• Go to Japanese Page
claveciniste et pianofortiste

4月26日東京コンサートのお知らせ/le concert a Tokyo

すでにコンサートお申込みが始まり、ご予約を頂いております。70席限定ですので、ご興味のある方は、お早目にお申込み下さい。

~フランスバロック音楽とバッハ~
ルイ14世やマリーアントワネットも愛してやまなかった優雅なバロック音楽を気軽に聞いてみませんか。パリで活躍するチェリスト:ラファエル・ピドゥーパスカル・ジョパールを迎えて、魅惑のフランスバロック音楽やバッハの名曲をお楽しみ頂きます。
2012年3月にパリでリリースされる、世界初デュポールチェロ全曲ソナタを日本初演すると共に、どの様にフランス音楽が偉大なバッハに影響を及ぼしたか、ゴルトベルク変奏曲チェロ組曲と共にご紹介致します。
コンサート後にアーティストによるCDサイン会がございます。
 【コンサートプログラム】 
ジャン・ピエール・デュポール:チェロソナタ4番、5番(日本初演)
ジャン・バリエール:2台のチェロの為のソナタ
バッハ:チェロ無伴奏ソナタ第5番 プレリュード、サラバンド、ジーク
バッハ:ゴルトベルク変奏曲より【抜粋】
フランソワ・クープラン:クラヴサン第18組曲より
【ヴェルヌイユの女-アルマンド、修道女モニク、騒がしさ、ティク・トク・ショク、またはオリーブしぼり機】
日時:2012年4月26日(木)19時開演
場所:日仏文化協会【汐留ホール】

一般:3500円
学生:2500円

ご興味のある方は、日仏文化協会の公式サイトよりチケットをお申込み頂けます。
詳しくはこちらからどうぞ。
 ←ここをクリックどうぞ。
Jeudi Soir(ジュディ ソワ)という日仏文化交流のイベントの企画として取り上げて頂けることになりました。
オープンしたばかりの素敵なホールです!
〒105-0021東京都港区東新橋1-7-2 汐留メディアタワーアネックス1F
TEL:03-6255-4104  FAX:03-6255-4101
●地下鉄大江戸線汐留駅7・8番出口すぐ
JR新橋駅烏森口、汐留方面徒歩7分

70席しかないフランスのサロンの様な空間で、チェンバロの音色を堪能して頂けると思います。
昨年度パリでデュポールの世界初録音を一緒にした2人のチェリストを呼び、3月末パリ・シャトレ劇場で行われるCD発売コンサートと同じ内容を東京でもお届けできることになりました!
どうぞお気軽にお越しください。

プログラムはF.Couperinなどのフランス・バロック音楽と共にJ.Sバッハ:ゴルトベルク変奏曲から”フランス風序曲”のスタイルで書かれている16変奏曲他を聞きやすくまとめて、フランス音楽とバッハの関係性についてもご紹介したいと思っています。
普段なかなか聞く機会が少ないチェンバロにご興味のある方、初めての方、チェンバロ好きな方、どうぞお気軽にいらして下さい。
【アーティスト】ラファエル・ピドゥー(チェロ)/Raphaël Pidoux
TrioWonderer(トリオ・ワンデラ―)のメンバーとして世界的に活動し、シャンゼリゼ劇場(パリ)、スカラ座(ミラノ)などに出演し、フランス国立管弦楽団など数多くのオーケストラと共演。17歳でパリ国立高等音楽院へ入学し1等賞で卒業。1988年ARDミュンヘン国際コンクール入賞、バッハコンクール3位受賞。これまで数々の録音よりレコード大賞、デイアパゾン・ドール賞を受賞。2009年フランスを代表するアコーデオン奏者リチャード・ガリア―ノン氏とピアツォラのCD録音並びにコンサートに出演し、同年パリ・オペラ座にてカダール・ベラルビとヌレエフの振付による【バッハ:無伴奏組曲】で特別出演した。最新の収録では日本人のチェンバリスト植山けいと世界初デュポールチェロ全曲ソナタ集(Integral Classic)がある。現在パリ地方音楽院で教便を取り、ゴフレッド・カッパ制作(サルッツォ1680年)のチェロを使用している。
パスカル・ジョパール(チェロ)/Pascale Jaupart
マルメゾン音楽院修士課程を卒業後、アメリカ・インディアナ大学にてヤーノシュ・シュタルケル氏に師事。チェリスト兼ヴィオラ・ダ・ガンヴィストとしてパリを中心に活躍し、これまでにパリのCapriccio Stravagante、Fuoco et Cenere、アンサンブルFragonard、オーケストラ・レ・シエクル、シャンゼリゼオーケストラ、トゥールーズオーケストラ、パリ管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団等と共演。パリ市6区、8区コンセルヴァトワールチェロ科教授。
植山 けい(チェンバロ)/Kay Ueyama
2004年Paolo Bernaldiチェンバロコンクール第2位受賞(イタリア)。第19回山梨古楽コンクール第3位受賞(日本)。桐朋学園大学ピアノ科、アムステルダム音楽院チェンバロ科(オランダ)、終了。現在パリと東京を中心にソリスト、通奏低音奏者として活躍し、これまでにサル・プレイエル(フランス)、ヴェルサイユ宮殿ロイヤルチャペル(フランス)、モーツァルト音楽祭(ユネスコ世界遺産ヴュルツブルグ宮殿、ドイツ)などで演奏する。2010年、レ・シエクルとプロメテウス21(フランス)によるバッハのチェンバロ協奏曲及び、ブランデンブルク協奏曲全曲演奏ツアーにソリストとして出演し、フランス国内でラジオ・テレビ放映され、好評を博す。2012年スイス・ノイシャテル博物館所蔵1634年J.ルッカースのチェンバロでJ.Sバッハ:ゴルトベルク変奏曲を録音し、15カ国でリリースされる(Integral Classic)。

