皆様こんばんは。
500通のDM郵送が終わったと思ったら、パリ行への荷作り&コンサートの楽譜コピー(100枚位)&チケットお申込みがあった時の返信のお手紙&パリコンサートのチェンバロレンタル(まだ見つからない!)などなど・・・
追われており、結局チェンバロを練習できたのが22時過ぎ・・・という事で迷惑ですが気が付くと24時手前。
そういえば、バッハ録音の直前も何かに追われて練習できなかった時、隣人の方がお留守の様だったので!?チェンバロの蓋を閉めて、夜1時くらいまで弾いていた事がありました。
よく苦情がきませんでしたが、チェンバロの音は、80歳のちょっと耳が遠くなった方の見るTVの爆音(!!)よりも遥かに小さいと思います。
ピアノの低音の振動が一切ないので、パリでもずっと【普通のアパート】に入居して問題なかったです。
パリ郊外のバラ園は5-6月が見ごろです
さて、今回のスーツケースは、半分以上?お土産。
キテイちゃんのTシャツ(ラファエルの娘さんへ)、ユニクロのスリッパ(外人にかなり好評!)、お煎餅、日本茶、お菓子・・・などなど。
羊羹を見た母が、”こんなの誰が食べるの?”そう。これは、一緒にトリオを弾いていたヴァイオリンの友人(ドイツ人と日本人のハーフ)へのお土産。
前に、彼女のアパートで【虎谷】の羊羹を大事そうに切って食べているのを見たので。
その他、日本の部分【白髪染め】ができる、ワンタッチの?マジックの様なのを買ってきて!というリクエスト。
【フランスにはあんな便利な物はどこにもないの!】

オケの楽譜はコピーしたものの、明日はソロの練習がまず第一!なので、飛行機の中でしょうか。
乗るまでバタバタ!!
乗ったら、離陸と同時に【フ~~~~】とほっと一息するのは、皆さんもご経験があるのではないでしょうか。
ひどい時=前夜、荷作り&掃除で睡眠数時間の時は、離陸したのも覚えていない位、すでに爆睡していることもあります。
明日、12時に寝れればブラボー!いや、
ブラビッシモ!
ですが、時差直しを考えると、ほぼ寝ないで飛行機に乗って爆睡した方がフランス時間には戻しやすいかも知れません。

以前、数学の先生が、頭の中で【今フランスは、まだ夕方4時】と頭で戻すと慣れやすいと言っていましたが、それは、きっと頭の良い方でしょうね。私はとてもでないけど無理ですね。
あとは、太陽を浴びる事。そして、現地の時間に合わせて行動。
【胃】も時差になりますね。お腹すく時間が真夜中とか。
フランスお昼=日本の夜ご飯なので、沢山食べれますが、
フランス夜=日本の明け方=胃が寝ていてほとんど食欲ないので、簡単に。
でも、
フランス朝=日本のお昼すぎなので、とっても元気で朝5時から掃除機【ぶい~~ん】と掛けたり、
相当近所迷惑!?
ということで、無事に着けばいいですわ。
それにしても、練習が毎日無事にできるかはちょっと心配。
チェンバロジプシー3週間!どうにか頑張ってきます。
日本のコンサートプログラムをパリで2回演奏してきます。お時間のある方は是非、東京コンサートへお越し下さい。
久しぶりに/Ca fait longtemps
風邪で寝込みました。
ブリュッセルにリハーサルで1泊2日で戻りましたが、その頃には扁桃腺が真っ赤に腫れて喉ががらがら。
すぐにプロポリスの原液をハーブテイーに数滴入れて、ハチミツを入れて何杯か飲みました。
熱いお風呂に入って汗をびっしょりかき、洋服を2回変えて暖かくしてぐっすり寝て起きると喉はほとんど良くなっていましたが、頭痛と咳と鼻水が始まったので昨日は1日家でめずらしく寝たりおきたり。
こんなことはいつ以来かな。。という感じですが、それもそのはず、最近の色々なコンサートや14人ちびっ子を1日中フランス語で教えて疲れ切ったまま、十分に休んでいなかったのでたまりにたまってダウンですね。
体が休息を必要として、ちゃんと休めるときに気が緩み、体も緩み、風邪をひいたのだと思います。
ちょうど3日OFFがあったので、今日2日目は頭痛も止まったので12月のコンサートの曲やバッハのゴールドベルグ変奏曲を練習し始めました。
2日間何もしていなかったので、音楽を聞いたら何だかとても新鮮に感じて、いいな~と思いました。まるで素人ですが、何もない空間から“音”が生まれる瞬間を感じると、やはりそれは素晴らしいなあと思います。
(1767-1830)プラハのピアノ製作家・Weimesの楽器
3日前にブリュッセルで以前にフォルテピアノを師事していたピート・クイケンと久しぶりに再会してそれはそれは楽しい時間を過ごしました。
バロック音楽界の先駆者クイケン兄弟のヴィオラ・ダ・ガンバのヴィーラント・クイケンの末っ子でまだ30代半ばなのですが、本当に純粋に作曲家の視点から音楽を見て、モダンピアノも古いフォルテピアノも両方弾き分けられる数少ないピアニストです。

