばらに聞こえてしまう。また、2台の音が1つに混ぜ合わないと、全体のハーモニーなどがきれいに響かないので、ソロとは全く違う要素が含まれる。
しかし、福間さんとお互いの意見を出し合いながら、練っていったリハーサルは、とても貴重な体験となった。
テレマンのトリオソナタを演奏したメンバー。左から私、リコーダーの太田光子さん、チェンバロの福間彩さん、ガンバの福沢さん
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また、福間彩さんの選曲したテレマンのトリオソナタで共演させて頂いた、リコーダーの太田光子さんの演奏がとても印象的だったので、9月の東京リサイタルにゲストとして出演して頂くことになった。
こうやって、色々な人との縁が繋がっていくのは、嬉しいことだ。

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