当日は、Myチェンバロを運びます!

ぶらあぼ3月号/La revue de Bravo

皆様こんにちは。
ぶらあぼ3月号に4月25日(水)のコンサート広告が掲載されました。

日時:4月25日(水)18時半開場、19時開演場所:仙川アヴェニューホール
地図は仙川アヴェニューホールよりご覧くださいませ。ここをクリック
チケットお申込みは、kcembalo@yahoo.co.jpまでお気軽にお申込み下さいませ。
出演者:
ラファエル・ピドゥー (バロックチェロ)
パスカル・ジョパール (バロックチェロ)
植山けい (チェンバロ)
【コンサートプログラム】
~フランスバロック音楽とバッハ~

ジャン・ピエール・デュポール:チェロソナタ4番、5番(日本初演)
ジャン・バリエール:2台のチェロの為のソナタ
バッハ:チェロ無伴奏ソナタ第5番 【プレリュード、サラバンド、ジーク】
バッハ:ゴルトベルク変奏曲より
フランソワ・クープラン:クラヴサン第18組曲より
【ヴェルヌイユの女-アルマンド、修道女モニク、騒がしさ、ティク・トク・ショク、またはオリーブしぼり機】
一般:4000円(全自由席)
ペア券:7000円
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ、お申込み下さいませ。ブログへ非公開コメントを残して頂いても結構です。
kcembalo@yahoo.co.jp

汐留レビュー/La revue de Shiodome

皆様こんばんは。いかがお過ごしですか。
さて、4月26日(木)新橋の日仏文化協会で行われるコンサートのお知らせが【汐留レビュー】に掲載されました。
とても素敵なデザインにして頂きました!

会場の【汐留ホール】では、色々なフランスと日本の文化交流を目的としたイベントが開催されていますので、フランスやフランス語の好きな方、ワインに興味のある方、またファッションや文化がお好きな方にお勧めです。
都心なのでお仕事帰りにもちょっと寄れるのが便利で良いですね。
こちらの4月26日コンサートのお申込みは、日仏文化協会のサイト←よりどうぞ。
画面右の赤い【予約フォーム】をクリックして頂けましたらすぐにお申込みできます。
ご興味のある方は、80席の贅沢な空間ですので、どうぞお早目にお申込み下さい。

瞬く間に・・・/dans un petit moment

皆様、こんばんは。
昨日、フランスで3つのコンサートをしているラファエルが、その合間に
【4月に是非Duportのチェロソナタ(秋にパリで録音をした)を東京でしよう!】
という連絡が来ました。
頭の中は ”くるくる~っ”と一瞬お星さまが回っていました。
そう、それもそのはず。あと2か月半しかない!
ということで、企画書、プログラム、写真、プロフィールなどをタイプしていると3時半に・・・
どうりで眠さも通り越して後頭部も重い。。。
その甲斐あり、夜中に送った内容がなんと今朝にはもう日仏文化協会のサイトに全てUpされていました。2カ月に1回発行する【汐留レビュー】という冊子にも掲載して頂けることになりました。
また、4月26日(木)【汐留ホール】だけでなく、4月25日(水)【仙川アヴェニューホール】という元桐朋学園大学音楽部の別館ホールだった場所を修理工事などを重ね、今では大変素敵な160席のホールに生まれ変わりました。