最近、日本で発売された2008年に彼が来日した際のライブ録音のCDを頂き早速聞いたのですが、本当に素晴らしいです。モーツァルトのピアノコンチェルトを1809年にチェコで制作されたオリジナルのフォルテピアノで演奏していますが、その音質、繊細さ、そしてピートの楽器の限界まで挑戦した”PPP”からダイナミックな自作のカデンツァには本当に心を打たれます。
お薦めの1枚です。コロンビアレコードのサイトから注文ができます。ご興味のある方はこちらよりどうぞ。
ショパンのピアノ 2/Le piano de Chopin 2
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ショパンが愛していたプレイエル社のピアノはとてもまろやかな音色で、今もフランスのあちこちには1800年代のピアノが沢山あります。

Chopinが住んでいた 9 Place d’orleansの邸宅内。左にプレイエル社のピアノがある。
状態が良いピアノはそのまま弾けますが、ほとんどのピアノは響板にひびが入ったり、タッチが揃っていなかったり、修復が必要な場合が多いです。
ショパンのピアノ
そして、今でもそれらのピアノを愛して当時の音を蘇らせようと熱心な修復家と演奏家が居ます。
1841年プレエル社グランドピアノの足の部分!ショパンのピアノの写真に写っているモデルと極めて似ている。
先日伺った制作家のアトリエは行くたびに違う楽器があり、とても面白いです。この足も美しい~~!と言って修復するのを楽しんでいる様子。

でも、修復途中のピアニーノはこんな状態でした!
これは、ピアノの中身を修復して外側の板を膠(にかわ)で貼り付けている所。まるで、人間の手術状態ですね!でも、この後に綺麗な姿になり美しい音を響かせてくれるでしょう。
1829年プレイエル社のピアノ。勿論、これは修復が必要な状態でまだ横に寝かされています!なぜか、ベートーベンの写真がありました。
1834年プレイエル社ピアニーノのプレート
1837年ブレイエル社ピアニーノのプレート
数年違うだけで、どんどんピアノの材質やモデルと共に音色も変化していっているのを体験するのは面白いです。
プレイエル社のピアノカタログをまとめた本
ショパンとプレイエル社の創始者プレイエル氏は仲が良かったようで、一緒にイギリス旅行をしたりしていますが、楽器の新しいモデルをショパンが演奏して多くの人に知ってもらう宣伝の役割も果たしていたのではないでしょうか。
時代と共に移り変わるピアノのモデルと当時の値段が書いてある、興味深い本。
ショパンと同時代にパリに居たリストは、もう1つの有名なフランスのピアノメーカーエラール社と提携して同じくロンドンでコンサートをしたりしましたが、彼はピアノを叩き過ぎて壊れてしまうため、舞台の裏側にはもう1台のピアノが用意されていたというエピソードがあります。
このエラール社のピアノはラベルやドビュッシーが好んだものとしても知られています。
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ジルバーマンのオルガン/Organ of J.A.Silbermann
この1週間は、アルザス地方の音楽祭に参加してきた。
ストラスブールの1時間パリ寄りの小さなSt-Quirin(サン・キラン)という町は、小高い丘に家が建てられ、教会は遠くからでもすぐに目に入る。
教会内の上に、Johann Andreas Silbermann(ヨハン・アンドレアス・ジルバーマン:1712-1783)が、1740年に作ったオルガンが今も残り、コンサートが行われている。

