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claveciniste et pianofortiste

仙川&汐留公演 感想/Les commentaires de concerts

この2日間雨が続きましたが、お蔭様で仙川&汐留、タワーレコードに合計260名の方々にお越しいただきました。
心より感謝しております。本当にありがとうございました。
ラファエル&パスカルも大変喜んでおります。

今回、初めてバロック使用のチェロやチェンバロ、そしてデュポールの音楽をお聞き頂いた方も多かったようで、色々な感想を寄せて頂きました。
その中よりご紹介させて頂きます。
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●チェンバロという楽器になじみが無かったのですが、軽やかな音色と、小気味いいテンポとに惹かれました。また聴きたいと思いました。友達ご夫婦も大満足で、だんな様は、帰宅後にバッハのCDを聴いて余韻に浸っておられたそうです。
●久しぶりに聴くチェンバロの音色、心に染みました。どこまでも優しく語りかけてくれるような典雅な響き。とても幸せなひとときでした。
●文化の香り高い演奏会で久方ぶりにいい時間を過ごせました。
有り難うございました。チェンバロの音色を生で初めて聞きましたが、すんなり馴染むことができました。メロディーが馴染みやすく、大変心地よかったです。
●なかなか日頃耳にすることができないチェンバロとチェロの演奏、とても素晴らしく、久しぶりに優雅な雰囲気に浸ることができ、感動しながら家路につきました。ピアノと全く違ったチェンバロの音色はとても素晴らしく旅行で行ったヨーロッパのお城や教会を思い出しました。又、チェロのみの演奏もあまり聞く機会がありませんが、素人の私でも演奏が巧みであることわかりました。
●チェンバロは、ピアノの原型というような知識しか持っておりませんでしたが、生で聞かせていただき勉強になりました。チェロの演奏も、演奏家さんたちの手の動き、表情も身近で拝見でき、よかったです。
●コンサートは最高でした。植山けいさんの解説通りフランス語のような響きの演奏で素晴らしかったです。あの大きさのホールがフランスのサロンのような雰囲気を醸し出していて本場で演奏を聞かせて頂いているようでした。チェロも素晴らしく、本当に素晴らしい一夜を過ごさせて頂きました。
●ぜひ一度、チェンバロの生演奏を聞いてみたいと思っていた私にとって、まるで夢のようなひと時でした。けいさんのチェンバロは、それはそれは素敵な絵が描いてありましたね。まるでロココ時代の貴族のサロンに迷いこんだような気がしました。ちょっとおおげさ?(笑)
チェンバロの音は、心に残るいい音色でした。選曲が良く、コンサートでは初めから最後まで楽しめました。その中で、一番感動したのは、ゴルトベルク変奏曲でした。ピアノでよく演奏されている曲ですが、やっぱりチェンバロで聴くと全然違うのですね。涙がこぼれそうになりました。眠れない大使が眠りにつけるような曲をという、エピソードもお話ししていただいたので、特に感慨深い一番の思い出の曲になったのだと思います。
けいさんのチェンバロと同じくらい感動したのが、チェロのラファエル・ピドウーさんの音色でした。文句ナシの最高の音色でした。いい演奏会だったので、今朝もまだ心に音が残っています。