小1~大4の17年通った母校のある懐かしい仙川でコンサートを開催させて頂く事になりました。再度、詳細をお知らせいたします。
チェンバロやバロック音楽にはピッタリの東京には珍しい天井が高く、隅々まで音が響き渡るホールです。
きっとチェンバロとチェロの音がシャワーの様に降り注いでくるのではないかとイメージしておりますが。(笑)
以前にコンサートへいらして頂いたスワンの涙や時代劇などに出ていた女優さんが、終わった後に
【脳みそがマッサージを受けているような感じでした】
【チェンバロの音がシャワーの様に降ってくる感じでした】とおっしゃっていました。
こういう感想は初めてだったので、面白い感受性の方だなと思い、でも嬉しいかったですね。
皆さん人それぞれの感じ方が違うので。
思えば、去年の夏6月~10月まで録音をするまで詳細は、夏のバカンスを挟んでしまい、企画が通るまでに2人の責任者の返事をもらう為に、2人とも時期を別に3週間ほどバカンスへ行ってしまい(マダガスカル島とか遠い!電話もメールも届かなさそうな・・・勿論実際には届いているはずなんですが)、音信不通。。。
一体録音できるのか?と1カ月半、ひたすらじ~~~~っと蝉の様に待つのみ。あれは、さすがに精神的にもかなりのストレスになったらしく、生まれて初めて全身蕁麻疹が出ました。まさか、蕁麻疹とは知らないので、1週間夜も眠れない痒さに病院には疎遠なのですが、救急の皮膚科へ行くことに。
これまた、バカンスでまるまる1カ月皮膚科が有名な大病院はバカンス=お休み!
ありえん・・・
結局大丈夫でしたが、フランスを含めヨーロッパ(イタリア等も)とにかくのんびりしていますね。
今はすっかりそんな事もないのですが、やはり外国に居る時は色々なことから病気になったりしますが、体のサインですね。

それにしても、日本のオーガナイザーの方との連絡は何とスムースなんでしょうか。空飛ぶ絨毯みたいな?
ということで、ありがたや~ありがたや~という感じで、一体今までどこに居たの?と言われそうですが。
でも、フランスに居た時に日本のこのスムースさを経験してしまったら、きっと弱音をすぐに吐いてすぐに帰国していたのでは?なんて思いました。
パリのオーケストラの仕事など、ツアーであっちこっちへ移動して弾く中で、鍛えられたことも沢山あり、多くの有名なホールで演奏させて頂けたことは大変貴重です。
日本では経験できることのないことを沢山吸収して、失敗し、またヨレヨレと歩き始め・・・という感じ?(笑)
助けてくれる人も居ませんし、外国人というすでにハンデイキャップがあるので、やっぱり仕事をしていくのは語学だけでなく、フランス人社会に馴染んでいくという意味で大変でしたが、今では本当に良かったと思います。ピアノのレッスンでは7歳の生徒さんにスペル直されたりしてましたが!子供は素直で可愛いですね。
フランスにはフランスのやり方、言いかた、伝え方、コミュニケーションの仕方がある様に、日本にもあるようですが、こんなに違いを体感したのは久しぶりです。これまで約3週間の一時帰国のみでそこまで日本と関わって居なかったのかもしれません。

昨晩は、バッハのゴルトベルクの3回目の編集をチェックして再度詳細をエンジニアに送ったのですが、ほぼブチ切れ寸前・・・というか、切れていた文面でしたね。私の指摘が細か過ぎると。
こんな終わりのない作業は嫌だわ!と。
???
でも、それが彼女の仕事だと思うのですが、フランスではみんな
【さら~っと聞いてOK~~!!】→ちょちょっと直して終わりなんでしょうか。
勿論、私も富士山の7合目~9合目の登山みたいに、【一体いつまで続くの~~】という果てしない作業で気がついたらエンジニアにCDを貰って2か月半が経ちましたが、1カ月半は音選び、1カ月ジャケットの翻訳、文章に費やしました。それでも、産みの苦しみでないですが、苦労しただけ愛着が出ました。
もう、後は【人事を尽くして天命を待つ】という感じです。
大げさに聞こえる感じかもしれませんが、先ほどやっとアリア~30変奏曲~アリアを通して聞き、この言葉が10年以上ぶり?に浮かびました。
果たして人の心にどの様に映るかは別として、今自分が出来るだけの事を精一杯やったと思います。
演奏家は練習~録音までやり、あとはお任せすれば良いかもしれませんが、やはり自分の納得行った演奏を残すためには逆立ちでもひっくり返っても、やるべきだと思い、チェンバロの先輩からもそうアドヴァイスを貰い、とにかく聞いて聞いて、納得行くまで聞きました。
ユゲットおばあちゃんにも自分の名前=自分の音=自分の責任=自分の作品 と言われました。
また、親友の同じ曲を録音したチェンバリストからも10年経って聞いた時に、勿論未熟な面はあるけど【2012年の自分の演奏=姿】として残る時に、やはり納得するものを残したほうが良いでしょ?と言われました。
今やっと、顕微鏡で見ていた1音1音がつながってフレーズになり、1曲ずつになり、他の曲と流れ、32の変奏曲になっていくという大きな視野で見えるようになり、ほっと一息です。
とは言うもの、気が付くとパリには3月末へ2週間行き、帰国後2週間弱で東京コンサートという日程になり、4月末までは目まぐるしいかと思いますが、この様にパリでの活動を日本でもご紹介できることを心より嬉しく思います。
これも、今までパリで家族の様に支えてくれた旧友(Mちゃん、ありがとう~!)や今回のCD制作に携わってくれた友人(Y子ちゃん、Kちゃん)、そしてこれからの日本の活動を1から教えて下さっている方達のサポートがあって初めて実現したと思います。
本当にありがとうございました。

