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ヴェルサイユ宮殿内には放牧がされ野菜園・植物園が広がる、まるで田舎の村のような一角があります。
これはルイ14世が、マリーアントワネットに1774年にプレゼントした気ままに過ごせる空間で、しばしばアントワネットはヴェルサイユ宮殿内の付き合いに疲れた際に、彼女の祖国ウィーンを思い起こされる素朴な田舎村に逃避したのでした。

プティ・トリアノンは植物園の中に建てられ、外観はローズ色の大理石で作られています。
プティトリアノン内の階段にはマリーのイニシャル*M*がふち取られています。
マリーアントワネットの希望により絵画的なイギリス風庭園が設計され、1780年代に完成しました。

その際に、*愛のお寺(Temple of Love)*や植物園・野菜園で取れる新鮮な野菜でランチを楽しむパビヨン(Belvedere)が作られました。

また、彼女と子供達の為に田舎風の家を作るように希望し、風車小屋や劇の一場面の建物が実際に建築され、アントワネットの親しい友人達はここで夜会やビリアードを楽しんだのでした。

ウイーンに居た頃よりコメディのクラスを受けていた演劇好きなアントワネットの為に、1779年には劇場も作られ彼女自身がジャン・ジャック・ルソーの演劇などを演じていましたが、祖国の母、マリア・テレジアが亡くなったのを期に観客者として楽しむようになりました。
後に、このアントワネットの賭博により多大な借金と膨大な出費が国民の反感を募らせ、フランス革命の1つの要因とつながっていくのですが、確かにヴェルサイユ宮殿の贅沢さというものは、想像を絶するものですね。
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ばら/La Rose
朝食のひととき/le temps de petit dejeuner
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みなさんは、朝起きると何をしますか?
私は、おいしい紅茶を飲むのが大好きです。
昔、家族で10年ほどイギリスに住んでいたせいか、みんな紅茶はとても好きで気がつくと何杯も飲んでいますね。
イギリスのハロッズやフォーテゥナム&メイソン、ウィッターズのアール・グレーやダージリンパリのマリアージュのマルコ・ポーロ、ボレロ、アールグレー・インペリアル、エロス、カサブランカ、ヤナオンと色々お気に入りがありますが、季節や気分によって返るのも楽しいですね。
マリアージュ・フルールはパリと銀座にも支店があり、とても人気ですね。

イギリスの紅茶はやはりアールグレーなどは味がしっかりしていておいしいですが、フランスの紅茶は色いろな香りを楽しめますね。やはり香水の国という感じがします。
今日はパリ一おいしい!!!と私が思うパン屋さん
メゾン・カイザーの大好きなUne Brioche chocolat blanc (ホワイトチョコレートのブリオッシュ)を朝食に!このパンがあると、何だか朝から嬉しくなってしまいます。
銀座や新宿、日本橋にお出かけの際にパリの味をお楽しみ頂けます。
小さなホワイトチョコレートがちりばめられ、温めるとトロ~っと溶けて
最高においしいです!

そして、お花屋さんでこんな5色のバラを思わず見つけてしまいました。何だか心が豊かになりますね。
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アレクサンドル3世橋から/Le pont d‘Alexandre III
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夜になると、アレクサンドル3世橋から見えるグラン・パレ(またの名をパレ・ドゥ・Tokyo)がきれいにライトアップされています。

ここは、1900年に行われた世界万博の会場としてアールヌーボーの建築が取り入れられ、多くの素晴らしいアーティストが世界中から足を運んだそうです。
あのモネやゴッホ、アールヌーボーで有名なナンシー派のガレやドーム兄弟も多く出品された浮世絵を見て、西洋と違う遠近法を用いない手法に衝撃を受けたそうです。
アムステルダムのゴッホ美術館には、彼がオランダに居た頃の作品が多くありますが、日本の浮世絵を模写した絵が何枚かあります。しかし、漢字の部分はヨーロッパ人から見ると、”文字”というより、”デッサン”として捕らえるようで、読める漢字もあれば模様化しているものもあって、面白いです。
モネが描いた”ジャポニズム”という奥さんが着物を着た大作は、ボストン美術館に大事に保管されています。モネも数百枚という多くの浮世絵コレクションを持っていたようで、ジヴェルニーにある彼の家にはその一部が今も展示されています。

