皆さんこんにちは。パリは1度暖かくなったのですが、ここ1週間はにわか雨&曇り続きで、せっかく開花した梅の花もあっという間に散ってしまい可哀でした。
先週は、7月にあるモーツァルトのピアノコンチェルトの室内楽の初合わせ、またチェンバロでのバロックコンサートのリハーサルなどをしました。また、今週は歌の方とフレンチバロックのコンサートがブローニュとパリであります。
昨日は、日系アメリカ人の友達が家に来てくれたので、ゴールドベルク変奏曲を通しました。
最近は何かと友人に聞いて貰っていますが、みんな気がつくポイントなどが異なり、私もとても貴重な意見と思いアドヴァイスを頂いています。そして、また甘い部分を自分で詰め直します。
来週帰国ですから、今週はラストスパートと言う感じでとても大事な時間です。
その後は気分転換にとマレ地区にお散歩へ行ったのですが、偶然オランダでチェンバロを勉強している旧友に道でばったり会いました。最後に会ったのは・・・4,5年前でしょうか。
私は気がつかなかったのですが、ちょうど外で待ち合わせをしていたので5分くらいだけ広場に立っていました。彼女が何となく私に似ているな~と思いながらも、でもパリに居るから会っても可笑しくないんだな~~なんて思っていたそうです。
そして、また2回目に見かけたので声を掛けてくれたのですが、うわ~~と思わず歓声をあげてしまい、それを見たアメリカ人とカナダ人の友達は爆笑していました。こういうリアクションは日本人らしいです。

また、その日初めて会ったカナダ人の友達の友達は、なんとオリンピックにもこの間カナダチームから出た、クロスカントリーのスキー選手でした。
1年に1カ月しかオフがなく、それ以外は5月から3月までずっと厳しいトレーニング続きなんだそうです。唯一の休暇に、友達に会いにパリに来ていると言うことで、フライドポテトなんといつ前回食べたか分からない・・・と言いながら美味しそうに食べていました。普段は食事から全て気を付けているようで食べれないそうです。
彼女は27歳で、オリンピックでの最後の射撃の時に上位8位に入っているとは知らなかったそうですが、5回ある射撃のうち3回は満点で好調だったようで、みんなかたずを飲んで見守っていたそうです。
しかし、5回目の射撃を始める時に手が震えた為、深呼吸をして落ち着くように心がけたそうです。
5発撃つのに50秒くらいしかかけないそうなので、1個目はずれ、2個目はずれ・・・
焦れば焦るほどはずれ、結局全てはずれ、一瞬”これは夢なのか、現実なのか・・・”と頭を過ぎり、もう1度的を見直したそうですが、全てが一瞬スローモーションのように感じたそうです。
そして、射撃がはずれると1つにつき1分の超過ペナルテイ―がかかってしまうそうで、頭の中で1分超過、2分超過・・・とプレッシャーがかかったそうです。
しかし、再びできるだけ早くスキーに戻らなくてはならなく、残りの15キロを滑りきったそうです。
話しているうちに涙目になっている彼女とその友達を見て、どんなに普段大変なトレーニングをして、大きなプレッシャーをしょっているのだろうと思いました。
しかし、4年先まで頑張ろうと思う。
と一言云った彼女は素晴らしいと思いました。また次のオリンピッックやメインの大会を目指しているのだと思います。
本当に日々の努力がその1回のレースに出るかは、運もあるでしょうがコンデイションを常に移動しながら整えると言うのは大変なことだと思います。
その友達のカナダ人の子はピアニストなのですが、なんと先週自分の弾くコンサートの日を1日間違えて行かなかったそうで、翌日オーガナイザーから電話があり、どうして昨日来なかったの?と言われてパニックになったそうです。
オーガナイザーからの全てのメールなど日程を再確認しても日が1日間違えたままがで、彼女はありえない・・・と涙が出てきたそうです。
が、
今日の午後弾く?弾くはずだったピアニストが怪我をしてキャンセルになったから代わりに弾く?と再び云われ、結局弾いたそうですが、練習を重ねて、弾くと思ってたのに弾かずに?また弾く?というのは精神的なアップ&ダウンが同じ日に激しくて大変だった・・・と言っていました。
ということで、みんな色々な人生をそれぞれ歩んでいるんだな~~と興味深い1日でした。
ロダン美術館/Le musée de Rodin
皆さんこんにちは。
パリもやっと今週から青空が広がり始めました!
この数日は、4月の東京コンサートのちらしデザインの為にタイプしたりしていますが、いつもデザインしてくれている友人が素敵なちらしを作ってくれています。できたらUpしますね。
ノートルダム寺院をセーヌ川から見て
長い長い秋と冬のグレーの雲に慣れてしまったパリジャン達は、太陽だ~~!とばかりにお散歩をして嬉しそうに浴びます。
こういうと変?と思うかもしれませんが、日本は冬でもぽかぽか陽気なのが普通ですが、本当にパリは曇り空が半年間くらい続くので、さすがにみんな太陽が恋しくなる訳です。
観光客も増え始め、バトーム―シュも外の席で楽しんでいます