オルガンのあるバルコニーに上がると、教会内が一望できる。夜のコンサートの為に中央に置かれたチェンバロを調律中で、その横にクラヴィコードが置いてある。この日は、オルガン、チェンバロ、クラヴィコードの演奏を4人の音楽家が演奏し、とても素晴らしいコンサートだった。

中でも、驚いたのはドイツ人のChristianというオルガニストが、その日に教会に着いて聖歌から1曲選び、そのメロディーをもとに即興演奏をしたのだが、フーガや模倣、カノンなど色々なスタイルで次から次へと10分ほど演奏していた。即興の技術と、バッハなどの主要な音楽家の和声進行や、作曲手法を全て熟知し、その瞬間に生まれるセンスも感じさせる、即興とは思えない演奏だった。
昔は、自然にほとんどの音楽家が即興演奏をしていた。今は、あまり即興演奏を全ての音楽家が出来る分けでもなく、このChristianから色々な即興演奏のコツや、どの様に習得するのかを聞いたので、いつか、私も即興演奏を自由にできたら、どんなに楽しいかと思う。
ばら園~la Roseraie ~The Rose Garden of Val-de-Marne

今日は、パリ郊外にある有名なばら園に足を伸ばしてきた。
電車でパリの中心から15分ほどのBoug la Reineという駅で降りて、バスに乗って5分ほど。
今が、バラの季節ということで一目、見に行きたかった。
この所、暑い日が続いていたので、3000種類のバラの半分ほどは、咲き終わりに近かったが、それでもどこまでも続くバラのアーチの下をくぐり、ふと風に乗って届くほのかな、バラの香りを堪能することができた。
マリーアントワネットもバラをこよなく愛した人物として知られる。ヴェルサイユ宮殿に大きなバラ園を造り、品種改良を繰り返し、フランスにおけるバラの種類を随分増やしたと言われる。
彼女の肖像画にも素敵淡いピンクのオールドローズが描かれている。

私自身、こんなに多くのバラに囲まれたことはなく、1つ1つ異なるバラの香りや色、そして形を見て歩き、午後の暖かい日の光と共に、とても幸せな気分に包まれた。

You can escape to this wonderful rose garden by train (RER:B-line Bourg la Reine)and bus(N.192 or N.172).It only takes about 30 minutes from the center of Paris.There are 3000 different kinds of roses in this gargen.June is the best season.The entrace fee only cost 3 Euro for adult, 1.5 euro for students.
Roseaie du Val-de-Marne
Rue Albert Watel 94249 L’Haÿ-les-Roses
tel 0147400404
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音 *le son*

