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claveciniste et pianofortiste

パパパッ!/pa pa pa!

タイトルの“パパパっ!”は日本語の擬声語ですので、どうやってフランス語に訳してよいのか分かりませんね。
フランス人が “pa pa pa!”と見たら、 papa【お父さん+pa】にしか見えないでしょうね。
こういう表現は日本語らしいですね。
フランス語のお喋りをするのに ”Bla bla~”(ブラブラ~)や Blablader【動詞】が出来てしまったのもちょっと”パパパッ!”に似ているでしょうか。
Parler(話す)
papoter(お喋りをする)
Blablader(お喋りをする:辞書には載っていなかったので俗語だと思います。)
のニュアンスはどう違うの?と前フランス人の友達に聞いたことがあり、
parlerは標準語の普通の言いかた
Papoter は entre les filles(女の子同士でぺちゃくちゃ話す感じ?)
Blabladerは(もうちょっと高年齢のmadameが世間話をする感じ?)
と説明された記憶があります。面白いですね。
さて!
さすがに私もビックリしたのは日本のオーガナイザーの早さ
まさに
“ぱぱぱっ!”でお見事です。

4月に汐留にある大変素敵な日仏文化協会にある【汐留ホール】でコンサートを開催することになりました。
気がついたらもう日仏文化協会のホームページにUpされていました。お知らせ内容は別にUp致します。
このホールを知ったきっかけはパリのOvniという生活冊子11月頃の裏面にこんな記事がありました。
真ん中の素敵な女性、大河内さんがホール責任者の方です。旦那様がフランス人なのでフランス語もペラペラ。
”東京の日仏文化協会に多目的ホールがオープン”という記事が載っていました。よく見るとピアノもあるし、フランスに留学している学生やフランス人音楽家のマスタークラスやコンサートも企画している。
早速12月に帰国してホームページから問い合わせをすると、担当者の方からすぐお返事を頂き、ちょうどクリスマスパーティーがあるというので行ってきました。
新橋から徒歩3-4分の入り口入ってすぐの所に綺麗な汐留ホールがありました。
当日はパーテイーなので所狭しとフランス語を勉強しているであろう方達=日本人4人なのになぜかフランス語でお話をしているちょっぴり不思議な光景?や、フランス人や、フランス好きな方達がいらっしゃる感じでした。
フランスワインも飲めたり、マルセイユのアーテイストのハンドメイドジュエリーや、東京のフランス風カフェ穴場スポットの本が販売されていたり、楽しい雰囲気でした。
ホールは80席。
チェンバロ搬入にかかせない通路チェックをすると、今までに見たこともないような最高な間取り。
地上階限界ーそのままドアを開けてホール。段差なし。
OK!
3階にホールがあってエレベーターに入らない場合は、勿論階段で上り下りしないといけないので大変です。リスクもあり保険は絶対にかけないともしぶつけて響板にひびが入ったりしたら大変なので。響板はピアノの鉄骨の入った厚さよりかなり薄く、一番薄い部分は1-2mm【ミリ】。
その為、冬は加湿器を常にかけ、夏は除湿機をかけて平均40-50%に保たないと、響板にひびが入るか、カビが生えます。
事実、去年私が5か月パリへ行って留守の間、チェンバロの蓋はたまに開けるようにお願いしていたものの、夏の猛暑と湿気で12月に帰国して見たらうっすらと【ポチポチ】とカビが生えている~~
がび~~ん!
かなりショックでしたが、まあしょうがない。
でも、1回生えたら繁殖するの?考えもしたくない・・・
効くか効かないは別に鍵盤の下の隙間に使い捨て湿気取りなど入れてヨーロッパでは見たことのない光景。(笑)
でも、きちんと管理しないとコンサート中に鍵盤が上がらなくなったりしてしまうそうです。怖いですね。
ということで、私の空を飛んで日本へ運んできたチェンバロの初お披露目はフランスに関係する日仏文化会館という素敵な場所で行うことになり、大変嬉しく思っております。
思えばMyチェンバロはありがたい事に、パリお披露目はピアニスト:Alfred Cortotが創設したEcole Normal音楽院のSalle Cortot(コルトーホール)で、彼が設計の詳細もチェックした思い入れのあるホールです。
きっとCortotも演奏したのではないか?というホールで演奏させて頂けたのはとても光栄です。
また、その後のパリ・バッハのブランデンブルク協奏曲の全曲演奏会をした際にも、France Musiqueでライブ録音が放送されるということで、自宅からチェンバロを搬入しましたが、会場のThéâtre des Bouffes du Nordは先日惜しくもこの世を去ってしまった巨匠グスタフ・レオンハルトが毎年ソロリサイタルをしていたお気に入りの会場でした。
そんな空気を吸ったチェンバロがこれからも東京でどんどんと色々な場で奏でていってくれたらいいなと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

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