●開演までの時間、チェンバロの側面に描かれたロココ調の絵が美しく、見ていて飽きませんでした。最初にラファエルさんのフランス語での説明をけいさんが訳してくださった中で、デュポールがチェロのソロ曲を初めてたくさん作ったこと、それによってボルテールが牛のようなチェロの音色をナイチンゲールに変えたと評した、というお話は大変興味深かったです。
最初にラファエルさんのチェロの響きを聞いて、なんて柔らかく深みのある音色なんだろうと思いましたが、またお三人による重奏はまさしくナイチンゲールのさえずりそのものでした。
L・クープランの17世紀に作られた大変珍しいプレリュードは、けいさんのご説明のようにフランス語のリエゾンのような大変美しい曲でした。
個人的にグールドのゴルドベルクが好きでよく聞きましたが、やはりけいさんチェンバロによる演奏の美しさにはピアノのない魅力がありました。
●ピアノを教えている友人と楽しみに伺いました。友人は昨年バロックのコンサートに行き、バロックの奥深さを教えてもらったと言っていました。私はバロックの音楽を生で聴くのは初めてでした。ですので、チェロの下の支えがないことを教えてもらい、びっくりしたり、チェンバロの優雅な装飾画に目をみはったり、楽器は空輸したのかしらなどと、演奏が始まる前から新しい体験を楽しんでおりました。
演奏が始まり、多くの演奏会でもそうですが、耳がなじんでくるまでちょっと時間がかかりました段々と音がなじんできて、心地よい演奏を楽しむことができました。最後は、空間の中を音楽が自由に踊り廻るようなスケールの大きさと、音楽の微妙なひだのような繊細さの両方を感じ、素敵な時間を過ごしました。
三重奏も良かったですが、チェンバロとチェロそれぞれのソロもすばらしかったです。唯一なじみのあるバッハの曲のアリアには心が打たれました。また、多くのお弟子さんを指導されているということがうなづけるようなチェロの演奏では、美しさと確実な力強さ(ちょっと言葉で表わすのはむずかしいですね。)を堪能しました。
友人から、バロックは勉強も大変と聞きました。クープランの小節線のない曲を曲にすること、通奏低音の曲をつけることなど、演奏家がしなければならないことも多々あると聞きました。また、音の調律も大変ということで、ガットのことなどもうちょっと知りたいと思いました。現代の楽器との違いが、わかるような記述があればより私達の勉強になると感じました。
そんな訳で、いろいろな素晴らしい体験をさせて頂けた一日でした。
●チェンバロの音色は癒やし効果が私にはあり心地よい時間を過ごすことができました。また、チェロの独奏があれほどアピールするものとは思いませんでしたので驚きました。私の好みはやはりバッハのチェンバロ独奏です。パッフェルベルのチェンバロ演奏があれば聴いてみたいです。

●演奏の御三方までの距離がとても近く、楽器から出た音が直接耳に入ってくるような感じがしましたし、演奏の様子もはっきり見ることができて、とても感激しました。
ラファエルさんと植山けいさんが、演奏の前に作曲家や曲目について解説をしてくださったのがとても嬉しかったです。
チェンバロの演奏は、独奏では音色の美しさをじっくり楽しませていただけました。力強い音も出る一方で、やさしく弱い音の時にはオルゴールの響きのようでもあり、聞き入ってしまいました。
三重奏の時には、何か強く前に出て主張はしないけれど、チェロの演奏に寄り添うように音が続き、背後(実際位置も後ろでしたけれど)で流れているという感じでした。チェンバロの生演奏を聴くのが初めてだったので、大感激、大満足のリサイタルでした。
●バロックはバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディの作品程度しか知りませんでしたが(クープランは名前だけしか知りませんでした)、今回デュポールという初めて聞く作曲家の作品にも触れる貴重な機会を頂きました。
チェンバロ独奏はなかなか聞く機会がなく、17,8世紀のサロンに遡った様な気分になれました。美しい響きの楽器なので、もっと生演奏に触れることができたら、と思います。チェロの重厚で温かい音にも癒されました。会場は100人程度で満員になってしまう様な大きさでしたが、あの様な規模のコンサートも演奏される方を身近に感じられて良いものですね。同行した友人も大変楽しんでいる様子でした。
●チェンバロはラジオなどで聴いたことはありますが生演奏は初めてです。ピアノをCD的な音色とすればチェンバロはアナログレコードを聴くようで心和む感じでした。技術的なことはまったくの素人なので演奏家の表情を読み取りながら自分なりに想像力を働かせて聴くのが私の鑑賞法で昨夜も最前列で3人の表情をじっくりと見させてもらいました。
先ずけいさんですが、しばらく瞑想してから、きっと睨むような表情で弾き始めるスタイルがとても印象的でした。演奏中も実に豊かに感情を顔に出していらしたので、今どんな気持ちで弾いていらっしゃるのかが想像出来て飽きが来ませんでした。きっと正直な方なのでしょう。
バロックの時代は王様や貴族が食事やワインを楽しみながら気楽に音楽を聞いていたというイメージがありましたのでけいさんの演奏はとてもストイックで当時よりずっと高度な演奏をしていらっしゃるのではないかと思われました。
チェロのラファエルさんは一見淡々とした表情ですが眼の動きが実に豊かでした。眼力王というか、さしずめフランスの団十郎というところでしょうか。独奏は迫力がありました。

