• Go to Japanese Page
claveciniste et pianofortiste

Trioコンサート終了!/Le concert de Trio a fini!

昨日、無事に中丸まどかさんと武澤秀平さんとのトリオのコンサートが終わりました。

100席のアットホームな雰囲気のお客様に対し、中丸さんによる曲目説明や楽器紹介などもしながら演奏をしました。中丸さんのバロック音楽に対する熱い思いが良く伝わってきました。

本番中にアドリブで中丸さんがバロックチェロとヴィオラ・ダ・ガンバの説明を武澤君にお願いすると分かりやすく2つの楽器を比べて説明してくれました。

前半はコレッリのソナタより続けて3曲。後半は、中丸さん、私のソロの後にコレッリのフォリアとアンコールでした。

アンコールにはクリスマスということでめずらしくバロックの楽器により何とホワイト・クリスマスをJazz風に演奏しました。お客様へのプレゼント・・・という感じで最後に演奏しましたが12月23日でしたのでちょうど良い感じでした。
武澤君の手は大きい!だけでなく、水かきの広がりがすごい!これならチェリストでもピアニストでもすごい有利ですよね~~。とパチリ。
そして、第一関節も強いということで、指立てふせをしてくれました。(笑)
加屋野 木山さん製作のチェンバロをお借りしました。終始調律や音のバランスを聞いて下さった加屋野さんの細やかなケアのお陰で安心してお任せできました。また、調律の基本を色々と分かりやすく教えて頂き、それはそれは感謝!!でした。
こうして、中丸まどかさんのご実家近くで楽しいアットホームなコンサートが無事に終わりました。