そして、今日向かったのはロダン美術館。詳細はこちら。
パリにある数多くの美術館でも1時間くらいで回れるほど良い大きさと素敵な邸宅に行ったような雰囲気が素敵です。

入口を入って出迎えてくれるのは・・・考える人
お庭にある未完成作”地獄の門”とても立体的で人がのけぞっていたり・・・良く見ると、真ん中上にプチ考える人が!どんな意味があるのでしょうか?
絵描きさん?


3回目でしたが、今回初めて展示されているのを見たHANA!!”はなさん”らしいです。1904年頃の作品で、日本髪を結った居た方とロダンが知り合いだったんですね。驚きです。
ゴッホの大作”タンギー爺さん”も見所です。背景の絵は何枚もの浮世絵で富士山などゴッホの“東方”への憧れが感じられます。私達がヨーロッパに憧れるように、印象はの時代ゴッホやモネ等多くの画家が日本美術から大きな影響を受けました。
もう少し暖かくなると、お庭のカフェも空き外でお茶ができます。
気がつくとパリも夕暮れに。
皆さんも一瞬パリにワープ?!した感じになりましたか?こういうゆったりとした空間はいいですね。
パリでお香道/Kodo a Paris
パリの日本文化会館でお香道の会に初めて行ってきました。
大変お恥ずかしいですが、日本の伝統文化を良く知らない私にとって大変貴重な経験になりました。
日本文化会館はエッフェル塔のすぐ横で、何と最上階の絶景の横にお茶室があり、色々な催し物が行われています。
今回、デモンストレーションを行われたのは、500年、20代に渡って続いている志野流の家元継承者である蜂谷 宗苾先生です。
半年間パリに文化庁派遣員としてパリを始め、ドイツやヨーロッパ、アメリカなどでも香道を広めていらっしゃいます。詳しくはこちらより。

分かりやすく香道の歴史から、香りの説明、またデモンストレーションで実際に体験する内容について説明があり、その後和室に移り実際にフランス人やイタリア人の方と一緒に香道を体験させて頂きました。

想像していた以上に繊細で何とも言えない香りで、改めて日本人の細やかな感性を再認識させられました。パリで体験するからこそ、余計に日本の文化の素晴らしさを感じました。
そして、今まで何も知らなかった無知さにただただ、恥ずかしいばかり。
本当に知らぬが仏!とは自分のこと。と実感してしまいました。

