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claveciniste et pianofortiste

久しぶりに/Ca fait longtemps

風邪で寝込みました。
ブリュッセルにリハーサルで1泊2日で戻りましたが、その頃には扁桃腺が真っ赤に腫れて喉ががらがら。
すぐにプロポリスの原液をハーブテイーに数滴入れて、ハチミツを入れて何杯か飲みました。
熱いお風呂に入って汗をびっしょりかき、洋服を2回変えて暖かくしてぐっすり寝て起きると喉はほとんど良くなっていましたが、頭痛と咳と鼻水が始まったので昨日は1日家でめずらしく寝たりおきたり。
こんなことはいつ以来かな。。という感じですが、それもそのはず、最近の色々なコンサートや14人ちびっ子を1日中フランス語で教えて疲れ切ったまま、十分に休んでいなかったのでたまりにたまってダウンですね。
体が休息を必要として、ちゃんと休めるときに気が緩み、体も緩み、風邪をひいたのだと思います。
ちょうど3日OFFがあったので、今日2日目は頭痛も止まったので12月のコンサートの曲やバッハのゴールドベルグ変奏曲を練習し始めました。
2日間何もしていなかったので、音楽を聞いたら何だかとても新鮮に感じて、いいな~と思いました。まるで素人ですが、何もない空間から“音”が生まれる瞬間を感じると、やはりそれは素晴らしいなあと思います。
(1767-1830)プラハのピアノ製作家・Weimesの楽器
3日前にブリュッセルで以前にフォルテピアノを師事していたピート・クイケンと久しぶりに再会してそれはそれは楽しい時間を過ごしました。
バロック音楽界の先駆者クイケン兄弟のヴィオラ・ダ・ガンバのヴィーラント・クイケンの末っ子でまだ30代半ばなのですが、本当に純粋に作曲家の視点から音楽を見て、モダンピアノも古いフォルテピアノも両方弾き分けられる数少ないピアニストです。

最近、日本で発売された2008年に彼が来日した際のライブ録音のCDを頂き早速聞いたのですが、本当に素晴らしいです。モーツァルトのピアノコンチェルトを1809年にチェコで制作されたオリジナルのフォルテピアノで演奏していますが、その音質、繊細さ、そしてピートの楽器の限界まで挑戦した”PPP”からダイナミックな自作のカデンツァには本当に心を打たれます。
お薦めの1枚です。コロンビアレコードのサイトから注文ができます。ご興味のある方はこちらよりどうぞ。

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