初合わせ/la repetition

今日は、3日後のコンサートのリハーサルが3人で初めてがありました。
ヴァイオリンのまどかちゃんとはパリ、ブリュッセルのお互いの家を行き来して2回リハーサルをしましたが、チェロの武澤君は日本在住なので3人そろっては今日初めてでした。
6時間のリハーサルの中で5曲を休憩を入れながらテンポ感やニュアンスなどみんなで話しながら決めていきます。
今回一緒に演奏させて頂く武澤君とは初めてですが、バロックチェロとヴィオラ・ダ・ガンバの2つの楽器を難なく弾き分けてしまいます。
武澤君にみんなチェロ弾く人はガンバを弾けて、ガンバを弾ける人はチェロを弾けるの?と聞いたらそうでもないということです。みんなそれぞれ別々にやっている人が多いということで、指使いや弓、テクニックも違う為両立できる人は少ないようです。
多分、スペイン語とポルトガル語を話す・・・みたいな感覚では?
なんて勝手に考えているのですが。
一見共通部分がありそうでない部分もあるような。7カ国を自由に話す友人に聞いたところ、スペイン語、イタリア語、フランス語はほとんど同じ。でもポルトガル語はちょっと違うそうです。でも同じラテン言語。なので大きな意味では1つの家族内の言語だそうですが。
話がそれましたが、今回のプログラムをチェロとガンバのどっちが合うか・・・
なんてリハーサル中にも決めて結局1曲はガンバの方が合う・・・ということで2つの楽器で弾いて頂くことになりましたが、最近はそんな本番が多いそうです。
ヴァイオリンの中丸まどかちゃんとは去年1年間ピアノフォルテ(古いピアノ)でモーツァルトやベートーベンのソナタやシューベルトのピアノトリオ、フランクのVlソナタを一緒に弾かせて頂き、とても貴重な経験ができました。ブリュッセルの楽器博物館にある素晴らしいショパンが持っていたピアノとほとんど同じプレイエルの音色で演奏できたのは、本当に勉強になりました。
そんなまどかちゃんとバロックのプログラムでこうして日本で演奏できるのは、とても嬉しいです。
帰国して1週間が過ぎましたが、すっかり感覚は“日本”に戻り、
え?パリ?と言う感じに普段は違う国に住んでいるのが嘘みたいです。
やはり母国に馴染むのはこんなにすぐなのか・・・と自分でも驚きますが、パリは4年たった今でも馴染んでいない感じがします。
こうしてみると、カメレオンの様な自分の感覚自体が不思議です。
パリの町の利点はやはり音楽をしている以外でも18世紀などの建築がそこら中にあり、芸術的な感覚を常に町の中で接することができエッセンスを貰うということでしょうか。
しかし、東京では残念ながら江戸時代の建物などは戦時中や火災で残っていませんし、古き良き日本というのは京都などに行かないと本当に実感できないかもしれませんね。
いずれにせよ、17,18世紀のヨーロッパの音楽を感じさせるものは町を歩いていて何も感じられないのは当たり前なのですが、日本からすれば“輸入している文化”ということなのかな~~と感じます。
だからこそ、日本で演奏をする場合はお客さんも親しめるような分かりやすいアポロ―チでバロック音楽を紹介していく環境作りからしていかないといけないのかなと思います。もう既に留学から帰国して日本で活動なさっている多くの素晴らしい音楽家の方達もいらっしゃるので、この数年は日本でもバロックファンが随分増えたと思いますが。
パリでは、少なくとも3日間にいくつものオーケストラがオペラやバロック音楽を演奏していて、どれに行こうか迷うくらいいつも上演され、それを楽しみに聞きに行く聴衆も自然に居る訳で、企画・演奏をする演奏家もごく自然にコンサートをできる土台があります。
それは、17世紀末からの宮廷文化から始まっているから・・・と云われれば何も言えないのですが、それこそ文化なのだと思います。
悲しいことにフランスも日本もこの不況や経済の破たんのあおりを受け、芸術の予算を国が大幅にカットする為にオーケストラの経営が困難になりつぶれ始めているということです。
本当に悲しい現実ですね。芸術はいつも始めにカットされるもので、簡単に切り捨てることはできても、再度育てていくまでにどれだけの時間がかかるのか分かっていないのではないかと思います。
どれだけ人間にとって貴重なこと、生活を豊かにする為の感性を切り捨てているのか政治家の方は数字だけ考えている場合は、全く聞く耳を持たないと思いますが、芸術を人間が失った時どれだけの心の豊かさが奪われるのではないかと思います。
そして、失ってからでは取り戻すのは本当に大変だと痛感しても遅い訳です。今後どうなっていくのか心配ですが、小さなコンサートでも来て下さる方が今日は楽しい気分になった。ほっとした・・などと少しでも音楽を通じて毎日が楽しくなれば嬉しいなと思います。

コンサートを終えて/apres avoir fini le concert

皆様、こんにちは。
すっかり東京も秋の気候になりましたね。
写真は7月末に行ったベルギーの古都ブルージュです。文章と関係はないのですが、きれいなので!
実は、9月13日に帰国した頃のヨーロッパは既に15度くらいの肌寒い気候で、革ジャンにブーツを着ているパリジェンヌもいました。
しかし、東京に戻り32度と湿度の高い*夏*の帰国に逆戻り!そして、再びここ日本で秋を迎えるという不思議な感覚で、少々体が驚いている感じです。
季節の移り目は体調を崩しやすいので、みなさまもお気をつけください。
ブルージュの聖母教会。
早いもので、先日のコンサートが終わり10月になりました。今年もあと残り2か月!と考えると、2007年の元旦を迎えてからそんなに時間がたったものか・・・と驚いてしまいます。
ベルギーの骨董のコレクターがイタリアより持ち帰り、聖母教会に寄付したミケランジェロ作の聖母像。イタリア以外に存在する数少なしミケランジェロの作品。
今回のコンサートを終え、いつにも増して多くの方々に助けて頂き初めて実現したことを実感し、感謝の気持ちで一杯です。
演奏家は演奏すれば良い・・・・と言ってしまえばそうかもしれませんが、今回のような自主公演の際には実は多くの時間と準備がかかります。
聖母教会内のマリア像