パパパッ!/pa pa pa!

タイトルの“パパパっ!”は日本語の擬声語ですので、どうやってフランス語に訳してよいのか分かりませんね。
フランス人が “pa pa pa!”と見たら、 papa【お父さん+pa】にしか見えないでしょうね。
こういう表現は日本語らしいですね。
フランス語のお喋りをするのに ”Bla bla~”(ブラブラ~)や Blablader【動詞】が出来てしまったのもちょっと”パパパッ!”に似ているでしょうか。
Parler(話す)
papoter(お喋りをする)
Blablader(お喋りをする:辞書には載っていなかったので俗語だと思います。)
のニュアンスはどう違うの?と前フランス人の友達に聞いたことがあり、
parlerは標準語の普通の言いかた
Papoter は entre les filles(女の子同士でぺちゃくちゃ話す感じ?)
Blabladerは(もうちょっと高年齢のmadameが世間話をする感じ?)
と説明された記憶があります。面白いですね。
さて!
さすがに私もビックリしたのは日本のオーガナイザーの早さ
まさに
“ぱぱぱっ!”でお見事です。

4月に汐留にある大変素敵な日仏文化協会にある【汐留ホール】でコンサートを開催することになりました。
気がついたらもう日仏文化協会のホームページにUpされていました。お知らせ内容は別にUp致します。
このホールを知ったきっかけはパリのOvniという生活冊子11月頃の裏面にこんな記事がありました。
真ん中の素敵な女性、大河内さんがホール責任者の方です。旦那様がフランス人なのでフランス語もペラペラ。
”東京の日仏文化協会に多目的ホールがオープン”という記事が載っていました。よく見るとピアノもあるし、フランスに留学している学生やフランス人音楽家のマスタークラスやコンサートも企画している。
早速12月に帰国してホームページから問い合わせをすると、担当者の方からすぐお返事を頂き、ちょうどクリスマスパーティーがあるというので行ってきました。
新橋から徒歩3-4分の入り口入ってすぐの所に綺麗な汐留ホールがありました。
当日はパーテイーなので所狭しとフランス語を勉強しているであろう方達=日本人4人なのになぜかフランス語でお話をしているちょっぴり不思議な光景?や、フランス人や、フランス好きな方達がいらっしゃる感じでした。
フランスワインも飲めたり、マルセイユのアーテイストのハンドメイドジュエリーや、東京のフランス風カフェ穴場スポットの本が販売されていたり、楽しい雰囲気でした。
ホールは80席。
チェンバロ搬入にかかせない通路チェックをすると、今までに見たこともないような最高な間取り。
地上階限界ーそのままドアを開けてホール。段差なし。
OK!
3階にホールがあってエレベーターに入らない場合は、勿論階段で上り下りしないといけないので大変です。リスクもあり保険は絶対にかけないともしぶつけて響板にひびが入ったりしたら大変なので。響板はピアノの鉄骨の入った厚さよりかなり薄く、一番薄い部分は1-2mm【ミリ】。
その為、冬は加湿器を常にかけ、夏は除湿機をかけて平均40-50%に保たないと、響板にひびが入るか、カビが生えます。
事実、去年私が5か月パリへ行って留守の間、チェンバロの蓋はたまに開けるようにお願いしていたものの、夏の猛暑と湿気で12月に帰国して見たらうっすらと【ポチポチ】とカビが生えている~~
がび~~ん!
かなりショックでしたが、まあしょうがない。
でも、1回生えたら繁殖するの?考えもしたくない・・・
効くか効かないは別に鍵盤の下の隙間に使い捨て湿気取りなど入れてヨーロッパでは見たことのない光景。(笑)
でも、きちんと管理しないとコンサート中に鍵盤が上がらなくなったりしてしまうそうです。怖いですね。
ということで、私の空を飛んで日本へ運んできたチェンバロの初お披露目はフランスに関係する日仏文化会館という素敵な場所で行うことになり、大変嬉しく思っております。
思えばMyチェンバロはありがたい事に、パリお披露目はピアニスト:Alfred Cortotが創設したEcole Normal音楽院のSalle Cortot(コルトーホール)で、彼が設計の詳細もチェックした思い入れのあるホールです。
きっとCortotも演奏したのではないか?というホールで演奏させて頂けたのはとても光栄です。
また、その後のパリ・バッハのブランデンブルク協奏曲の全曲演奏会をした際にも、France Musiqueでライブ録音が放送されるということで、自宅からチェンバロを搬入しましたが、会場のThéâtre des Bouffes du Nordは先日惜しくもこの世を去ってしまった巨匠グスタフ・レオンハルトが毎年ソロリサイタルをしていたお気に入りの会場でした。
そんな空気を吸ったチェンバロがこれからも東京でどんどんと色々な場で奏でていってくれたらいいなと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