橋からはきれいなエッフェル塔が見えます。建築家のエッフェルさんが万博に合わせて建築したようですが、当初はパリの景色に全く会わないとパリジャンの間では非難轟々だったようです。今では、みんなが必ず写真を撮っていくパリを代表する建築になっているというのも、面白いですね。
時代の流れと共に価値観が変わりますが、パリにはまだ古き良き建物をきちんと残しているので、魅力的な町なのではないかと思います。
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春が来た!?/Le printemps est arrive?!
デリケートなチェンバロ
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今日は、フランス人の才能豊かなチェンバリストのプライベートコンサートを聞きに、サン・ルイ島にあるサン・ルイ教会に行ってきました。
このコンサートは、陽気なイタリア人のチェンバロ製作者のチェンバロが4,5年越しで完成したので、お披露目コンサートとして先週急に決まったようでした。
鍵盤はもちろん、金具の1つ1つそして金箔などもあしらわれた装飾全てを、1人で製作して手塩に掛けた我が子のような楽器だそうです。
お知らせがあってすぐだったにも関らず、教会内の小さな石作りの部屋には溢れんばかりの人が聞きに来て、チェンバロ音楽ファンがこんなに多くいることに驚かされました。

サン・ルイ島の隣のシテ島にあるノートルダム寺院。パリ発祥の島で10世紀以上前からパリの中心として栄えていたようです。
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ということで、今夜のメインはチェンバロなのですが、やはりその楽器の色々な音色や可能性を引き出すのは演奏家。
そういう意味で、今夜は新しいまだ生まれたばかりの楽器の持つ可能性を十分に楽しめました。
楽器が本当に鳴り始めるまで、数ヶ月毎日弾いて、何か不都合があれば調整して・・・気候にも慣らして・・・・・と時間がかかります。そして、弾く人によってどんどん鳴らなくなってしまったり、鳴り始めたり、楽器は正直に反応します。
そうです。生き物の様に木も呼吸し、楽器も呼吸しているのですね。
だから、普通は乾燥する冬は加湿器を部屋に置いて、一定の湿度を保たないと弦の張ってある響板(下の写真で絵の描かれている部分)はわずか2・3ミリの厚さである為、簡単にひびが入ってしまったりします。
それも、季節によって木が膨張したり収縮するからです。
その為、古い木を使えば使うほど乾燥して一定しているので、音も響きます。今日の楽器の製作者は、どこかの17世紀の建物が取り壊された時、すかさずそこへ行って貴重な古い木を集めたりするようです。
以前にアトリエへ訪れた際、日本のかんぬきでサッと木を削り、(日本の道具は素晴らしい!とコレクションがある)
*ほら!17世紀の香りがするでしょ!?*っていたずらっ子のような目をして言っていました。
厚い鉄板の入っているグランドピアノを弾いていた時には、こんなことは全く知らず、チェンバロの音や音楽に魅かれてバロック音楽を追求し始めましたが、チェンバロのこういったデリケートさを知ったときには、
*まるで赤ちゃんのよう!*とビックリしました。
後にピアノは弦を*ハンマー*で叩く構造に発展する為、軽く弾けば少し叩く=ピアノ(小さい音) 強く叩く=フォルテ(大きい音)というように、強弱が可能になりました。
もともとフォルテピアノと言われていたものが、今ピアノと言われてる由来です。
ショパンの時代のPleyel社アップライト型ピアノ。
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そして、調律や弦の張替え、弦を弾く*爪*のような部分が壊れれば音は出ないので、チェンバリストはみんな自分で削ってその部分を付け替えたりします。
その爪を削るのはミリ単位の作業で私も未だに苦手なのですが・・・
チェンバロの音を出すジャックと言われる部分。鍵盤を弾くとこの木が上がり、その先に付いている*爪*のような部分が弦をはじく構造。
チェンバリストは演奏家でもありますが、楽器の様々なコンディションや詳細を知らないといけません。
ということで、予定では既にパリに到着して装飾を始めているはずの私の楽器も、
案の定(!?)予定よりも遅れて未だにドイツの製作者の所です。
まだ板の状態で寝ているのか・・・できている途中なのか・・・多いに謎ですが、製作者を信じて待つのみですね。
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サン・ジェルベ教会/ L’Eglise St-Gervais
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パリの真ん中(Hotel de Ville)市庁舎の後ろに、ひっそりと、でも堂々とサン・ジェルベ教会が建っています。

