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claveciniste et pianofortiste

いよいよ最終公演!/Le dernier concert!

いよいよ明日は最終公演です。この追加公演は約10日前に急いで追加したにも関わらず、毎日ご予約を頂き、60名ほどになり、定員よりちょっと少ない位の丁度良い感じになりました。
お申込み頂きました方へ、心より感謝致します。お客様がいらして、初めてコンサートは成り立ちますので。
先週の月曜日にラファエル&パスカルが来日してから、あっという間に1週間が経ちました。
3日連続公演、チェンバロを動かし、違うコンデイションの中演奏するのも大変でしたが、気が付けばあっという間でした。
世界中のオーケストラや、国境を越えてコンサートツアーをしている音楽家、プロのテニスやゴルフ選手も、みんな色々な条件下で移動しながら、コンデイションを整えるのですから、大変ですよね。
演奏するのと同じくらい、体調管理は大事だと思います。そして、不調で悔いが残るのは誰よりも自分ですから。

2日間のOffも【あれ、もう?】っという間に終わり、いよいよ明日。気を抜けませんね。
昨日は、水泳、サウナ、ジャクジーにぶくぶく・・・と入って、バリバリの肩をほぐし、プカプカ浮いて参りました。
決して泳いでいる・・・と言えないかも知れませんが、気分転換に最高です。
混んでいるかと思ったら、連休で皆様旅行へ行ってらっしゃるのが意外に空いていました。
今日は、200通のお礼状を印刷して、住所欄を印刷していた気が付いたのですが、
あれ??
やってしまった~~~!
せっかく光沢フォトポストカードに綺麗に印刷したのに、上下逆!?みたいな・・・
今更、もう捨てられないし変えられない。。。
しょうがないので、このまま出しますが、やっぱり抜けていますね。OLしたら、1日で首!ではないかと思います。
やはり明日の最終公演が終わらないと、手放しで喜べないので、結局お礼状の準備もままならないというか。

普通1回のリサイタルだと、お祭りみたいに、【ウワ~~っとやって、終わった、終わった~~】という流れとノリ、1回勝負なのですが、1週間に渡るとやはり疲れを貯め過ぎず、休める時には休み、でも、緊張感を緩み過ぎず、本番の時にベストコンデイションに持っていく、マラソンの様な持続力がとても大事ですね。
今まで、あまり気が付いていなかったのですが、ラファエルはいつも本番前は寝ます!
本当に寝るのではなく、【頭をからっぽ状態】にするのか、目をつぶって、どこでも平らな所、ソファや床!に寝ています。
この間、椅子を動かしたら、寝ていたラファエルの頭に当たってしまったほどです・・・(苦笑)
それで、本番5分―10分前にパッと目を開けて、あっという間に【パシッ】と本番モードに切り替わっており、周りは何も心配することはないのですが、凡人の私は、やはり何となくそわそわしたりしているのですが、コンサートへ聞きにいらした方が、【団十郎みたい】と感想に書いていましたが、本当にそんな、【腹をくくって、いつでもかかってこ~~~い!】みたいな、肝っ玉ですね。
そのお蔭か、一緒に演奏させて頂く私も、非常に安心して、何が起きても大丈夫という安心感が伝わってきます。
何でもそうですが、隣に心配性な人が居ると、こっちまで【大丈夫かな?】と心細くなりますが、ラファエルの様に動じない、20人のお客様でも、1000人のホールでも、弾くときには100%弾ききる、という変わらない姿勢は、とても勉強になります。
今回オーガナイズして一緒にコンサートをさせて頂きましたが、無意識のうちに、色々と演奏家として学ばさせて頂いているんではないかと、ふと気が付きました。
こんな遠い日本まで12時間飛行機に乗って来て、時差や厳しいコンデイションの中、いつも笑顔で本当に【日本は素晴らしい~~~!】と喜んでいる2人と見ていると、今回開催して良かったなと思います。

パスカルは、女性らしく細やかな日本人の心使いなどに感激しており、例えば駅で、
【まず、降りる人をみんな脇に並んで待って、その後で乗ったわ。見た見た?】とか、
(フランスでは、超!!!自己中の人たちばかりなので、降りようとしても、みんな乗る人がぶわ~~っと乗ってくるので押し競まんじゅう状態!!)
前に3歳位の女の子をおんぶして電車の中に座ったお母さんが、
【子供の汚れた靴がシートにつかないか気を付けて座った】とか
(フランスでは、子供が土足のままシートに平気で載ったり、メトロは汚いので、彼女は手袋をしてしか、手すりなどにも捕まらないそうです)