教会内を偶然にお散歩をしていたチェンバロの巨匠・レオンハルトが!
たった1日の為に。そうです。
その数時間1人でも多くの方と音楽を共感して頂く為に、半年前から企画します。
7年前より東京でのコンサートを企画してきましたが、毎回行う度に多くのことを学んだり反省しながら、次回はより改善できるようにそれらの経験を生かしてきました。


今回は、ちらし・プログラムはパリ在住で以前にアムステルダムで出会った素晴らしいコンテポラリーアーティストの友人にデザインをして頂き、パリより京都の印刷屋さんにインターネットで入稿して東京の実家に郵送してもらう・・・・という10年前では考えられないことが、便利な世の中になったお陰で無事にできました。

また、今回使用したチェンバロは共演者の福沢 宏さんがコツコツと夏に修復された、26年前に制作された堀さんの楽器でしたが、フレンチチェンバロでしたのでラモーを演奏するには最適でした。
そしてバロック・ヴァイオリンの荒木 優子さんは実は桐朋女子高校時代の先輩で、お互いにモダンピアノ・ヴァイオリンを弾いていた時には、ブラームスのピアノクインテットを演奏した仲です。
私がボストンに住んでいた5年ほど前に、初めて日本を代表するバロックオーケストラ、バッハ・コレギウム・ジャパンのアメリカツアーのボストン公演で荒木さんがメンバーの一員として演奏していたので、会いに行くと知らない間にお互いにバロック音楽を演奏していた・・・という嬉しい驚きの再会となり、その翌年の東京コンサートでゲスト出演をして頂きました。
本当にどこでどの縁がつながるか分りませんね。
ベルギーレースの飾られた窓。

そして、今でも伝統の残るベルギーレースを作る女性。68本ものレースの棒を交互に組み合わせて瞬く間に編んでいきます。
では、そろそろパリに戻りますが、実は数年ぶりにフォルテピアノを始めるので、17年弾いていたピアノの楽譜を再び引っ張り出して、モーツァルトやベートーベンなどを18世紀当時のフォルテピアノやそのコピー楽器で演奏して、将来的にはチェンバロと両方演奏して行きたいと願っています。
やはりタッチや楽器はチェンバロより重かったり大きいのですが、今の黒いピアノよりもモーツァルト時代のフォルテピアノはとても繊細で断然チェンバロに近い感覚です。
11月にはパリとロンドンでチェンバロのコンサートもあるので、文字どおりバッハとモーツァルトの世界を行き来するという、また今までと違った音楽の向き合う年になると思います。
では、皆様も和らいだ暑さの中紅葉などをお楽しみください。

ベルギーといえば・・・・チョコレート!箱の風景画もチョコのです。

9月20日リサイタル無事に終了いたしました/fini le recital a Tokyo

皆様こんにちは。
9月20日の日本福音ルーテル東京教会のリサイタルは、無事に終了させて頂きました。
大変暑い中、多くの方にお越し頂き、とても感謝しております。

リハーサル風景
今回は、オールラモープログラムという初の企画でしたが、チェンバロがお好きな方から初めてお聞きになる方まで、みなさんが楽しまれたようで何よりです。
バロック ヴァイオリンの荒木 優子さん
ラモーの旋律は重厚なハーモニーの中でしなやかに動きますが、そのメロディーが初めての方にも親しみやすかったというのには、新たな発見でした。
ヴィオラ・ダ・ガンバの 福沢 宏さん
確かにラモーを聞くと、良い~~~~!と思ってしまいますが。
やはり名曲ですね。
ラモー自身が作曲をして発表していたラ・ププリニエールのサロンでも貴族やサロンに集まる人達は*初演*を聞いたでしょうし、その中にはジャン・ジャック・ルソーなどの著名人であり口うるさい評論家も居ました。
そのような社交界の中で次々と魅力的な作品を発表し、膨大なオペラを書き上げることができたのも、ラモーの成功と社会的地位から、自分の作品に没頭する時間が許されていたのでしょう。
17世紀にモリエールの演劇などを上演し始めた歴史ある、コメディー・フランセーズのサロン。ヴォルテールの像。
今でもモリエールをバロック音楽と共に上演して当時のウィットにとんだ劇を観る事ができます。ラモーも、足を運んだのではないでしょうか!?

