パリの街も一斉にクリスマスのイルミネーションがあちこちで始まりました。
可笑しかったのは、『シャンゼリゼもイルミネーションが始まったとニュースで言ってたよ』と日本の家族の方が早く知っていたこと。
住んでいると、シャンゼリゼはよっぽどの用事やどこかの帰りに通る以外は、あまり行かないエリアなんですね。東京タワーにわざわざ行く様な感じでしょうか?
昨日は、ノートルダム寺院の後ろのサン・ルイ島に住んでいる16年来の親友のピアニスト宅へ行ってきました。メトロCiteで降りて~ノートルダム寺院~サン・ルイ島まで徒歩5分の素敵なお散歩コースです。ではご一緒に歩いている気分で!
ノートルダム寺院の横側
雨が降るとこの動物の口から水が出てくるシステムです。美的センス&実用性をいかした建築ですね。
後ろ側はゴシック建築がよく見れて正面よりも好きです
ノートルダム寺院の後ろの橋を渡ると、パリ発祥のサン・ルイ島へ
反対側にはHotel de Ville(市庁舎)が見えます。
冬のカフェもパリっぽいですね。去年の今頃は大雪が降ってテラスでのんびり座れる感じではなかったですね。
彼女のフランス人の旦那様は、作曲・演奏・舞台とのコラボレーション等を多く行っているアコーデオニストで、すでにハルモニア・ムンディ等大きなレーベルからCDを出している為、バッハのCDのアドヴァイスを貰いに行ってきました。
楽譜を見ながら、音の響き方、バランスなど2人に聞いてます。ノンチェンバリストだけど、同じ鍵盤奏者&音楽家なので細かいアドヴァイスを頂きとても助かりました。
ボルドーのMedocワイン&イタリアからのパルミジャーノチーズを頬張りながら80分聞きましたが、弾くのにも聞くのにも体力がいる曲ですね。
旦那様もLe Monument(モニュモン=大建造物=大曲)だからね~と言ってました。本当に聞いてくれた2人に感謝!
ということで、家で1人で1音1音気になり細かくチェックし始めていたのですが、基本的に大きなフレーズ感がまず一番大事で多少のチェンバロの雑音等も楽器の音を感じるライブ感として残していていいのではないか?と言われましたが、私は凄く気になっていました。
でも、確かに例えばアコーデオンの空気の音や”カタカタっ”というキーボードを押す時の音がしても、私は全然気にならないどころか、アコーデオンらしさが出ていいなと思うのと同じことだと話していました。
ということで、大きな流れを踏まえてテイクをもう1度聞いていこうと思います。
確かにコンサート等では、多少のミスや雑音があろうと登りつめていく緊張感やクライマックスなどの『ライブ感』がありますが、あまりに綺麗な音に編集し過ぎたCDというのは、表面的に『完璧』でも心に伝わらない演奏になっては残念ですね。
バッハと同時にDuportのチェロソナタのチェックもしていますが、ソナタの方が伴奏で客観的に聞けるので割とスムースにここは気になると分かるのですが、ソロはあまりにのめりこみ過ぎ?で中々客観的に聞くことが難しいですね。また、何回も聞き過ぎると始めは?と思ったことにも慣れて分からなくなってしまうこともあると思うので、こうして信頼できる音楽仲間に聞いて貰うことはとても助かります。
やっと聞き終わったら、友達のMちゃんが美味しい大根おろし&ツナ&だし、ポン酢の和風パスタを作ってくれました!
しかもテーブルのクリスマス風コーデイネ―トは朝マルシェに行ってフルーツを買って、こんな風に置いてみた!という旦那様のアイデア。いいですよね。
Sadaharu Aokiの抹茶ペーストを使った抹茶ブラマンジェ&小豆&ベリーのフルーツ。これが美味しい~~
気が付くとあっという間に深夜を過ぎていましたが、楽しい一時でした。
帰りはセーヌ川沿いに歩き、ソルボンヌ大学近辺のSt-Michel駅から。
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