外国談義/L’histoire de l’etranger

皆様こんばんは。
昨日は、東京で初雪が降り寒い日が続いていますが、パリの石畳や教会の石造りの底冷えする感じとまた違いますね。
日本は湿気た寒さ?家の中などは、セントラルヒーテイングなどに比べると寒いでしょうか?
私の家も知らぬ間に築25年の木造、隙間風がピューピュー入ってきますね。
3月の地震の時は、家がダンスしている様に揺れて、あのままもっと強くなったらサンドイッチの様に2階、1階とペシャンコになる危機感を初めて感じたので、今度またあったら、愛するチェンバロがありますが・・・逃げないと本当に大変そうです!
さて昨日は、大学卒業以来の再会!という旧友も含め過去にドイツ、ポーランドに留学していた同級生と会いました。
国それぞれ、またドイツ内でも治安の良いヴュルツブルク、フライブルク、リューベック等違うようですね。みんな帰国して9年、5年、3年経った・・・とそれぞれなのですが、演奏活動にピアノ生徒も50人毎週教えている超人的なMちゃんや、リサイタルが一昨日終わったばかりのYちゃんなど、とても良い刺激を受けました。
一体みんな帰国してどうやって活動し始めたの?と聞くと、4人に2人は帰国前に大学の非常勤講師に応募したり、ドイツ語の通訳を外国人の公開レッスンの為に必要でないかと問い合わせたり、動いていたという事です。
ピアノに比べてチェンバロの職というのは、20分の1という位少ないと思うので、自分で動いていくしかないですね。4月にコンサートを企画中ですが、2箇所何となく良い感じです。確定したらお知らせしますね。
【留学ポーランド編】
ポーランドに9年居たCちゃんは、1年経ってやっと何を言っているのか分かり、2年目から話し始め・・・と時間がかかったようですが、今ではロシア語も似ているので何となく理解できるそうです。
ポーランド語とは!想像もつきませんね。でも、面白いのが”日露戦争”で勝っているので、親日家が多いそうです。こういう事は住んでみないと分かりませんね。
笑ったのは、とにかく飲みたいので乾杯しまくる!ということで、
始めは【Yちゃんに乾杯!】その次に【誕生日が近い人に乾杯!】
そして【Yちゃんのご両親に乾杯!】行く末は【Yちゃんのおばあちゃんに乾杯!】という位・・・
みんなウォッカやビールを飲みまくるという・・・凄いですね。本場です!!
ドイツも物凄い大きなビールジョッキで3杯位普通で、ミュンヘンのSeptemberfestというビールのお祭りでは、知らない間に隣の人とみんな肩組んで歌って飲み明かすそうですが、テントの中で密封された中で飲みまくり、その後風邪が大流行になったこともあるとか!?