タイムマシンに乗ってラモーの時代を体験することはできませんが、今でもパリの天井の高くきらびやかなシャンデリアの輝くサロンを見ると、優雅なコンサートの様子が想像できます。
パリの街中ではふとした時に、歴史のある建物や小道に出会い、その通り過ぎた数百年の時間を実感することができます。

音楽もこうして17世紀よりずっと人達の生活の中に自然に生き続き、今に引き継がれています。
今後も、そのようなヨーロッパの文化と馴染んだ音楽を東京の皆様と共感できたらいいなと思って居ます。
心が想えば、時代や国を超えてその空間へ行けるのではないでしょうか。


演奏時には、ラモーの時代に出版された銅版画で印刷された初版譜のコピーを使います。出来る限り、当時の音楽を表現しようという試みです。
現代の出版譜には、更訂されて作曲家の意図と違う編集者のフレーズが書き加えられたりしています。
また、その反対に当時の印刷技術が完璧でないことから、リズムの間違いなどもありますので、現存するファクシミリや現代譜などを参考にどれが一番相応しいかと考え演奏します。
次回は、来年の春頃に大変素晴らしい美声のソプラノ歌手・懸田 奈緒子さんをお迎えしてコンサートを企画中ですので、どうぞお楽しみに。
また、詳細をこのブログに掲載いたします。

ヴィヴァルディと武満 徹のコンサート終了!

今日は、保谷市にある、約600人が入るこもれびホールにて、カウンターテナーの青木 洋也さんとのコンサートで演奏しました。
1時間の短いプログラムでしたが、始めの20分はチェンバロでヴィヴァルディのモテットを青木さん他ヴェイオリン、ヴィオラ、チェロの計6人のアンサンブルで演奏しました。
そして、チェンバロの位置にピアノを置き換えてすぐに、ピアノで武満 徹の歌曲8曲を演奏するという、楽器の持ち替え(とヴァイオリニストは言いますが、鍵盤楽器では、弾き換え?!とでもいうのでしょうか)をしました。

やはり、チェンバロのタッチは非常に繊細で数ミリの鍵盤が降りる感覚を感じながら演奏するのですが、ピアノは、チェンバロの鍵盤よりも4~5ミリ深い為、音を出すタイミングが全然違います。
また、ペダルがあるのも大きな違いではないでしょうか。
チェンバロには、ペダルがない為、指をできるだけ鍵盤に残して、音の響きを増やしてペダルのような効果を生み出すことができます。
逆に、ピアノはただ普通に弾いても、ペダルを踏めば、チェンバロよりも遥かに長い音を持続させることがあります。
しかし、何よりも弾く時の体の使い方が大きく異なります。
チェンバロは、指先以外の体の動きは一切必要ないく、叩けば叩くほど汚い音が出ます。しかし、ピアノは、楽器の持つ豊かな響きを無理なく響かせてあげる必要があり、その為には腕や背中、そして、腰に意識をして演奏したりします。
言葉で説明すると、複雑そうですが、要するにチェンバロとピアノを弾く感覚は、大きく異なるもので、それは、英語を話した直後にフランス語を話したりするのと似ているかもしれません。
1つの楽器を演奏するだけよりも、多くのことを考えなければいけんませんでしたが、とても良い経験になりました。
これからも、チェンバロだけでなく、他のフォルテピアノやピアノも機会があれば演奏していきたいと思います。
また、青木さん以外にも一緒に演奏させて頂いた音楽家の方たちとの交流も楽しく、貴重な経験となりました。
                        

11月のコンサート お知らせ/les concerts a Tokyo en Novembre

11月に東京である、2つのコンサートのお知らせです。
11月23日(木・祝) 午後2時開演 3部構成
1-2時  チェンバリスト   水永 牧子
2-3時  カウンターテナー 青木 洋也
3-4時  ピアノ        西川 潤子
場所 保谷こもれびホール (チケット、問い合わせ)042-421-1919
入場料 一般1500円 学生 1000円