共通の知人を通して蜂谷さんご夫婦と最近知り合いましたが、本当に素敵な方達でいつもお会いした後は心が弾む感じです。
日本を10年以上離れて中々日本の伝統文化に接する機会の少ない私にとって、とても貴重な体験になったと同時に自分の国の文化を把握していないというのは、何たる恥!と痛感しました。
今後、日本の文化の素晴らしさをもっと理解できたらいいなと思いました。
終わるとエッフェル塔が光っている様子がお茶室の横に見えました。
ユゲットおばあちゃん/Huguette
パリもやっと少しずつ暖かくなってきました。それにしてもお正月の頃に日本のぽかぽか陽気からパリに戻り10度以上寒くどうしようかと思いましたが、何とか厳しい冬も終わりつつあるようです。
4年前に南仏の講習会の時にユゲットと
さて、昨日は81歳のユゲットおばあちゃんこと、ユゲット・ドレイフュスさんに会ってきました。詳細はこちらより。私にとってとても親しみのある心から尊敬しているチェンバリスト、そして人生の恩師という感じでここ数年お付き合いをさせて頂いております。
昨年度フランス政府より勲章を貰ったようですが、私にとっても人間国宝のような数少ない本物の音楽家だと思います。
南仏にある14世紀?くらいのチャペルで演奏しました
4年前に初めて南仏の講習会に参加して知り合いましたが、パリのエッフェル塔の近くにお住まいで、家には300年以上前のオリジナルのチェンバロがあります。そんな博物館に通常あるような名器を弾かせて頂くだけでも本当に光栄ですし、私は彼女に聞いて頂くだけでもうありがたいという感じです。
81歳ですが、未だにバッハの名曲、難曲全て頭と指に入っていて本当に頭が下がります。
私の中で難しく考え過ぎて良く分からない部分など、音楽の流れがよりうまく生きるような体の使い方をみせてくれ、試してみると、あ!なんだ!と思うくらいシンプルに音楽が流れたりします。
南仏にある音楽財団でのレッスン風景。私の弾いているチェンバロはH.ヘムシュという世界に10台も現存しない幻の名器。財団所蔵で毎日弾けるなんて夢のような10日間でした。
そんな時私は口を空けて笑いながら弾いたりしているのですが、ユゲットは目の奥がキラーン!と光ったような感じで、無言で微笑んでいるだけです。でも、とてもウイットにとんだジョークを言う方です。
ユゲットは何とも言えない白いオーラっぽい?仙人みたいな感じですね。私は以前スターウォーズのヨーダみたいと思っていました。(失礼!)
弾く第1音目から ”non!”と言われることもありましたし、なんとまだ何も弾いてないのに”non!”と言われ、ユゲットを見ると、第1音を出す為の呼吸が違うということでした。
なるほど。
休憩時間はお庭でみんなでカフェ。5カ国からチェンバリストが集まり、プール、チェス、おいしいお料理を満喫しながら音楽だけに没頭できる天国のような日々でした
音が現象として空気中に響く前から、もう聞こえない音をキャッチしているという感じです。
この聞こえないはずの音を自分の耳の中で聞くことをユゲットから教えて貰った気がします。
チェンバロの音というのは物理的に5秒くらいで消えてしまうと思います。でも、曲に寄って10秒くらい伸ばす音も書かれています。
そんな時、普通に聞くと勿論音はすでに消えているのですが、ユゲットがその1音を弾くと、なぜかまだ空気中に振動して存在しているのが聞こえるというか感じます。
南仏にある有名なSt Maximaのオルガンを見に行きました
以前にバッハの3声のインヴェンションを弾いた時に私が弾くと平面的な感じ。
でもユゲットが黙って座って弾くと、3つの声がチェンバロの中から3Dのように建築の亡霊のように、浮き出てくるわけです。
ひえ~~~!と思い、ユゲットに今までこんなことできる人は見たことないです。と言うと、微笑んで私の耳をつまみました。
要するに“聞きなさい”ということです。
心の耳で聞けば、聞こえてくるということでしょうか。
そんな感じで、彼女とは楽譜に書いてあること、テクニックなどではなく、それを越えた表現、可能性を発見させてくれているような時間をいつも過ごさせて頂き、何というか魂が喜ぶ感じです。
螺旋階段を登ってオルガンをみんなで弾かせて貰いました
そんな表現は普通しませんが、そんな感じです。だから、この出会いに心から感謝しています。
私は、昔からなぜかお年寄りと居ると心地よいことがあり、大学でピアノの先生に毎回怒られて本当に疲れ切った後は、よくおじいちゃんの家に遊びに行ってお煎餅を食べながらテレビを見たりして、ぼ~っとして癒されていました。20歳の孫と88歳のおじいちゃんがなぜか仲が良い訳です。
そんな感じでユゲットとも会いに行くだけで心が弾みます。何というか人生の大先輩という感じで何とも言えず敬愛しています。
私だけでなく、共通の友人のチェンバリストはまるで息子のように過去20年以上、ユゲットの面倒を見ていますが、本当に多くの人から慕われているようです。
講習会の1日OFF日は内陸の湖へ泳ぎに!
いろいろな奇跡/les miracles
パリは2日ほど前まで10度くらいあって寒さも和らいだのですが、昨日から雪がちらつき最高気温2度!です。
今週はオーボエの伴奏を教える日以外毎日して、朝からせっせと出かけているのですが手袋と帽子が必需品です。
この寒さで部屋の湿度もあっという間に38%まで落ちてしまうので朝お風呂を入れて、ついでに入って温まっている間に、部屋は湯気で加湿器よりも早く部屋中の湿度が上がります。
さて、この間オペラ座付近のBOOK OFFで日本語の古本を買ってきました。やはり文庫本のサイズは便利でちょっとした時に読めるので楽しいですね。
ふと手に取った本だったのですが、なかなか面白かったです。色々な有名な方の名言集で一言で実に分かりやすく色々な方の生きる極意!が書いてあります。
とてもポジテイブな気分になる本で気持が良かったです。生きていて良かったという気持にさせてくれる本でした。
Happy(しあわせ)語録 ひすいこうたろう+よっちゃん(三笠書房)です。
本の始めは、この世に自分ができない1つの“奇跡”がある。
それは、この世に生まれてくること。
他のことは挑戦すれば、いつかできたり奇跡の起こる可能性を引き起こせると。
でも、この世に生まれてくることは自分の意思だけでできることでない。
お母さんがお腹を痛めて産んでくれたお陰でこの世に出てこれた訳です。
偶然ですが、今年は周りの友達やいとこのお姉ちゃんなどみんな妊娠ラッシュで、産まれるまでの経過や産む大変さ、そしてだからこそ目に入れても痛くないほどの可愛さなど色々垣間見ます。
それにしても生命が誕生するというのは太古の昔から自然に繰り返されてきたことですが、人間の力ではどうにもできない、何かとてつもない力によって初めて生命がに伊吹が吹きこまれるのではないでしょうか。
ということは、生きている・・・ではなく、何かによって生かされている・・・ということでしょか。呼吸することだって、“胃よ動いて!心臓も動いて!”なんて言わなくても勝手に動いているのですからすごいですよね。こうして生きている事が当たり前のようで実はすでに奇跡的なことなのでは?なんて思います。
この本はとても軽く色々な深い内容をさらっと説明しているのですが、案外その軽やかさから気軽に自分の意識を変えてみようとか、見直してみようと素直に感じれました。
人にお説教されると、どうも聞いている方は知らない間に腕を組んで、う~~~ん。と抵抗するポーズを無意識に取っていたりすることがあります。
でも、さら~~っと期待もなしに軽やかに、明るい言葉を掛けられたら、何となくうん。と思える何かがありますね。