今日は、数日前雨が降り、空気がきれいに洗い流された後だからか、
とてもきれいな青空が広がった。
9月のコンサートの準備に追われているが、以前のコンサートに来てい頂いた方がた、300人のメーリングリストを作り、印刷した手紙に、1人ずつ言葉を添えている。
日々少しずつ書いているが、今日は最高のお天気だったので、近所のリュクサンブール公園に行って書いていた。
これだけは、時間がなくても、きちんとやっておきたいと思うことだ。ご案内を出すにしても、オートマティックに印刷されたものだけでなく、きちんとその人に対しての言葉が添えてある方が、私は暖かい感じがする。
わざわざコンサートを聞きに足を運んで下さり、その時の自分の音楽を一緒に共感して貰えるということは、音楽をやる者に取って、とても重要な意味を持つことだからだ。
なぜなら*音*は、一瞬一瞬消えてしまう。そして、見えないし触れない。
唯一耳の中に、一瞬前に過ぎ去った余韻が残るだけだ。
しかし、その見えない*音*を追求する私達にとっては、その瞬間の色や輝き、イメージしている音をできるだけ表現しようと、日々試行錯誤している。
どんなに本番前に準備や練習をしても、舞台に上がり、そこに居る人々の空気を吸い、その空間の中で弾くと、普段とはやはり違う、何かが生まれる。
それは、時には予期もしない驚きであったり、何事もなくイメージ通り無事に終わることもある。しかし、演奏家も舞台に上がる時は、その一瞬先がどのようになるかなんて、100%分からない。
だからこそ、演奏家がその瞬間に何を感じ、どの様に*音*が生み出されるかというのを、現実に目の前で見る時、決してCDを家のソファに座って聞いて居る時とは違う、その場の緊張感を感じる。
そして、その瞬間に*その場*に居るということは、一種の証人なのだと思う。
余談だが、私はジャズのライブなどが大好きで、突然湧き上がって生まれた即興のメロディーがこの上なく音楽的であったり、全く想像も付かない世界へと連れて行ってくれる時、本当に心が高揚する。
そこには、計算されていない、その人の本能と潜在意識の中に眠っている、無意識の人間の素晴らしい能力を垣間見るような気がするからだ。
何でも、技術は磨けば高められるが、その後の、どこまでその人自身の世界を*音*を通して広げられるか。またどのように、精神と*音*とのバランスを取るかということの方が、よっぽど難しく大きな課題のような気がする。
音を通して、見たくない自分、嫌な自分、幼い自分、思い上がって失敗する自分、自分でも気が付いていない何かが見えたりする。勿論、ネガティブなことだけでなく、ポジティブなことも同様にあると思うが。
それはまるで、等身大の自分の鏡のようである。誰に何を言われるよりも、自分の演奏を自分で耳にして、未熟さに気が付く時、一番こたえる。
しかし、未熟な自分を知れば、それを変えていくことができる。知らなければ、知らぬが仏で、ずっとそのままなのかもしれない。
だから、何十年という月日を経て、常にもっと、もっと色々な音や表現ができたらと努力しても、100%今の自分に満足している音楽家なんてあまり居ないと思う。死ぬまで勉強なのではないか。
昨日は、何となく上手くいったと思っても、もう次の日には、その*音*はどこかへ行ってしまってたりする。あるいは、急に今まで出なかった音が、ふとした心の状態で、生まれたりする。
*音*は生き物のようだ。
そして、それらに執着することなく、今の自分、今の音、今の感じていることを、素直に音にしていくことが、大事なのではないかと思う。

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- 6/21-22-23東京フィル&ピンカス・ズッカーマン公演
2025/6/20 - 12/22 (日)【ワイン🍷とチェンバロの調和」Vol.3
2024/9/19 - 東京フィルハーモニー@東京文化会館
2024/8/15 - Cave de Asukaへのアクセス
2024/4/29 - Youtubeチャンネル登録1000人突破!5/4公演
2024/4/28 - 5/1-5/6【ワインとチェンバロの調和」Vol.2】
2024/3/24 - 3/3【2台チェンバロの饗宴】無事に終了
2024/2/18 - イタリア・ボローニャ楽器博物館2
2024/2/05 - イタリア・ボローニャ楽器博物館1
2024/2/04 - フランス・パリ
2024/2/01


