12月6日にパリにあるサル・プレイエルでオーケストラ レ・シエクル(Les Siecles)のコンサートがあります。前回に続いて、何とリアルタイムでライブコンサートの様子がWebサイトで世界中でご覧になれるということです。日本とフランスは時差があるので8時間違いますが、そんな便利な時代になったんですね。
サイトはここから。12月6日 Salle PleyelのHaydn(ハイドン)のプログラムですが、今のサイトではまだ放映がどのようになるのかはっきり表示していないので私も分かりません。
モーツァルトやハイドンの交響曲、チェロ協奏曲を分かりやすく説明も加えた子供のためのコンサートです。
入場料も8ユーロ(1200円くらい)で日曜日の午後です。
詳しくはサル プレイエルのサイトから。これは、教育プログラムとしてLes Sieclesが随分前からSale Pleyel,Cite de la musique と一緒に始めた企画で、去年弾いた時には3-4000人の子供たちが熱心に聴いていて驚きました。
普段はパリ管弦楽団のメイン会場となっているサル・プレイエル、ショパンを始め、Jazzのルイ・アームストロングも演奏したという歴史あるホールが最近、大規模な改装工事で生まれ変わり再びOpenしました。
この1年間チェンバロが必要な時にこのオーケストラで弾いていたのですが、気がついたらオーケストラのメンバーになっていました。何の予告もなしに、ある日メンバー連絡先という名簿に自分の名前が載っていました。おかしいですね。
といっても、来年はバロックのコンサートが多くないのであまり弾きませんが、この1年は南仏エクスアンプロヴァンスやドイツのヴュルツブルグ宮殿などUNESCO世界遺産に認定された場所、またフランスのシャルトル大聖堂、パリのサルプレイエル、Cite de la musique、12~14世紀の修道院など…といった素晴らしい場所で演奏させて頂けたことが何よりも私にとっては大きな宝です。
実際に教会など観光で訪れても、音は実際にそこで演奏してみないと分かりませんので、なかなか面白いです。ゴシック様式の高い天井の教会ではホルンの音などが3秒後に遠いステンドグラスの差し込む角からエコーで聞こえてくることもあり、その”間”も考慮したテンポで弾かないといけませんが、大体テンポはゆっくりめにはっきり発音して演奏しないと10m先の客席では何を弾いてるのか分からない・・・という場合もありえます。
讃美歌などは本当にそういう場所では天からシャワーのように降ってくるかのように音が降ってきます。
そんな中でポリフォニーの音楽が生まれたのではないかと思います。
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