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claveciniste et pianofortiste

雪じゃ!/La neige

朝起きて、どうも寒いと思ったら

目の前は銀世界!
いいですね~。雪は綺麗ですね。寒いけど。身が引き締まる感じで、雨より好きです。


ヴァイオリンを弾いているエンジェルの上にも積もってます!
雪かきをしたついでに、【雪だるま】パンジーのお花で目鼻をしたけど、ちょっとブチャイク?!ちょっと、メイクが濃い女の子っぽい?!(笑
何だか、真っ白な雪を見て急に【雪だるま】を作りたい衝動に駆られました。
3歳の時に【雪の降った庭でごろん、ごろんと転がして、段差でまっぷたつに割れて】泣いたそうです・・・
泣いたのは覚えていませんが(自己中ですね)、転がしたのは何だか体の中に記憶があるような気がしました。不思議ですね。
そういえば、3月にアロマの香りをコンサート会場に(ふわ~っ)と広めて、演奏をする方がいらっしゃり、香り=記憶を呼び起こすそうです。
パリの中世美術館
人間の五感は凄いですね。
パリのクリニュー中世美術館にある、【五感】味覚、聴覚、視覚、嗅覚、触覚の五感と欲望をテーマにした有名な【貴婦人と一角獣】の6枚からなるタピストリーがありますね。
実は、ショパンの愛人でもありパリで一世風靡したジョルジュ・サンドの持ち物だったとパリの知人から聞いたのですが、どうやら、彼女が小説の中で取り上げて一躍このタピストリーが有名になったそうです。
詳しくはこちらよりどうぞ。
以下、ウィキぺデイアより引用させて頂きます。詳細の説明が興味深いですね。
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チェンバロの装飾にも、ヨーロッパ芸術の中にある【象徴】するモチーフが使われていることも多いです。

味覚 (Le goût)このタペストリーでは、貴婦人は侍女から差し出される皿からキャンディを手に取っている。彼女の視線は、上に上げた左手に乗ったオウムに注がれている。向かって左側にいる獅子と向かって右側にいるユニコーンは、二頭とも後脚で立ち上がり、貴婦人をはさむように旗を掲げている。猿は足元にいてキャンディを食べている。

聴覚 (L’ouïe)このタペストリーで貴婦人は、トルコ製のじゅうたんを掛けたテーブルの上に載せられたポジティブオルガン(小型のパイプオルガン)を弾いている。侍女は机の反対側に立ちオルガンのふいごを動かしている。獅子とユニコーンは「味覚」と同じく貴婦人をはさむように旗を掲げているが、今度は二頭の体は外側を向いており、二頭の位置は逆である。
【オルガン】は、サンタチェチーリア=音楽の女神の絵にもよく出てくる【天と地をつなげる神聖な楽器】としてよく用いられますね。

視覚 (La vue)このタペストリーでは、貴婦人は腰掛け、右手に手鏡を持っている。ユニコーンはおとなしく地面に伏せ、前脚を貴婦人のひざに乗せ、彼女の持つ鏡に映った自分の顔を見ている。左側にいる獅子は旗を掲げている。

嗅覚 (L’odorat)このタペストリーでは貴婦人は立ち上がり、花輪を作っている。侍女は花が入った籠を貴婦人に向かってささげ持っている。獅子とユニコーンは貴婦人の両側で旗を掲げている。猿は貴婦人の後ろにある籠から花を取り出して匂いをかいでいる。

触覚 (Le toucher)このタペストリーでは、貴婦人は立って自ら旗を掲げており、片手はユニコーンの角に触れている。ユニコーンと獅子は彼女の掲げる旗を見上げている。

我が唯一つの望みに (À mon seul désir)
このタペストリーは他と比べて幅が広く、描かれた絵の様子も他と異なっている。他の5枚のタペストリーは描かれた仕草などから五感のアレゴリーだとされているが、この一枚は謎が多く、他の5枚の前の情景を描いたものか後の情景を描いたものかすら定かではない。「我が唯一つの望みに」で身支度をした後、嗅覚・味覚・聴覚でユニコーンをおびき寄せ、視覚と触覚でユニコーンを捕まえるまでを描いているという見方もあれば、五感でユニコーンを引き寄せた後、「我が唯一つの望みに」で身を整えてテントに入るという見方もある。
絵の中央には深い青色のテントがあり、その頂には金色で「我が唯一つの望み」(A Mon Seul Désir)と書かれている。テントの入り口の前に立つ貴婦人は、これまでの5枚のタペストリーで身に着けていたネックレスを外しており、右にいる侍女が差し出した小箱にそのネックレスを納めている(またはここではじめてネックレスを取り出し首につけようとしている)。彼女の左側にはコインが入ったバッグが低い椅子に置かれている。獅子とユニコーンが貴婦人の両側で旗をささげ持っている。
この一枚のタペストリーはさまざまな解釈を引き出してきた。解釈の一つは、若い貴婦人がネックレスを小箱にしまっているのは、他の五感によって起こされた情熱を、自由意志によって放棄・断念することを示しているとする。別の解釈では、この場面は五感の後に来る「理解すること」という六番目の感覚を指しているという。また、愛や処女性、これから結婚に入ることを示しているという解釈も存在する。
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中世美術館は、ノートルダムやサン・ミッシェルからすぐのローマ時代からの【浴場】がいきなりサンジェルマン通りに面して今も残されている美術館です。
この有名なタピストリーだけでなく、戦時中にノートルダム寺院の聖人の銅像などが多く破壊された際に、【オリジナル】の彫刻を保存しようと、学校の先生達が保管したものが、今もこの中世美術館に残っています。
・・・ということは、今のノートルダム寺院のファッサードに並んでいる聖人達は、
コピーの彫刻も多いという事ですね。
この美術館へ行って、印象に残っていたことです。
皆さんもパリへ行く機会があれば、この小さな、ちょこちょこっと周れる美術館へ行ってみて下さいね。

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