【韓国人ー日本人の友達】
私もボストンへ住み始めた1年目に韓国人の神学を勉強している友達ができ、それはそれは濃い家族の様な友達愛?!とでもいうような感じでしたが、韓国人の女の子同士の友情というのは、日本人の2倍以上濃いですね。それでも、その子がしばらく経ってから
【私の人生で日本人とこんなに仲良くなるとは夢にも思わなかった。】と。
私は全く意識していませんでしたが、今でこそ韓流が大流行で距離が近くなりましたが、韓国では小さいころから【日本軍がどんなにひどい事を韓国にしたか、忘れてはいけない】という教育方針で教科書にも色々書いてあるそうです。
でも、思い返しても小学校の教材に日本では【日本軍が韓国や中国に何をしたか】なんて全て省いてあり、何も知らないわけです。
そして、アメリカというお互いの自国を離れた環境で2人が会い意気投合したのですが、彼女からするとまるで想像もしていなかったそうです。その彼女は、熱心なクリスチャンで教会に勤めるのでは?と思いきや、ある日突然【アメリカに嫌気が刺した】と韓国に半年帰国。
何と戻ってきたら【私、女優になるの!】と目を輝かせている。
その時彼女は27歳位でかなりの遅いスタートだったのですが、今でも夢を追ってハリウッドに居ます。こんな極端な進路を歩んだ友達も他に例を見ませんが、L.Aに遊びに行ったら朝から【ブルゴーギ:牛肉&キムチ】を凄い勢いで食べていて圧倒されましたが、あそこまで行くとあっぱれ!という感じですね。アメリカで生きていくにはそんな感じが良いかもしれません。
アメリカとヨーロッパは実際に住んでみて、肌でも感じますが、アメリカはさっぱり、カラッとドライ。空気も乾いているし、人間付き合いもカラッとしているでしょうか。
それに比べてヨーロッパは、どこかしっとりしていて、自国の文化と歴史が既にあるので、その流れがある上で新しいものと融合していく。
でも、古い物も大切にしてい居る所は素晴らしいですね。
不思議とアメリカヨーロッパはすんなりと行けたのですが、今ヨーロッパを知ったうえで果たしてアメリカに住めるか?と聞かれたら結構???ですね。
何となくですが、その”しっとり感”というのは案外音楽には大事な気がします。
パリ、アムステルダム、ヴェネツィアでもその町の”空気”というのが何とも言えず漂っていますね。人間性、お天気、食文化、音楽、宗教も違う・・・
でも、同じ大陸に小さな国が密集して隣り合わせになっているというのは、どこか隣国から影響されながらも、自国のキャラクターを守ってきた・・・という面白い作用があるのではないでしょうか。
ベルギーは、今でもフラマン語、フランス語が公用語でブリュッセルの標識には2か国語で書いてありますが、フラマン語圏の地方とフランス語圏の地方がそれぞれ独立したいと今でも大変なようです。
スイスに初めて行ったときにも、朝ごはんの牛乳パックにイタリア語、フランス語、ドイツ語で同じ言葉が全部3か国語で書いてあるのにびっくり!
シリアルを食べながら、語学の勉強ができるじゃない~。と新鮮でしたね。
東京に戻ってくると、色々な意味でリセットされる感じですね。
アムステルダムパリに引っ越した時に、自転車生活に慣れてしまい、【村人感覚】になってしまった!とパリが大都会に感じましたが、1度東京に戻って来てパリへ戻ったら【なんだ、小さいじゃない】と思ったことがありました。
パリは山手線内の広さ、または世田谷区の面積と言われていますが、東京の方が遥かに大きいですね。
それでも、駅構内の人の波の中に居ても、身の危険を感じないでバックが開いたままでも誰も気にしない・・・というのは、パリの北駅と違うなと思います。
いつもパリの北駅等へ行くメトロの中では必ずジッパー式のきっちり閉じれるバック+肩にかかえて脇に挟み、じっとしているけど、警戒している感じ=自然な状態として生活していました。
思うと、かなり緊張した状態ですが、本能的に【ピピピピピ~~】とウルトラマンの信号でないですが、赤信号を感じるんですね。
ということで、本当は全然違う事を書こうと思っていましたが・・
外国談義になってしまいました。こういう話はつきませんね。
では、この辺で。