人それぞれ産まれてきた意味があるとしたら、皆さんはどんな意味があって産まれてきたと思いますか?
今やっていること。
目の前にいる人。
興味のあること。
そして、あなたは幸せですか?
そして、自分にできることは何でしょうか?
どうしてそれをやっているのでしょうか?
どちらにしても、自分との関わり=縁が深いから身の回りにあることかもしれないですね。
いくつかこの本の文中の言葉を載せます。
”やる気”なんか出さなくてもいいんです。やることが大事なんです。 伊藤 守(著述家)
幸せを数えたら、あなたはすぐに幸せになれる。 ショーペンハウアー(ドイツの思想家)
人の世に五体満足以上に幸せなことはない 村瀬明道尼(月心居住職)
生まれてきただけでまる儲け 明石家さんま
辛いという字がある。もう少しで幸せになれそうな字である。星野 富弘(詩人)
ムダな事を考えて、ムダなことをしないと 伸びません イチロー
人間どうしは会ったときが正月だ 山本 周五郎
うつくしいものを うつくしいと思える あなたの心がうつくしい みつを
あってもなくてもいいものは、ない方がいいんだなー 武井哲応老子
(これはみつおさんが師匠の武井さんに自分の短歌を見せた時に頂いた言葉だそうです。みつをさんはこれを単なる短歌のアドヴァイスだけでなく人間の根本的な生き方を示していると思ったそうです)
でも、この本にあったいくつかの例では成功している人ほど失敗の数を繰り返していると。
ノーベル賞を受賞した方は、”最近では失敗が面白くなってきた。失敗すれば必ず発見があるから”
確かに、自分はもう何かを“知っている”、“十分に身に付けた”という慢心な心があればあるほど、実は成長できないんですね。
私自身、最近気がついて常に初心でいること、そして失敗を恐れないでとにかく実行し続ける大事さを痛感しました。フランス語、音楽、などなどきりはありません。もうちょっとお料理はどうにかレシピを増やせねば!と普段から思いますが・・・(苦笑)

