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claveciniste et pianofortiste

トスカーナVol.5/Toscane Vol.5

更新が遅れましたが、7月のトスカーナ紀行Vol.5です。
世界中から集まったチェンバリストと楽しい1週間を過ごしました。4日目だったか、私がプールで泳いでいると、”みんなでThermaへ行くから来る?”とベルギー人の子に誘われました。急いでシャワーを浴びて行くと、”水着は?”と。
”え?どうやら、温泉プールにでも行くのかな?”と取りに行き、車に乗ると、シエナ方面へ1時間ほど田園の中を走って行きます。時差で眠かった私は、車内のベルギー語はいつの間にか”やっぱり分からない言語→子守唄になっており、爆睡しておりました・・・
ついた先は、真っ暗闇。そうです、森です!そして、温泉特有の硫黄の匂いが。
まさか!!イタリアに温泉!?しかも自然の中?

これは、フラッシュの時のみの光景ですが、真っ暗闇でした。
すると、みんな見えない森を降りて行き、真っ暗闇の中、携帯の明かりを頼りに”ここら辺で着替えようか?”と暗闇で男女みんなで着替え始めました。
”え?”そう。だ~れも気にしない。真っ暗闇だし。
という事で、適当にみんな荷物置き場を草むらの横などに決めて着替えていると、もう1台の車で到着したルセとイタリア人の女の子の声が聞こえてきました。
みんな、お構いなしに一緒に着替えている様子。そのうち、着替えた順にお湯の方へと消えていきます。
真っ暗闇の中、水の音と人の声だけが聞こえます。お湯の方へ入っていくと、何と暖かい!おお~~。バーデンバーデンなどの温泉も日本人には”ぬるすぎる”と聞きましたが、日本人にも程よい38度くらい?

この石垣の向こうは川!
すると、チェンバリストみんな水着で”Bravissimo~~!!”Super~~などと、色々な言葉でみんな感動しています。どうやら、デイナーの後にルセの提案で、【テルマへ行ってシエナでジェラートを食べようツアー】だったらしいという事が判明。
見上げると満点の素晴らしい星空。これは絶景でしたね。その後、入っていると、ルセが”隣の川はほどよく冷たくて、湯冷ましに最高だよ~”と、なぜか1人で泳ぎに行きたくないのか?道ずれ・・・!?
ジャバ―っと石垣を超えると確かに10度くらい温度が低い。でも、日中はかなりの暑さの為、そんなに冷たくなく、橋の向こうまで泳ごうと。大自然の川の中を泳ぐとはこんなに解放感な~と子供に戻った気分(笑)
(中世の町・シエナ。トスカーナ地方には沢山塔のある町が今も残っています。)
すでに11時過ぎだったにもかかわらず、やっぱりシエナにジェラートを食べに行こうということになり、また車で1時間。着いたら深夜過ぎでしたが、有名な広場は夏の観光客で賑わっていました。
シエナでジェラートを!

みんなでパチリ!
帰宅したら1時半頃。あまりに時差で眠くて髪を洗わずに寝たら、翌朝髪を洗っても硫黄の匂いが取れずに、水着もしばらく臭かったですね~。
すると、翌日レッスンを受けていた友達が、”なんかルセ臭い~~と思ったらあれは、温泉だったんだ~”と2人で大笑いしていました。そういう私も硫黄臭かったと思いますが!
イタリアの香水は硫黄の匂い?なんて。
いえいえ。16世紀にカトリーヌ・ド・メディシスがフランス王アン二世の王妃として嫁ぐ際に、持って行ったフィレンツェの香水が、フランス王族の間で、大流行になったそうです・・・

オシャレなフランスも、昔も今もイタリアに美術、音楽、ファッションを学ぶというのは変わっていない様です。

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