オンライン配信を早速ご覧頂き、暖かいご感想を頂きましたので、ご本人の承諾を頂き匿名でご紹介させて頂きます。
ご感想①
植山けいさんの素晴らしい動画でのリサイタル、聴かせていただきました。
長い演奏の上に、丁寧なトークも交え、素晴らしい演奏、素敵なチェンバロに見事にフィットしたドレス、そして演奏するけいさんから漂う
音楽の表現力、とても感動しました。
チェンバロから、あそこまでの豊かな音色、深い表現力を持たれている、植山けいさんに大きな拍手を送ります。
ご感想②
素晴らしい仕上がりですね。 当日の感動が甦ります。これは当日聴けなかった方々にとって最良のプレゼントですね。 音もとても美しく録れていると思います。
ご感想③
想像以上の素晴らしさに途中で止める事もできずに見入ってしまいました!
作品毎、楽章毎の彩りが全てくっきりと美しく迫ってくる演奏で、しかも臨場感ある大変クリアな音質、画像に驚きました。
(イタリア協奏曲の終盤、楽器の先端に描かれた花がまるで立体的に咲いている様に見えました)
鍵盤と先生の手の動きがこんなに間近に見られたのも嬉しいです。曲の途中で滑らかに鍵盤移動したり、レジスターを操作する動きなど、見惚れてしまいました。
一曲毎に感動箇所があり、改めて視聴して楽しませていただきます。アンコール曲も含めてリュートストップの音色がとても印象的でした。
現実世界が混迷する中、音楽の素晴らしさをあらためて感じることが出来、感謝いたします。
ご感想④
オンライン配信を聴かせていただきました!
素晴らしい楽器の艷やかな音色に近江楽堂の響きが相俟って心から楽しませていただきました。
一言では言い表せないのですが「植山さんの演奏が大好き」です。
全体的なことを述べると、音色の美しさ、自然で優雅な流れを持つ音楽性、言語や文章を感じさせる演奏、和声感、アーティキュレーションの引き出しの多さ、力の入れ具合のバランスの良さ(テンションを入れたり抜いたりするバランス)、などなど良いところを述べたらきりがないのですが、一番思ったのは、曲に対する理解やアイデア、自分の解釈をどう伝えたいかがはっきりしているということです。
デュフリでは音と音のつながりが大変美しく、これこそフレンチ!と思いました。
音そのものを出すことに集中する人は多いけど、その音をどう終わらせどう繋げるかをおろそかにしがちなのは、特に鍵盤楽器奏者に多いですね。
まさに多種多様なフランス風の唐草模様が繋がっているようでした。
私がこのプログラムで一番好きだったのはデュフリのクーラントです。こんなに色々な表情を持ったクーラントを聴いたのは初めてで、なるほど~と思いました。
バッハの半音階的幻想曲とフーガのフーガを弾いている時は、チェンバロがドイツ風に見えてきて不思議でした。幻想曲も、構成とかストーリーやメッセージがとてもよくわかる演奏だと思いました。
フーガのじわじわと上がっていくテンションの持っていき方とか和声感、対位法感のある演奏に拍手を送りたい!と思いました。
プログラミングもいいと思いました。そのあとにスカルラッティに入る感じ、よかったです。
2つめのソナタでの間の取り方とかが大胆で、ラテン系でよかったです。
とにかく、素晴らしい演奏をありがとうございました。元気と刺激を頂きました。
ご感想⑤
今回、ホールでのコンサートとオンラインでのコンサートの両方を聴かせて頂きました。やはり、生のコンサートは空気感、音をダイレクトに感じることができ、感動は大きなもので、これに勝るものはありません。
しかし、オンラインでのコンサートを聴かせて頂き、オンラインならではの良さがありました。普段のコンサートではなかなか見ることのできない上下の鍵盤を滑らかに行き来するテクニック。
これは特にスカルラッティのソナタやバッハのイタリア協奏曲で感じました。また、今回演奏された作曲家たちがこのチェンバロという楽器を最大限に活用し、各々の思う芸術世界を高みに持っていったことも奏者の手を見ることで新たに気づくこともありました。