ということで、自分にできること。小さなことでも1歩1歩できることからやっていくのみですね。
音楽を通して何ができるか。何を人にお伝えできるのか。どんな喜びを運べるのか。
など、一生の課題がありますが“楽しい”と思える企画をして、色々な失敗をしてもそこから学んで続けで行きたいと思います。
単純にそれしかできませんね。凡人ですから。(苦笑)
5歳の時にドレミの音符を読んでいた時に、まさか自分がこんな遠い国に来るなんて事も、チェンバロという楽器も勿論その時は知らないし、そう考えると人生は不思議ですね。
でも、明らかに2年の予定でアメリカへ出て、12年後になぜかフランスに居るというのは・・・勿論自分でも予想外で全くプランにはなかったことです。
が
その時、その時自分の中からの声(本能)に従ったらこうなってしまった・・・という感じなのです。
でも、今さら今後また異国に引っ越して1からやるということはないと思います。
例えば5年後になぜかアフリカにいる・・・とかはないと思います。(苦笑)取りあえず日本以外は3カ国0から始めてかなりの労力と時間も費やしましたが、そこで出会った本当に素晴らしい方達やそれぞれの違った価値観などを見れたことは振り返ってみると人生の宝かもしれません。
可能性は何でもある訳ですから、分かりませんよね。だからこそ、毎日が発見、そして自分の未来、なりたい自分のイメージが浮かべば自然にその方向に向かって居るのかもしれませんし、本当は自分が無理だと思っていることができる可能性も秘めているのかもしれませんね。
ただ自分の意識の中でそれを受け入れなければ現実には起きないかもしれませんが。
いずれにしても、誰でもない自分がその“可能性”と自分を信じてあげることからしか、何も生まれないと思います。
さて、何だかぼそぼそっと独り言を書いてしまいましたが、4月の東京コンサートのちらしの原稿を書かなければ!
では、皆様もお体にお気を付け下さい。
極寒のパリ!/Il fait tres froid a Paris
昨日パリへ戻ってきました。
朝4時半起床で家を5時に出て成田発9時半のエールフランスに乗るはずが、なんと4時間遅れてパリ自宅に着いたのは24時間後・・・でした。
かなり疲れましたが、飛行機でも寝たり映画を見て大丈夫でしたが、パリに到着すると何と寒いこと!
今朝も外に出ると日本と全く温度が違うのでびっくり!寒い!
今日はマイナス2度くらいだったようですが、太陽が照っていても日陰に入るとかなりの寒さ。
帰ってきてからの予定を全然忘れてて、何となく手帳を見たらリハーサルがヴァイオリンの子と入っていた!来る45分前。ということで慌ててチェンバロを調律してスーツケースを片付けてリハーサル。
その後、気が付くと部屋の湿度が30%からからに乾燥している為、チェンバロに良くないので急いで加湿器を探しに行きましたが、簡易用の暖房などにひっかけてお水を入れる物しかなかったので、取りあえず2個買って家へ。
というのも、今まで使っていた加湿器のコンセントの先っぽが、ぽろっと欠けて壊れてしまったのです!そんなことがあるのか・・・と思うのですが、やっぱり日本製以外の電気製品は・・・こんなことがあるようで。
急いでインターネットで超音波の加湿器を調べましたら、日本のように美肌効果なんていう物はないのですが、暖かい空気、冷たい空気と温度を選べるものがあったので早速それにしました。
どうやら2カ国は慣れたルクセンブルグ公国から来るそうで・・・届くまで実際などんな物か分からないのはちょっと不安ですが。
なぜ超音波か?というと、パリの水道水はあまりにカルキが多くて、そのままのお水を加湿器に入れると家中が真っ白!になってしまうのです。
超音波の加湿器でも、1度ブリタなどカルキを取り除くろ過器を通したお水しか使わないようにしています。それでもしばらく使うとテレビの画面が何となく白い・・・・
???
と思い指で触ると灰色というかカルキで真っ白=灰色=拭くと真っ黒・・・なんです。
ありえないですね。
ということで、新しい加湿器が来るのが楽しみです。日本は冬は17%まで湿度が落ちる時もあると聞きましたが、そうなるとチェンバロの中の一番大事な響板(弦が張ってあるところ)は2-4ミリの薄さなのでひびがバリバリっと入ってしまうこともめずらしくありません。
特に新しい楽器は始めの3年くらいはとても変化する様なので、空調管理が大事になります。
ということで、明日は朝からちびっ子音楽教室で教えに行きます。きっと夜7時の最後のレッスンの頃は時差で日本の夜中の2時=眠いかもしれませんが。