私は、青木さんと前半 ヴィヴァルディのカンタータ (主が家を建てられるのでなければ)を4人の弦楽アンサンブルと一緒にチェンバロで演奏します。
また、武満 徹の大変素敵な歌曲を8曲ピアノで演奏します。中には、Jazzyな楽しい曲、しっとりとした、きれいな曲もあります。

1月24日(金)
早稲田大学・日本女子大学室内合唱団 第47回定期演奏会


場所・東京カテドラル聖マリア大聖堂
(有楽町線 江戸川橋駅 徒歩7分)
指揮・アルト 青木 洋也 ソプラノ 中村 朋子、テノール 中塚 昌昭、 バス 藤井 大輔
と23日の弦楽メンバーにオーボエ、オルガン、コントラバスを追加したメンバーで演奏します。
演奏曲目・バッハ・カンタータ BWV 61、153、ヘンデル・カンタータ HWV 264
入場料・ 1000円(全席自由)

問い合わせ: 岸本 雅弥 kabayaki@shitsunai.com/ kcembalo@yahoo.co.jpでもどうぞ。
お時間がありましたら、お気軽にお越しください。

東京!/ Tokyo

先ほど、東京の自宅に戻りました。
今回は、パリーロンドンー東京 ということで、最近テロ騒ぎのあった、ヒースロー空港なだけに、セキュリティーは、結構厳しかったですね。パリと東京の家ー家は結局21時間くらいかかり、さすがに座り疲れました。
シャンプーや、クリーム、リップ、飲み物を含む、液体類は一切、機内持ち込み禁止のため、スーツケースに詰め忘れた人たちは、飛行機に乗る前に、捨てられていました。私も、慌てて飲み水を一気飲みしてしまいましたが。
昨日、パリは珍しく30度の最後の夏とも言える気候で、夜までセーヌ川沿いで楽しむ人たちが居ましたが、今日の東京は曇っているせいで、25度ということで、慣れるには丁度良いかと思います。
白寿ホールのコンサートまであと10日!気を抜かないで、最後の準備をしたいと思います。少しでも多くの方にチェンバロを楽しんで頂けたらと思います。

2006年 東京リサイタル Tokyo Recital

HAKUJU HALL in Tokyo
9月18日(月・祝日)に、東京にあります、大変素敵な白寿ホールでリサイタルをすることになりました。
白寿ホールは最近、多くの古楽のコンサートが行われている、世界で初めてリクライニングシートを取り入れるという画期的なアイデアを取り入れた、大変音響に優れたホールです。
渋谷、代々木八幡、富ヶ谷からすぐの、都心にあるにもかかわらず、休憩時に開放する屋上テラスからは、代々木公園の森が見え、リラックスできる空間も兼ねそろえています。
今回のプログラムには、私が愛してやまないフランスのバロック音楽より、ルイ・クープラン、ダングルベール、そして、イタリアの快活で楽しいスカルラッティのソナタ、そしてバッハの中でもどこかで耳にしたことのある名曲、イタリア組曲をチェンバロでお届けいたします。
また、今回のゲストにリコーダーの太田光子さんをお迎えし、空間を自由自在に操る、美しいリコーダーの音色をお楽しみいただけます。
太田さんは、上野学園で教える傍ら、留学していたイタリアの地を今も行ったり来たりして演奏活動を活発になさっています。
彼女の演奏は、私の中の*リコーダー*に対するイメージが変わってしまったほど、音が気持ちよく伸び、とても表現豊かで、そして音楽する喜びが全身から伝わってきます。
より多くの方に、私の味わった感激をお伝えしたいと思い、今回共演させて頂くことになりました。
ピアノに比べて、まだまだ演奏される機会の少ない、17世紀・18世紀にヨーロッパの宮廷文化共に発展した繊細で可憐なチェンバロの音色をより多くの方に聞いて頂けましたら、大変光栄です。
植山 けい チェンバロリサイタル ーヨーロッパからの風ー2006年 9月18日(月・祝日)
14:00開演 (13:30開場)  ゲスト: 太田 光子

