昨日、無事に1つ目のコンサートがCIte de la musiqueで終わりました。
チェンバロ到着。カバーをはずしている所。チェンバロ(三角形の家具のよう)+足台に分けて運び、台の上に載せるだけです。
時差でゲネプロが始まる前の移動時間は、バスで朦朧としていましたが、弾いているときはそんな暇なく、無事に終了してほっと一息です。
ゲネプロ開始前
チェロ、ガンバ、ファゴット
楽器博物館、コンサートホールのあるパリのBunkamuraのようなCite de la musique.
楽器博物館のチェンバロの広告。反射して見えにくいですが、名だたるオリジナルのチェンバロが沢山あり、オリジナルチェンバロでG.レオンハルト(毎年やっていました)やルセなどのコンサートも定期的にあります!
Cite de la musique 2011-2012の広告、カタログの表紙。
フェルメールの『真珠の耳飾の女』のモダンアート版?何と、ごみ袋!!!受ける~~~!これは、パリだから企画が通るんだよな。と思いました。日本では却下されそうですが、こういうウイットに飛んだフランスのセンスには、みんなちょっとはにかんで笑いますね。
本番前の舞台裏。みんな調弦したり、ヴァイオリンのルーシーが固まってポーズしてくれました。
いきなり、本番直前にオーボエが壊れた!と修理中。アムステルダムで一緒に勉強したマチューは、オーボエ製作も1月に1本製作しているそうで、すぐに修理!瞬間接着剤で急いで付けていましたが、大丈夫だったようです。
本番が始まり、今回はラモーがテーマで子供の為の教育コンサートだったので、分かりやすくガボットやメヌエットなどのスタイルやカデンツァなど音楽の仕組みを説明したり、歌手による『お茶の間劇場』みたいな短い劇+室内楽を組み合わせて、音楽劇みたいな物をやったり、子供が飽きないように早いペースで1時間のコンサートになっています。
最後の方にチェンバロソロも弾く事になっていたのですが、いきなり指揮者が近ずいてきて
『日本から来たKeiにチェンバロの事をちょっとお話して貰おう!』とアドリブで。
一瞬???
と思いましたが、遅し。マイクが目の前に。
常に頭の隅に『フランス語コンプレックス』があるので、ぎょえ~と思いながらも、
”チェンバロ=ヴェルサイユ宮殿の時代に栄えた楽器で、ピアノはまだ存在していなかった事。ピアノとチェンバロの構造の違い”など話しましたが、ゲネプロ終了後、きちんとしたフランス語で話さなければあかん!
と思い、隣に座っていた友達にフランス語チェック、やはり”du “や ”de“など細かい部分が間違っており、紙に書き本番のあんちょこにしました。
が、
またもや、『演奏する曲について教えて』
と追加のアドリブ質問。
ガボットと変奏曲という説明をして演奏し、無事に終了。
でも、考えてみると11月にラファエル&パスカルと北フランスで400人の子供たち=合計11クラスもの小学生にチェンバロ、バロック音楽の授業をした時に、チェンバロの説明などをしたお陰で助けられたなと思いました。
何でも、失敗を繰り返しながらでも、経験しておく事は大事だなと思いました。
コンサート終了後、楽屋口前で。
隣のCafe de la musique(音楽カフェ)でランチ
来てから5日間パリは素晴らしい快晴続きで桜のお花も咲き乱れ、何とも嬉しい限りです。
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