17世紀ごろこの界隈には聖職者などが多く住み栄えていたそうですが、ルイ王朝がルーブル宮を建て始めてから、地位のある貴族達が(今のパリで言う1区周辺)に次々におしゃれな家を建てたことから、このサン・ジェルベ教会の周りは廃れたといいます。
この日、ふとサン・ジェルベの中を通り過ぎようと入ると、ちょうどミサがやっていました。

この教会内はすっきりとしたクリーム色の高い天井です、ゴシック建築でしょうか。
この教会のオルガニストを代々偉大なる作曲家ファミリーであるクープラン一家が務めたのは有名な話しで、バロック音楽に携わる者として、敬意を払わずにはいられない場所です。
教会によって入ったときに多くの人が今も祈りに来る空間、ちょっと暗いけれど歴史を感じる空間などありますね。
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先週末にはサン・ジェルマン教会でオルガンのコンサートを聞きにきましたが、もともとはサン・ジェルマン修道院としてかなり大きな中庭もある建物だったようです。
サン・ジェルマン教会は、なんと542年から建設され始め、8世紀にはべネディクト修道会の大修道院として偉大な権力ありましたが、9世紀にノルマン人がパリに攻め入れ大部分が崩壊したそうです。
10世紀前から建つサン・ジェルマン教会。今でもミサ、コンサートが行われているのは素晴らしいですね。
現在残っている教会は、その後11世紀に建てられ始めたもので、パリのロマネスク様式の教会として最も古いとのことです。今でも残りカリヨンはその時代のものです。
そして、ピカソやベルレーヌ、ランボーなど文化人の集った有名なカフェ・Deux Magot やCafe Floreは目の前にあり、今でもオシャレなパリジャンのカフェとして愛されている場所です。
サン・ジェルマンという名前の由来は、6世紀に一面野原だった場所に建設が始められた教会で、パリ司教であった聖ジェルマンが亡くなり埋葬されたことから、
St-Germain 聖ジェルマン
Des Pres 野原
St-Germain des Pres=野原の聖ジェルマン
と呼ばれるようになったとのことです。
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カフェ文化
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みなさんはお気に入りのコーヒーや紅茶の飲める、お気に入りの場所がありますか?
フランス人はみんな自分の家やオフィスの近く、または雰囲気の良いカフェなど、お気に入りのカフェがあり、友達と行って時間を忘れて話すのが好きみたいですね。

サン・ジェルマンにある、スペインのおいしいハムやオリーブをつまみながら、ワインやカフェも飲める、ダ・ローザ
パリには数え切れないほどのカフェがあります。
しかし、1軒1軒が違うキャラクターの雰囲気、居心地があります。チェーン店のカフェは、ほんとうに一握りで、ほとんどが昔から単独でやってきたカフェみたいですね。
話しが飛ぶけれど、私の通っていたボストンの音楽院は、ハーバードスクエアにあった為、
よくハーバード大学内の庭の近道を歩いたり、コンサートへ行ったりしていました。
春から夏の心地よい季節になると、両手に5,6冊の厚い本をかかえて、その庭の木下で一日中本を読んでいるハーバードの学生をよく見かけました。
アメリカ人だと、公園、自然の中でゆったりと本を読むのが好きなようですね。そして、みんなよくテイクアウトをして、歩きながら飲んだりしますね。
パリでは急いでいる時は、カウンターで立って飲みますが、決して持ち歩きませんね。
不思議な違いですね。
アメリカの方が便利さを考えた社会でフランスは食文化を便利さと一緒に考えないのでしょうね。食べる・飲むときは堪能する方が大事!

