皆さんご無沙汰しております。
パリはすっかり冬の始めという感じにここ4,5日で冷え込み始めました。
紅葉の葉っぱもほとんど散り始め、今が最後のお散歩を楽しめる時期でしょうか。
アルルの木組みが残ったままの素敵なホール
さて、11月はオーケストラ ” Les Siecles”の南仏アルルとラ・ロッシェルという大西洋側の素敵な街でコンサートがあります。
今回は9月にすでにパリ郊外であったコンサートの2,3回目でアルルでは録音もコンサートと同時に行われる予定です。バッハのブランデンブルグと同時に現代音楽の作曲家マタロンの作品も演奏されます。
お恥ずかしいのですが私も知らない作曲家だったのですが、大変有名な方らしく9月のリハーサルとコンサートにも作曲家自身が来て、指揮者とテンポ感や音響、楽器の配置に至るまで細かく練っていました。
アルルの演奏するホール客席。もちろんピアノでなくてチェンバロで弾きます!
Le dimanche 15 novembre 2009 à 11h00
2009年11月15日 朝11時より アルルにて
Les SIÈCLES
François-Xavier ROTH, direction
Martin マタロン: Trame 2
Martin マタロン: Trame 8
BACH : ブランデンブルク協奏曲 第3番
BACH : ブランデンブルク協奏曲 第5番
その次回はLa Rochelleという地方のLa Coursiveという場所で最後のコンサートです。
同じプログラムで11月20日夜8時30からです。
La Rochelleの近代的なホール
ブランデンブルグは1年以上前にパリで初めて弾きましたが、バッハのチェンバロ協奏曲よりも難しいのでは?という5分間に渡るチェンバロのカデンツァがあるので、9月からせっせと練習しています。
今は同時に6年前に1年間かけて少しずつ勉強したバッハのゴールドベルグ変奏曲を再度自分で取り組んでいます。
やはり、自分に挑戦する曲に取り組まないと、怠けてしまいますので。
6年前の楽譜は色々とカラフルに3声部など塗ってありますが、今の視点で改めて新鮮に見たいと思い楽譜を買いなおしました。また、バッハの自筆譜は残っていないのですが、彼の死後に出版された1800年代の初版譜のファクシミリがあるので、音や細かいアーテイキュレーションなど少しでも疑問があると、初版譜でチェックをしています。
現代の改訂版や日本の出版社は丁寧に説明や編集者の視点で音楽の大事な表現となるスラーやスタッカートなど詳細を勝手に変えてしまっているものも少なくありません。その為、実際の作曲家が伝えようとしていることが見えにくくなることが多いため、できるだけ手に入る作曲家の時代に出版されたファクシミリなどを参考に勉強していくと、色々な発見があることも多いです。
こんな大きなホールできちんとチェンバロのソロが響くのかちょっと心配ですが・・・
結局250年前のどの様に演奏されていたかは誰も聞いたことがないわけですが、”自分がこう思う”と音楽を通して主張するタイプと、”作曲家が思い描いていた音楽をできるだけ忠実に表現したい、近ずきたい”というタイプの演奏家に分かれます。
私は、自分の個性をむき出しにして音楽をすることにあまり興味はなく、後者の観点で追求したいと思っているので、やはりバッハを演奏するならばピアノよりチェンバロ、そして楽譜も初版譜で・・・と思います。
個性を出そうと思わなくても、すでに私の音楽の視点自体が個性なのであろうから、あえて自己主張をすることはないと思います。これは、1人1人が違う”声”を生まれ持っているように、違う”音”を持っているのではないか?とある日思いました。
私は、まだまだ作曲家や楽器、曲などをリサーチする”おたく度”が足りなく無知な部分も多いので、勉強することは山ほどあると思います。
これはきっと一生続くと思いますが・・・一生勉強ですね。
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