チェンバロフェステイバル in Tokyo/Cembalo Festival

皆様こんにちは。パリはすっかり秋模様で風も随分寒くなってきました。
さて、本日と明日、東京・上野学園にて第1回チェンバロ・フェステイバルがあります。
チェンバロ好きな方、お時間のある方、是非お越し下さい。
日本を代表するチェンバリストの曽根麻矢子さんが企画し、日本の名だたるチェンバリストが11人も出演するまさに東京では初めての企画です。明日は何とチェンバロ10台により合奏もあるということで、凄いですね。10台のチェンバロの響きは聞いたことがないですが、楽しみですね。
以下詳細になります。
第1回チェンバロ・フェスティバルin東京≪第1日目≫
.【日程】 2011年10月22日(土)    ※10月23日(日)にも公演があります
【会場】 上野学園 石橋メモリアルホール
【入場料/発売日】 <10/22セット券> ¥10,000 ※コンサート1~5の5公演セット券 ※限定100セット
             <単独券> コンサート1、3、5 ¥2,000
                     コンサート2、4   ¥3,000
             セット券、単独券ともに 7/2(土)10:00~ 一斉発売
         イープラス会員限定先行受付: 6/24(金)12:00~6/28(火)18:00
【プログラム】  
コンサート1 (13:00~13:40) 曽根麻矢子   
        デュフリ:メデー  
        デュフリ:ラ・ドゥ・ヴォカンソン(クラヴサン曲集第3巻より)
        J.S.バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV816   ほか
コンサート2 (14:15~14:55) 有田正広&有田千代子
        F.クープラン:クラヴサン曲集第2巻 第9オルドル より
        J.S.バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030  ほか
コンサート3 (15:30~16:10) 中野振一郎
        A.フォルクレ:組曲第5番 ハ短調 より ラモー/シルヴァ/ジュピター ほか
コンサート4 (16:45~17:25) 村治佳織&曽根麻矢子
        ― チェンバロ ~Out of the Baroque! ―
        ロドリーゴ:ある貴紳のための幻想曲  ほか
コンサート5 (18:00~18:40) 渡邊順生
        J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
※開場は各コンサート開始の20分前となります。
【無料イベント】 会場/エオリアンホール
          ※無料イベントのへのご入場は、開催日の有料公演のチケットをお持ちの方に限らせていただきます。
13:00~14:00 チェンバロを弾こう、触ろう!体験コーナー
14:00~15:00 子供のためのチェンバロ教室
15:30~16:30 レクチャー・コンサート:桒形亜樹子
          『不自由な即興』ルイ・クープラン、ノン・ムジュレ前奏曲への一考察 ※ノン・ムジュレ=拍子のない前奏曲
17:00~19:00 大人のためのマスタークラス(講師:武久源造/曽根麻矢子)
【ゲスト・プレーヤー】  有田正広(フルート)、村治佳織(ギター)
【ゲスト・チェンバリスト】 有田千代子、小林道夫、加久間朋子、桒形亜樹子、武久源造、戸崎廣乃、中野振一郎、長久真実子、水永牧子、渡邊順生
【賛同人】植山けい、大塚直哉、芝崎久美子、鈴木雅明、副島恭子、西山まりえ、クリストフ・ルセ
【芸術監督】  曽根麻矢子 (上野学園大学教授)
【名誉芸術監修】 船山信子 (上野学園石橋メモリアルホール館長)
【主催】 チェンバロ・フェスティバル in 東京 実行委員会、上野学園 石橋メモリアルホール
【実行委員会構成団体】
上野学園 石橋メモリアルホール、株式会社AMATI、モモセハープシコード株式会社、株式会社ギタルラ社 東京古典楽器センター、久保田チェンバロ工房、国際古楽コンクール<山梨>実行委員会、古楽研究会 Origo et Practica

4月28日東京コンサートBach:ゴルドベルク変奏曲

4月28日のコンサートは無事に終了致しました。お越し頂いた多くの方々に心より御礼申し上げます。
ちらしをクリックするとUp画像で詳細をご覧頂けます。
                                                                                                                                     4月28日に日本福音ルーテル東京教会でバッハのゴルドベルク変奏曲を演奏します。バッハが2段鍵盤のチェンバロの為に書いた大変素晴らしい名曲です。
チェンバロにご興味のある方、まだ聞いた事のない方、バッハが好きな方、どうぞお気軽にお越しください。
チケットご希望の方は、こちらのブログコメント欄にメッセージを残して頂けましたらすぐにご連絡させて頂きます。
Vol.5 植山 けい チェンバロリサイタル
バッハ:ゴルドベルク変奏曲

2010年4月28日(水)
日本福音ルーテル東京教会 JR新大久保駅7:00開演(6:30開場)入場料:4000円 ペア券:2枚セット7000円
★ペア券ですと1000円お得になりますので、お友達などお誘い合わせのうえ是非お越し下さい★
主催:植山けいチェンバロ友の会
協力:木の器