パリでは、どこでもギュッと濃縮したエスプレッソが主流で、もしそんなに強いコーヒーが飲めなければ、カフェ・オレや、カプチーノにします。
エスプレッソにちょっとだけミルクを入れたのが良ければ、
*Noisette*(ノワゼット)、S’il vous plait.と言えば、頼めます。
私も始めは知らなかったのですが、パリに長く住むh友達が教えてくれ、可愛い名前はきっとミルクを混ぜた時の色からきたのかなあ?なんて思いました。
パリでは、待ち合わせ場所、軽いランチを食べたりするだけでなく、よく1人でも男女関らず、お気に入りのカフェでゆったりと本を読んでいる光景を見ます。

カフェと共に食べるおいしいデザート!これは、クレームブリュレの上に梨と、なしのシャーベットが載ったもの。
この間、友人がカフェに入ったところ、ガルソンが1人のおばあちゃんに、
*今日はお連れの人は?*と聞いたところ、
*私のかさと一緒に!*(Avec mon parapluie)なんて、
シャレた返事が帰ってきたそうで、パリっぽい一面だねと話していました。
今でも、こうした交流が町の中に息付き、昔ながらのカフェ文化が続いているのを感じますね。
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魅惑のパン屋さん!
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マレ地区のRanbuteau駅のすぐ近くに、フランス人もショーウインドーを覗き込んで、
あ!!私はあれが食べたいわ!
僕はあれかな。
この装飾きれいねえ。我慢できないから買いましょう!
なんて言っている魅惑のパン屋さんがある。
私も、リンゴのペーストが中に入った、ショーソン・オ・ポンムと何か分からないけどおいしそうなパン。(後で、チーズの入ったパンと嬉しい発見!)
とこの季節のお菓子、ガレットを思わず買ってしまいました。

パンジーがケーキにのっている!
ガレットは、フランスの伝統的なお菓子で、まず年をとっている人が切り分け、
一番若い子がテーブルの下にもぐって、指をさしたカットを、相手に食べてもらう。
そして、自分も食べ、相手のを決めて、食べ・・・・・とやっていく。
すると、ガレットのどこかに、セラミックの小さなお人形さんが出てくる!
そのお人形さんのカットを食べた人が今日のプリンス、またはプリンセスになる!
そうである。
きちんとガレットと一緒に王様のカンムリまで入っていた!
友達と食べ、結局最後の私のカットに入っていました!
すると、友達がそうしたら、カンムリ被って外あるかなきゃいけいんだよ!!みんな歩いてたでしょ。
え!?うそ!
嘘だったらしいです・・・・良かった。
でも、そんなお菓子にまつわるお話し、可愛いですね。

パリにお出かけの方は、おすすめです。
Pain de Sucre 14,rue Rambuteau 75003
火・水曜休み 9am-8pm
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何気ないパリ
- 6/21-22-23東京フィル&ピンカス・ズッカーマン公演
2025/6/20 - 12/22 (日)【ワイン🍷とチェンバロの調和」Vol.3
2024/9/19 - 東京フィルハーモニー@東京文化会館
2024/8/15 - Cave de Asukaへのアクセス
2024/4/29 - Youtubeチャンネル登録1000人突破!5/4公演
2024/4/28 - 5/1-5/6【ワインとチェンバロの調和」Vol.2】
2024/3/24 - 3/3【2台チェンバロの饗宴】無事に終了
2024/2/18 - イタリア・ボローニャ楽器博物館2
2024/2/05 - イタリア・ボローニャ楽器博物館1
2024/2/04 - フランス・パリ
2024/2/01








