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claveciniste et pianofortiste

アメリカから戻ってきて/Aux-Etats Unis

皆さんこんにちは。日本の猛暑も少しずつ和らいできたと聞きましたが、まだまだ暑いでしょうか。
ボストン近郊の景色。飛行機の陰が海に写っていますね。
さて、私は昨日まで10日間アメリカにリハーサルの為に行っていました。
バスク地方から帰ってきて半日のみパリの自宅で時間があったので、洗濯・掃除をして、文字通りそのままを別のスーツケースに入れて翌日の早朝に出かけました。
左上のビルが見えるのがボストンの中心地。
ボストンは3年前にフレンチバロックの室内楽コンサートをフランス文化会館でした以来で、馴染みのある街だけに、懐かしい場所です。
今回は、ボストンは3日ほどで残りの1週間はケープ コッドという、ボストニアンやニューヨーカーの避暑地ともなっている岬に滞在しました。

目の前は見渡す限り海!そして、素晴らしい夕日。
左からチェンバロのケリー、旧友で一緒のグループで演奏していたヴァイオリンのスザンナ
2人とも妊娠中で赤ちゃんがお腹を蹴るのを感じながらも、長時間のリハーサルに参加していました。(ブラボー)

チェンバロは、私以外にもニューヨーク在住の素晴らしいKeri(ケリー)が参加していたので、お互いに演奏しながらとても良い刺激を得ました。
私達2人のスタイルは違うのですが、だからこそお互いに 
*ん?今のメロディーの即興はいいな!どうやったのだろう?!こんな感じ?!*
などとマネをしながら相手の長所を学んだりして、そしてオープンに
*You play great !!I wish I can play like that!!*(とっても良い演奏ね。私もそんな風に弾いてみたいわ!)
なんて話せるところがアメリカの良いところですね。
リハーサルをしていた山小屋で。最終日に家族や友達を招いてホームコンサートをした後、ワインを飲み、再び初見大会!夜中の12時にバッハのd-mollのチェンバロコンチェルトやヘンデルのコンチェルトグロッソを読みました。楽しい時間!
今回参加させて頂いたバロックアンサンブルは、ボストンやニューヨークで活躍している素晴らしいヴァイオリニスト、Dana Maibenとリコーダー、チェリストのMargaret Cushingが5年前に結成したFoundlingというグループです。
以前に何回かお声を掛けて頂いたのですが日程が合わずに残念ながら参加できなかったので、とても嬉しかったです。

毎日、朝の調律から始まり、ランチ、ディナーそして目の前の海で泳ぐ時間意外は毎日朝から晩までリハーサルをしていました。(左から私、ヴァイオリン奏者のDana,リコーダー、チェロ奏者のMargaret、中央右下はベース、ガンバ奏者の元美さん)
月曜ー土曜日の間に今年のコンサートシリーズの曲目であるバッハ、ヴィヴァルディ、パーセル、ルクレール、スカルラッティ、ヘンデルなど様々なコンチェルトグロッソやカンタータ、コンチェルトのリハーサルをしました。

また、N.Yに20年近く在住で、パリにも住んでいた日本人の素晴らしいコントラバス、そしてヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の五十嵐 元美さんとお会いし、とても楽しい時間を過ごしました。
一緒にマラン・マレやバッハの初見大会をしたり、20人分のおいしいご飯をみんなで作ったり、そして息子さんの太陽君は6歳なのにとても才能豊かでギターの弾き語りを即興でしてしまいます。
世界中で大人気のJazzピアニスト(私も大ファン)が近所のお友達で一緒に家で遊びながら弾いているという、将来楽しみなミュージシャンです。
どんな音楽学校にも勝る生活の中に生きた音楽環境は、ニューヨークならではですね。

2007年のコンサートシリーズはすでに10月から始まるようですが、私は1月と4月に参加させて頂く予定です。また、アメリカでFoundlingの皆さんと演奏できるのが楽しみです。

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