ほっと一息/le repos
昨日は久しぶりに何もなくゆったりと過ごし、スーツケースもほどき、家の掃除や洗濯をして、・・・という感じでOff日を楽しみました。
今朝は9時半から1月のトリオのコンサートのリハーサルがあり、自宅のチェンバロを調律してその後チェンバロの生徒さんが来ました。
気がつくとフリータイムの次のリハーサルやコンサートの練習をしないといけないのですが、さすがに昨日はあまりに長い間あったプレッシャーのコンサートが終わり”頭をからっぽ”にしたかったのでしょうか。ぼっとしていました。
今週は12月日本でのコンサートのリハーサルの為にブリュッセルに行きます。そして、ヴァイオリンのまどかちゃんはその翌日帰国というハードスケジュール。
そういえば、3日前のコンサートもパーカッションの人は3日前にアメリカから戻ってまだ8時間の時差があるのに昨日ブリュッセルに行って夜中3時半に帰宅して5時半に起きてこの電車に乗ってる・・・というので、寝る体制ばっちりの彼にみんなは”そりゃそうだ。”とうなずいてました。
でもリハーサルの時その子が弾いている姿はきびきびと動いていて、とてもそんな状態とは思えないタフな感じ。昔リチャード・クレーダーマン(フランス人の金髪、貴公子タイプの日本でも有名になったポピュラーピアニスト)と一緒に日本に2カ月も居たそうで、片言の日本語いきなり*面倒くさ~~い*なんて言い出して吹き出しましたが。たまに日本語が分かるフランス人が居て油断禁物です!
南仏アルルで買ったラベンダーの手書き模様のコップと石鹸入れ。セミは南仏の象徴でよくこのようにお土産ものにもなってます。でも、日本のせみとは鳴き方がちょっと違いましたね。
秘密語のように日本語で言いたいことを友達と話していても、実は少し理解されている場合もある?!と思うと怖いですね。帰国すると当たり前ですが日本語は秘密語ではなくなってしまうので、色々と言いたいことも口の中で我慢してるのですが・・・(苦笑)
その他にもコンサート翌朝は5時の電車でパリに帰って朝9時には教えなきゃ・・・という毎週の教える仕事とランダムなコンサートを両立すると、そんな無茶なことが日常茶飯事のようになるようです。
音楽家の生活は確かに定職よりも不定期かもしれません。忙しい時は猛烈に忙しく、暇なときは暇。でも、常に自分を高める目標を持って別にコンサートで弾かなくても自分の為に探求しないといけないな~としばし反省をして最近ゴールドベルク変奏曲を始めました。
本当に奥深くまだまだですが、一生探求できるほどの大曲ですから、何回も人生で弾くのも面白いかもしれませんね。
秋のマルシェ!/Le marche d’automne
今日はとても気持ちの良い秋晴れです。とは言っても気温は結構低いですが。
建物に色々な模様が彫ってあったりして飽きません
日曜日には毎週お昼ごろまで朝からマルシェ(青空市場)があります。
フランスでは日曜日もどこもかしこもデパート、スーパーもお休みです。休める時はいつでも休む人たちです。(笑)
日本に帰ると年中無休の便利さに毎回驚きと感謝ですが、それに慣れてパリに戻ると不便に感じます。
さて、秋は豊作、収穫・・・などなどで、新鮮な取り立ての果物や野菜がすごい量並んでいます。
八百屋さんの行列
何を買って良いのか目移りしてしまいますが・・・
いつもサラダや果物をたんまり買いますね。
りんご屋さん、自家製りんごジュースやジャム、お菓子もあります。
スーパーより、こういう農家からわざわざ売りに来ている“りんご屋さんのりんご”や゛きのこ屋さん”のきのこの方が断然においしいです。
゛エスカルゴ屋さん”のかたつむりのパイと一緒に、僕も撮って!とおじちゃん。良く撮れたかな?と聞かれたので、Super~!(バッチリ!)と言うと、Bon Dimanche apres midi!(良い日曜日の午後を!)
いつも行く八百屋さん。キノコやじゃがいも、サラダの新鮮さと豊富な種類が魅力。
今日は、カレー用のじゃがいもは?と聞くと肩崩れしにくいのを選んでくれました。にんじんもじゃがいもも泥がついたまま掘って来たばかり!みたいです。
色々なきのこ。しいたけも結構良く売れていてフランス人が食べるんだ~~。と。でも隣のおばちゃんは、これは中国からのね。と言ってたけど、もともと日本ではないのでしょうかね?むやみに日本です。とも言えないのでじ~っと黙ってました。(笑)
小道の横にはお花やさんがあります。