●チェンバロの生演奏は初めてで、音色の美しさが今も心に響いています。自宅でも楽しめるよう、けいさんのゴルトベルク変奏曲も本日聞きました!三重奏とまた違って、チェンバロの旋律を思う存分楽しめます。
リサイタルのあの二時間は至福の時でした。私は二階席の後ろの席でしたが、けいさん方の感情、抑揚までが伝わり、客席との一体感も感じることが出来ました。また早い時期にチェンバロ独奏でのリサイタルも期待してます。
●優美な一時をバロック音楽のファンでもある、友人ともども堪能させていただきました。
けいさんの演奏は、大変魅力的で、お人柄の表れた演奏でした。会場の雰囲気も暖かさと音への熱意が感じられるものでした。次のコンサートを楽しみに致しており、また聞かせて頂きたいと思っております。
●初めてチェンバロを生で聞きました。すごく心地よい音色で楽器自体もすてきでした。今妊娠中なので、よい音を赤ちゃんに聞かせることが、できました。本当にリラックスしたよい時間を過ごさせていただきありがとうございました!今後のご活躍を楽しみにしています。
●選曲は私ども一般人にも聞きやすいものと思いました。
バロック音楽=形式主義と思いがちでしたが、音のみならず演奏するみなさまの超人的な技術や表情も目にし、解釈や表現を厳しく追求される姿勢に作品の奥の深さを感じ、また身震いしました。
これを機にバッハ以外のバロックも聞いてみようと思いますし、機会があればバロックのコンサートにも出かけたいと思っています。ありがとうございました。
●チェロのお二人は「歌うように弾く」とはまさにこのことと思わせる演奏で、特にラファエルさんの演奏は、あたかも息を吹いて演奏する管楽器のようでチェロとは思えない音色でした。
ラファエルさんのお名前は、以前に耳にしたことがあったのですが、今回はじめてお聴きしました。非常に技巧的で面白い曲でしたが、その難しさを全く感じさせない軽快な演奏でしたので、やはりお上手なのだなと思いました。けいさんの演奏は、キラキラ感のある音色でした。ゴルドベルク変奏曲のアリアのゆらぎ感が、洗練されていてお上手だなと思いました。
●植山けいさんの説明で、このホールのこの雰囲気はとてもパリの音楽会の雰囲気に似ているとおっしゃっていましたが、たしかに、きばらず、日常の中に音楽が入り込んでいる国の、音楽の楽しむような雰囲気のホールなのかもしれません。チェリストたちもフランス人で、フランス語で曲の説明をしていたので、なんとなくヨーロッパで音楽を楽しんでいるような贅沢な気がしました。
デュポールという作曲家のチェロ・ソナタは特に素晴らしくて聞き惚れてしまいました。演奏会が始まる前に、プログラムを見たときに、デュポールの曲が多くて、デュポールというと、難しい技巧の曲を書くので、きっと演奏の最中に寝てしまうのではないかと心配しました。
しかし、演奏が始まって、最初の音が始まったとたんに、あまりにも生き生きとした音色で、とても楽しい明るい気持ちになれるような音色で、曲も、チェロとチェンバロや2本のチェロ同士のいろいろな掛け合いがあったり、緩急があって、すっかり聴きこんでしまいました。
座った場所が、チェリストのラファエルさんと向い合せぐらいの距離だったので、チェリストの深呼吸まで聞こえてきて、演奏にぐいぐいと引きずり込まれるようでした。 こういう小さいホールでの演奏会はあまり行かないのですが、大ホールとは違う良さがあり、超一流の音楽家を小ホールで聴くのはとても贅沢な経験だとしみじみ感じました。