Program (プログラム)
L. Couperin Prelude à l’imitation de Mr.Froberger
ルイ・クープラン フローベルガー氏の模倣によるプレリュードBoismortier Sixième Suite Opus 35-6
ボアモアティエ    組曲 第6番
J.H d’Anglebert  Suite: g-moll  Passacaille d’Armide
ダングレベール    組曲 ト短調    アルミッドのパッサカリア
D. Scarlatti Sonata K.380 K.113 K.24
スカルラッティ ソナタ K.380 K .113 K.24
J. Van Eyck Philis schoone Harderinne
ファン・エイク  美しい羊飼いフィリス
G. F. Handel  Recorder Sonata F-dur HWV 369
ヘンデル      リコーダーソナタ ヘ長調
J.S Bach   Italian Concerto BWV971 F-dur
バッハ      イタリア組曲
***ご興味のある方は、以下でチケットお申し込みできます。***
入場料          一般 3500円 学生 2000円
チケット取り扱い   

東京文化会館チケットサービス  03 5815-5452
東京古典楽器センター       03 3952-5515
CNプレイガイド           0570-08-9990
                 http://www.cnplayguide.com/
小僧com 03 5464-2727 http://www.kozocom.com
場所のお問い合わせ
白寿ホール              03 5478-8867 

                    http://www.hakujuhall.jp/
㈱クレアート Tel.03-5966-5774

                Sky Terrasse
I will play my 3rd recital on the 18th of September,2006 in Tokyo.This concert hall * Hakuju Hall* has the great acoustics and the design is also very beautiful.Eventhough it is in the center of Tokyo,it has a big terrase out side where you can enjoy the nice view of *Yoyogi park*.
The program is french baroque music,Scarlatti and Bach.I also invited a great guest,Mitsuko Oota( recorder) to play chamber music. If you happen to be in Tokyo, please come and join us!
Please contact directly to here if you would like to order a ticket.
e-mail:keiueyama@hotmail.com

応援のクリックを宜しくお願い致します。

白寿ホール/Hakuju Hall in Tokyo

9月18日の東京コンサートを行う、素晴らしい白寿ホール。
9月のリサイタルのマネジメントをして頂いている、クレアートの篠田さん、そして私のコンサートの担当の井藤さんとの詳しい打ち合わせも兼ねて、白寿ホールを訪れた。
いつもパリー東京間でメールのやりとりで、色々な段取りを決めてきたので、実際にお会いしあれこれと話しながら、決めれるのは何とスムーズなのだろうか!と思ってしまった。
ホールも調律中であったが、見学させて頂き、白寿の会社が作っている、とても心地良いリクライニングシートにもできる椅子や楽屋にあるマッサージチェアーを見て、喜んでしまった。さすが、日本!!
屋上に上がると、素敵なテラスと共に、代々木公園の森がまさに目の前。ホワイエも硝子窓から一杯の光が入り、どこか開放的な感じである。
~~屋上のテラスで、クレアートの井藤さん~~
ここで、どんなコンサートができるのか、とても楽しみです。普段、コンサートに私自身聞きに行くときは、勿論、音楽とどんな演奏なのか楽しみであるが、偶然そのコンサートに集まった、しばらく会っていない知人・友人にばったり会ったりすると話しが弾み、思いがけない嬉しい時間を過ごすことも、しばしばある。

白寿ホールは、そんな休日のお昼にひょっこりお出かけして、音楽を楽しみつつ、知人との時間も楽しめる、素敵な空間だと改めて感じました。
皆様も、お時間宜しければ、是非コンサートにいらして下さい。1人でも多くの方にチェンバロの音色を聞いていただけたら、嬉しいです。

Blog archives

Latest blog entries

Kay Music Academy