イタリア専門の手打ちパスタや巨体なパルメザンチーズなど売ってます。自家製のパスタソースもおいしいです!
生ハムやソーセージ


帰りに行列のできるパン屋さんのショーウインドーを見ると、おいしそうなケーキ。パンを買ってカレーを作りました。りんごを10個1袋というのを衝動買いしてしまったので、初めてカレーに入れてみました。
確か、バーモンドカレーの箱の写真にりんごがあったような・・・という思いつきで。結構自然な甘みが出ておいしかったですね。野菜たっぷりで健康にも良さそうです。お子さん向けのカレーとしてはgood でした。
では、そろそろ練習をします。もう気が付くと10月後半ですね。11月は半ばに2回ブランデンブルグ協奏曲の5番のソロを南仏アルルとLa Rochele という所でソロを弾くの練習しなければ!
後で練習しておけばよかった~~とならないように。(何回も失敗の経験あり。)ということで、オケと一緒に弾く時は家で1人で練習している時と雰囲気が全然違ってオケの気にのまれると、弾けなくなります(この間リハでそんなことあったので)
秘密の練習法をしております。
オケと一緒に弾いた時の録音を聞きながら同時に弾くとオケの中で弾いてるみたいな疑似体験というか、リハーサルをしなくてもしているような感じで1人で練習できます。
夏に行ったコンサートのリハーサルがあまりに少なく本番前日1回のみだったので、家でCDを大音量で掛けながら(近所迷惑)一緒にチェンバロで弾いてリハーサルで実際弾いたら全然問題なかったです。
ということで、近所迷惑なので最近はヘッドフォンで聞いてさらい、細かい練習は勿論チェンバロのみで練習したり。色々です。
アルルは14年前に初めてフランスに1人で片言のフランス語で訪れた思いでの場所です。当時ゴッホが大好きで、彼の辿った南仏を訪ねようとわざわざ行きました。
あれ以来実は行ったことがなく、アルルの劇場で演奏できる機会を頂いて本当に嬉しいです。貴重な経験です。まさか14年前に地図片手に歩いていた町で演奏できるなんて思ってもみませんでした。
人生は分かりませんね。
パリで一番おいしいお寿司屋さん!/La meilleur resto de Sushi a Paris!
今日は、全然予定していなかったのですが突然お寿司が食べたい!と帰り道に思い、前から゛おいしいですよ!”と生徒さんにお勧めをされていたお寿司屋さんに行ってきました。
皆さんもあると思いますが、今日はラーメン!今日は豚カツ!みたいに急に食べたくなる物ってありますね。
でも、お寿司はやはり日本の築地には敵わないでしょ・・・と数年前から日本並においしいお寿司をパリで食べるのはあきらめていたのですが。前に、日本人の板前さんの握っているマドリッドのお寿司屋さんが築地を超える!と思うくらいおいしかったですが。内陸なのに新鮮なマグロが沢山市場に入るそうです。今では日本にも多く輸出されているんだそうです。知りませんでした。

意外や意外!今日のお寿司は本当においしかったです。
初めて゛大トロのあぶり”なんてゴージャスなものを食べてしまい、お口の中でとろけて何とも言えず幸せな気分になってしまいました。
最近パリ郊外の音楽学校で教え始めたのですが、朝7時半起床で9時半のレッスンから夜7時までずっとちびっ子や大人にピアノを教えています。お昼休みはなんとフランスらしく、お休みがただでさえ多い+間違って違う生徒も入ってた為時間割に穴がぽっかり空いて2時間ほど休憩があるのでありがたいのですが。
初心者の子供達も居るので、基本の基本をフランス語の知っている単語で四苦八苦して説明するのですが、これが結構疲れる。日常使う程度ならどうにかなる為、10年前に日本で勉強した時が一番読み書きができたと思いますが、それから下り坂のまま。そして、まあ生活できるから・・・という感じで復習をしないまま10年が経ち・・・要するに適当な分けです。

その為、初日は果たして私のフランス語で大丈夫なのか・・・どんな生徒さんなのか???など不安もありましたが、今日はみんな宿題もやってきてくれて、それなりに楽しくコミュニケーションを取りながら本当に少しずつですが上達している姿を見るのは嬉しいですね。高級住宅地のエリアなので、ちびっこなのにみんなとっても可愛い洋服や靴でコーデイネートされたお人形みたいな子も居て親の配慮が伝わるのですが、練習度も親の配慮が良く分かりますね。(苦笑)日本よりも遥かに親の教育の熱意は低い気がしいますが。良く言えば放任主義。悪く言えば、全然上達しない!
ということで、前置きが長くなりましたが永い日の後で、パリに居るのに *お寿司食べたい~~!*という心境になったわけです。
やはり元気を付けたい時は、ご飯!

