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claveciniste et pianofortiste

ミラノ:アンドレアさん工房/Andrea Restelli Atelier in Milano

ボローニャから電車で2時間ほどでミラノに着きます。1時間の新幹線のような高速列車から3時間の鈍行まで選べるので楽です。

ミラノ駅から2駅の場所にアトリエを持つAndrea Restelliさんを訪ねました。メールで流暢な英語で対応して頂き、イタリア人なのに珍しいな~と思いましたが、実際に会ってみるととても気さくで奥様もとても素敵な方でした。

アンドレアさんはとても人気の製作家の為、今24人のWaiting Listで今注文しても4,5年後まで時間がかかるそうです。
面白いのが、この型は歯医者さんで歯型を取る素材を使って、18世紀のオリジナルピアノから形を取り、奥様が製作しているとのことです。ブロンズ製の上に金箔を張ってあるそうです
フォルテピアノの製作者を探しているので、とにかく多くの製作家に実際に会い、楽器を弾く事が一番だと思い、今回ちょうどイタリアへ行ったの会いに行きました。
Grafモデル
アンドレアさんはチェンバロ、フォルテピアノ、クラヴィコード、オルガンと多種多様の鍵盤楽器を作れる珍しい製作家です。
中のPedalの構造。ペダルが5個くらいあるので複雑です。
これは1800年頃のドイツ製のオリジナルピアノ。円い装飾が違う色の木で1つずつされています。面白いですね。
ハンマー。今のピアノに比べてずっとシンプルで小さいです。


響板の裏側。魚のうろこのようになっていて面白いですね。
ミラノ1泊2日を過ごして、夜の飛行機でパリへ戻ってきました。
おかしいのはモントンーパリまでの電車よりもミラノーパリの方が半額の料金で何と5000円!考えられませんね。ちょっとナイスなデイナーと飛行機代が一緒の便利な時代になりましたね。
しばらくはパリでゆっくりします。バカンスで留守にしていたパリジャンも段々と戻ってきて町に活気が戻り始めつつあります。
皆さんの夏はいかがでしたか。どうぞ季節の変わり目お体にお気をつけて下さい。

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