【小学生を見て、みんな1人で電車乗ってるの?危なくないの?】


(フランスでは、誘拐や幼児虐待が後を絶たない為、必ず小学生たちは行き帰り学校ー家まで誰かが送り迎えします)

など。

そして、面白いなと思ったのは、浅草の楽器店へ行った帰りに、仲見世通りでゆかたもお土産に買ったのですが、念願の【ごま大福】と発見して、ご満悦のパスカル。
でも、仲見世通りでは飲食禁止。
そして、有名な浅草寺があるから一目見る?と歩いていたのに、
【すごい観光客ばかり。パリジャンが一番嫌うもの!と言って、もういいから帰りましょう。】とあっさり浅草観光終了!
そして、お店の裏の路地が外観を整える為、朱色っぽい赤で全て統一されており、誰もいない。そこは、大福も食べれる!ということで、こっちの方が
(C’est ce que j’adore.Geniale!!)こっちの方が全然いいわよ。最高。
と言ってました。
その日は、浅草の手打ちそばへ連れて行きましたが、日本人でもさっぱり目で割とお腹がすきますよね。
普段、こってりのフランス料理やチーズを食べている二人は、とても美味しい。と言いながらも、
その後、凄い頭痛に悩まされそれがあまりの空腹の為と判明・・・
タワーレコードで演奏後、美味しい【京都おばんざい屋さん】へ連れて行きました。
豆腐は苦手というラファエルも、お通しの【ごま豆腐】を食べてこれは美味しい。もちもちしている。と繊細な味に感激。
刺身盛り合わせでピカピカと光るしめ鯖や新鮮なお刺身がくると、まさに
【アタック~~~!】
Attaquer とか言いますね。まさに、突進!

あっという間にペロッと食べてしまい、飾りでついていた【かつら剥き】の長さとテクニックに感激!記念にパチリ。勿論、全部食べてしまい、
お店の人も
【凄い食べっぷりですね】と。
その後、焼き鳥セットで、つくねの甘いソースが美味しいとラファエルはサバ鮨にレモンをかけて、下のご飯の部分に焼き鳥の甘いソースを付けて、
J’adore!!!!!!!】旨い!と絶賛。
築地の寿司清に続く美味しさ。とランキング2位でした。(笑)
可笑しかったのは、私の頼んだ【クリームあんみつ】を、かなり謎!?という表情で、アイスは入らないと言っていた二人も、ちょっと食べ始めたら止まらない!と
(C’est bon ca~~!)とモリモリ食べておりました。
フランス人というのは、生活や食においても、繊細さやオリジナリテイーをより好み、質より量のアメリカ人と異なりますね。

オシャレにうるさいパリジェンヌのパスカルは、いつも【あの靴やバックは絶対にパリしかないから行くべきよ!】とか、色々教えてくれます。
それは、決してシャネルやグッチという大手有名ブランドでなく、どちらかというと手作り感のある、無名でも有名でも、どこか素敵なデザインや良い品質と言う感じです。
多くのパリジェンヌは【自分の価値や趣味】を第一にファッションでも生き方でも自由に決めるので、東京より実際遥かにブランド物のバックを見かけることは少ないです。
一等地を歩く上品なマダムがエルメスのバーキンを持っていると、その歩く美しい姿、品格とバックがバランス取れています。日本の若い子みたいに、バックに女の子がくっついている感じではありません。
エルメスは、フランス人の中でもやはり一番エレガントなブランドに入るようですが、私が帰国する前の最後のDinnerの時にお寿司へ行き、ご飯の最後にふと目の前にエルメスの紙袋が置いてありました。
始め、何の事だか分からなかったのですが、集まってくれた10人からスカーフをプレゼントしてくれました。
開けてみると、決して派手すぎない、品の良い【エルメス~~~!!!】なんて書いていない、柔らかいピンクっぽい柄で、私のほっぺに似合うと(褒め言葉か馬鹿にされているか分からない!?】を言われ、東京へ大事に持ち帰り、今もお出かけの時に纏っています。
エルメスのスカーフは一生ものらしいです。隣に座っていた、ヴィオラの男の子が、
【雨には弱いから、水には絶対にさらしちゃダメ。きちんとたたんで締まって。箱も頑丈だから色々小物入れに仕えるよと】
何で詳しいか聞いたら、お母様が好きなんだそうで、昔から見ているんですね。
そういうのが、良い物を大事に長く使うという良さではないでしょうか。
話が大分飛んでしまいましたが、明日に備えて寝ます。
おやすみなさい。

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