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claveciniste et pianofortiste

志野流 香道/Shino Incense School

皆様こんにちは。
ちょっと更新が久しぶりになってしまいました。
東京の4公演が終わり、ほっと一息・・・
そして、7月のイタリア10月、年末のコンサート、その後ラファエル来日予定2013年4月末までのコンサートプランやプログラムを考えつつ、新曲【バッハ、ロワイエ、スカルラッテイ】など譜読みをしながら、色々とプランを練っております。
さて、昨日はパリで知り合いました、志野流 香道 21代目:蜂谷 宗苾(そうひつ)さんの出演:香り監修をなさった舞台【Mermaid Blood】を見に日本橋三井ホールへ行ってきました。
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3年ほど前、私がパリに居る時に文化庁派遣で国際文化交流として、パリへいらっしゃった蜂谷さんご夫婦とお会いし、生まれて初めてパリでお香の会にも出席させて頂き、日本の繊細な奥深い文化に触れさせて頂く機会を頂きました。

【舞台でどの様にお香が演出されるのか?】
興味津々で蜂谷さんのお香のイベント等があると一緒に出掛けるお友達と、楽しみに行ってきました。
すると、モダンな舞台セッテイングの中、声優さん3人がお話を語り始め、【死者を蘇らせる】と言われる反魂香(はんごんこう)を探し求める平家と源氏の背景を含むストーリーが繰り広げられました。
お香のお話の場面で、音楽と照明が変わり、煙がもくもく~~と立ち上る中、ゆっくりと素敵な水色の和服を着た若宗匠が登場し、舞台の高台になっている場所でお香のお手前を披露なさりました。
同時に、スクリーンにUpの動画で若宗匠のお手前の細やかな動きなどが、分かりやすく、そしてポップな映像で見れるだけでなく、香炉を持ったお二人が会場をゆっくりと周り、実際に客席でも香りを堪能できるという、素晴らしい演出でした。
終演後に蜂谷 宗苾、優雅な舞妓さん達、お友達とパチリ。立ち居振る舞いが本当にエレガントで入門したいくらい?
きっと、(今夜初めてお香道を知る方も多いのでは?)と友達と話していました。
こうして、世界中で500年継承さ続けている日本の伝統文化を広めていらっしゃるというのは、本当に素晴らしい事だと感銘を受けました。
会場を包むお香の香り、音楽、照明、声優さん達の表現力によって、最後には感動して涙が思わず出てしまいましたが、会場内では涙をすする方もいらっしゃった様で、皆さん感激なさっていたようです。
蜂谷さんの色々な分野で活動なさっている姿を拝見して、300年前にヨーロッパで栄えたチェンバロの、まだまだ知られていない魅力を、日本でもお伝えして行けたらな・・・と心に響きました。
ご挨拶へ行ったら、蜂谷さんに【今度、コラボしよう~】とお声をかけて頂き、【お香&チェンバロ】が実現したら・・・
夢のまた夢の様なお話しですが、そんな素敵な空間ができたら、どんなに素晴らしいか・・・と思いました。(すっかり蜂谷さんファンのミーハーになってしまいました。)
まさに、国境を越えた文化交流になりますね。
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家庭画報2010年6月号にて【志野流 香道若宗匠パリをゆく】が特集されました。こちらよりどうぞ。
志野流 香道についてはホームページよりご覧いただけます。
こちらよりどうぞ。

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