E-mail:kcembalo@yahoo.co.jp

こちらのブログのコメント欄にご氏名、ご住所、E-mail、チケット数ををお残し下されば、すぐにご連絡をさせて頂きます。メッセージは自動的に未公開になっておりますので、他の方は見れませんのでご安心下さい。
植山 けい プロフィール:
桐朋学園大学ピアノ科、ロンジー音楽院チェンバロ科修士課程(アメリカ)、アムステルダム音楽院チェンバロ科、ブリュッセル王立音楽院フォルテピアノ科修士課程終了。
2003年ヨーロッパチェンバロコンクール第2位受賞(イタリア)。第19回山梨古楽コンクール第3位受賞。
これまでに欧米国内外にて数少ないチェンバリスト兼フォルテピアニストとして数々のコンサートに出演。(ボストン古楽祭、ドイツMozart音楽祭: UNESCO世界遺産認定ヴュルツブルグ宮殿、コンセルトへボー、ルーアン大聖堂、ブリュッセル王立楽器博物館:オリジナル楽器プレイエル使用)
またオランダAVROラジオ、仏テレビMezzo、サル・プレイエルより生中継録画に出演、Capitol Chamber Artistとのコンサートシリーズはニューヨーク州のタイムズユニオン紙に絶賛される。
2002年チェンバロデビューリサイタルを東京で行う。並びにアメリカにてゴールドベルクリサイタルを行う。2006年東京・白寿ホールにてチェンバロリサイタル~ヨーロッパからの風~を行い好評を博す。
2008年よりオーケストラLes Siecles、Ensemble Prometheus21の正式団員としてパリを中心に活動している。
2010年パリ、南仏、スイスにてブランデンブルグ協奏曲全曲演奏会ツアー、7月ブルターニュにてフォルテピアノでモーツァルト、C.P.Eバッハのコンチェルトを、またチェンバロで室内楽コンサート予定。
これまでピアノを小島準子、ダン・タイ・ソンに,フォルテピアノをP.クイケン、B.ボティニチャロフに、チェンバロをP.サイクス、M.V.デルフト、伝説的チェンバリスト:ユゲット・ドレイフュスの各師に師事。またG.レオンハルト、P.アンタイ、C.ルセのマスタークラスに参加。
ちらしをクリックするとUp画像で詳細をご覧頂けます。

第1回目ゴルドベルクコンサート終了!/le 1er Concert a fini!

皆さまこんばんは。

今日、第1回目のゴルドベルク変奏曲のコンサートが無事に終了しました。
本当に多くの懐かしい友人や知人など遠くからお越し頂き本当に感謝の気持で一杯です。
初めてチェンバロをお聞きになる方もいらっしゃると思いましたので、コンサートの始めに15分ほどチェンバロの歴史、構造、またバッハとこのゴルドベルク変奏曲の説明をさせて頂き、その後に繰り返しなしで演奏をさせて頂きました。

演奏後には、フランス人のご主人を持つお料理の先生のお手製キッシュ、りんごのタルト、また押し寿司などをフランスから持ち帰ったチーズやワインと一緒に飲みながら、アットホームな雰囲気で皆さま楽しまれているようでした。
今回、初めてサロンコンサートを日本で企画させて頂きましたが、こうして音楽を通じて演奏者と聞きに居たらして下さるお客様と気軽に触れ合えるのはとてもいいなあと思いました。
今後も機会があれば、是非企画させて頂きたいと思います。
昨日はまだ時差の為夜中の3時には目がパッチリ起きてしまいましたが、またどうにか少し寝て、とにかくコンサート開始時間には集中できるように努めました。
高校時代のピアニストの友人たちと
28日のコンサートまで、再び3日間コンデイションを整え、休み、練習をして準備をして行きたいと思います。
このブログを読んで頂いている読者の方にも、今日のコンサートでお会いさせて頂き嬉しい機会となりました。
気ままに好きな事を書いておりますが、どこかで読んで頂いた居る方にお目に掛れるのも大変嬉しかったです。

では、また28日のご報告をさせて頂きます。

4月24日仙川 ランチタイムコンサート 

皆さまこんにちは。いよいよ今日になりました!
素敵なランチタイムコンサートになることを心より願っています。
いらっしゃる際にはちらしの地図をご覧下さいませ。ちらしをクリックすると拡大でご覧頂けます。

J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲
~アフタヌーンコンサート~

ちらしをクリックするとUp画像、詳細がご覧頂けます

                                                                 日本でまだ馴染みの少ないチェンバロに、より親しんで頂きたいという思いから、演奏とトークを交えたアットホームなコンサートを企画しました。
バッハの鍵盤音楽において最高傑作と言われるゴールドベルク変奏曲にまつわるエピソードや曲の構成、チェンバロとピアノの違い、チェンバロの特徴などを分かりやすくご説明し、ショートプログラムをお楽しみ頂きます。
コンサート後にはアフタヌーンティーと共に、皆様と歓談するお時間もございますので、是非お越しくださいませ。
2010年4月24日(土)岡村邸
2:00開演(1:30開場)入場料:2500円

(ショートプログラム、ドリンク付、50名限定、要予約
ゴールデンWeekの前の土曜日ですので、どうぞお友達などお誘い合わせの上是非お越し下さいませ。
50人限定で、すぐに一杯なってしまう可能性がございますので、ご希望の方はお早目にご連絡下さいませ。
チケットご希望の方は以下の方法でお申し込み頂けます。
E-mail:kcembalo@yahoo.co.jp
こちらのブログのコメント欄にご氏名、ご住所、E-mail、チケット数をお残し下されば、すぐにご連絡をさせて頂きます。メッセージは自動的に未公開になっておりますので、他の方は見れませんのでご安心下さい。

Blog archives

Latest blog entries

Kay Music Academy