●一緒に行った友人共々大変卓越した演奏で感激いたしました。チェンバロの演奏を目の前で堪能でき大変満足いたしました。
●昨晩のコンサートで初めてチェンバロの音色を耳にいたしました。流れるような旋律と素敵な音色で感激しました。またチェロとの三重奏も演奏家の方々の息が合い、それぞれの楽器が奏でる音色がホールに響き渡り、バロック音楽全盛時代のサロンの雰囲気はこのような感じだったのかしら、とその当時を思い描きながら、演奏に耳を傾けました。
●コンサートには時々伺いますが、バロック音楽を生で聴くのは初めてで大変貴重な体験をさせていただきました。本当に素晴らしい演奏で、心地よいひと時を過ごさせていただきました。
●けいさんの演奏は、抑制が取れていながらも情熱を秘めた演奏が、あの美しい楽器とよくお似合いになりました。バッハの曲を堪能したしました。ラファエルさんとパスカルさんとけいさんのアンサンブルがとても素敵でした。
仙川のホールと曲がよくマッチし、まるでサロンに招かれた客が上質な音楽とおもてなしを受けたような感じでした。デュポールという作曲家は全く存じず、バロックの堅苦しい曲を聞かされるのかなと思いきや、なんてのびやかな曲なんでしょう。ともすれば思索的なバッハよりは明るくのびやかで魅惑的でした。さっそく休憩時間に購入いたしました。
●予想以上の迫力!
一番前に座っていたせいか、まるで フランスの宮廷に招待されたかのような、気分になりました。チェンバロの音色の素晴らしさ、また、そのチェンバロ自体の美しさ(絵)に、酔いました。また、世界的に有名なラファエル氏の演奏も堪能することもでき、本当に有意義な夜でした。
●生演奏では、初めてのチェンバロだったので、音色にとても感動しました。また室内楽的なサロン的な雰囲気も素敵でした。楽器自体が古典的で美しいので、バロックやロココ時代に戻ったような感覚も味わえました。きっとチェンバロに興味ある人は多いと思います。
●肩が凝らない、家庭的な雰囲気の中でリラックスしてコンサートを聴くことが出来ました。
バロック音楽やチェンバロは、私にとって全く新しいジャンルであり、当日は何の事前準備もなしに参加しましたが、やはり洗練された高度のミュージシャンの演奏を聴く場合は、聴く側にもそれなりのレベルの鑑賞力が必要ではないかと思います。そうでないと、演奏内容の良さや素晴らしさを十分に感じられないものと考えます。これからは、機会をみてバロック音楽やチェンバロについて調べ、バッハなどのバロック音楽にも親しむようにしたいと考えます。
●チェンバロを生演奏で聴いたのは初めてでした。ピアノにはない軽やかな音が小気味良く響いてきました。チェロの音色もじっくり聞くことができすごく新鮮に感じました。チェロもあれほどまでに音域が広く演奏される楽器だということに新しい発見をすることができました。けいさんをはじめ3名の演奏を聴いていると、まるでどこかの宮廷のお姫様にでもなったような雰囲気を味わうことがきでました。すごく素敵な時間でした、ありがとうございました。
演奏者との親近感も感じることがきました。

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皆様のご感想、ありがとうございました。ラファエル&パスカル達にも内容を伝えましたところ、是非来年も続けられたらいいねと話しております。
パリでこの4年間、パスカルとはヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのデュオや、ラファエルと3人+他の音楽家バッハのブランデンブルク協奏曲全曲演奏会やヴィヴァルデイの2台のチェロ協奏曲、バッハのチェンバロ協奏曲なども演奏してきました。
いつか、日本人の音楽家ともコラボレーションして一緒に演奏できたら、本当の意味で、【日仏文化交流のコンサート】になりますね。
そんな夢を持って、また頑張りたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

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