そして、今日はまさに食べるごとに体の疲れや緊張がゆるむのが分かり、体が喜んでいる!と言ったら変な表現ですが、本当においしかったわけです。
お寿司の説明に力説してしまってすみません。本当は9月のコンサートの話でも書こうかと思ったのですが、やはり食欲の秋なのでしょうか・・・何だか食に走っている気がします・・・気を付けなきゃ。忘れた頃にどど~~んとくるんですよね!余計な肉が!
ということで、気軽に行ける本当においしいお寿司屋さんを見つけてとってもハッピーな1日でした。
こうしてみると、かなり私は単純ですね。
11月にパリに来る知人も日本食が恋しくなったらお連れしようと思います。
喜楽亭
38, rue Pernety 75014 Paris
Metro: 13 Pernety
Reservation: 01-45-42-33-15
営業時間:12:30-13:30, 19:30-22:30
定休:日曜日、月曜日昼の部
P.S 携帯で写真を撮ったのですがダウンロードの仕方がまだ謎!?の為、すでに行かれた方の紹介ページの写真を拝借いたしました。
パリ散歩/La promenade a Paris
パリも蒸し暑くなってきました。でも、日本と違って毎日カンカン照りという訳でなく、やっと晴れた!と思っても3日続けばかなり良い方で、大体2日続いて3日目は曇りのが普通です。
リュクサンブール公園からお散歩スタート!
夏になって日が長くなり10時半くらいまで夕日は見えない!というのも変ですが、活動時間が長くなり、日が暮れたと思うとすぐ深夜なのでちょっと不思議な感覚です。
でも、だからこそ観光客だけでなくパリジャンも街中を話しながら歩いたり、セーヌ川を渡る橋にワインやシャンパンのMyボトルを持って行って、ピクニックをしながら絶景の夕日を見ながら友達と時間を過ごしたりします。
パリジャンは別に用はなくても、みんなカフェ1杯を飲んで太陽を浴びたり、本を読んだり、1人でも友達と一緒でも何時間でも居ますね。カフェ文化が発達したのも、フランス人の他人とのおしゃべり好きでしょうか。もちろん、個人主義の国ですから(特にパリジャンは)関係ない人や嫌いな人とは挨拶もしなかったり自分の世界だけを大事にする反面、ちょっとしたきっかけですぐに隣の人とも話始めます。
パリジャンにとっては当たり前のことでも、贅沢ですね。でもお金はかからない!

セーヌ川に行く途中にあったおいしいイタリアンジェラートに思わず寄ってしまいました!
3種類、いちご、ヨーグルト、マンゴです。店員さんの熟練の技!ブラボー!
日本はよく夜景スポットにわざわざドライブして行ったりするようですが、パリではまず高いビルが市内にはモンパルナスタワーという駅ビルしかないです。
全て高層ビルはパリ郊外のビジネス街にまとめて建てられている為、パリの街に日本から友達が来ると、空が広い!と言いますね。
ノートルダム寺院です。考えてみると Notre(私たち)のDame(女性、マリア様)という意味なんですね。
パリはもともと小さいですから(山手線内の●=パリ市内と言われてます)歩いて大体の所は行けます。そして、素敵な場所は大体15世紀~18世紀の古いエリアですから中心に固まってます。
するとセーヌ川近辺なわけです。そして、最高の景色を堪能できます。車はいらないです!自転車の方が便利でしょうか?!実際日曜日には自動車道が歩行者天国になるので、多くのパリジャンがローラーブレードやサイクリングを楽しんでいます。
2年前から始まった排気ガスの汚染を減らす為に、公共の自転車(Velibe)がパリ中に設置されました。
30分以内の移動だったらパリ中の好きなところに大体到着するので、その間は1ユーロ(135円)で乗れます。年間パリは確か5千円くらいではないでしょうか?
通勤している人も多いですし、何しろパリでよく急にあるメトロ、バスなどのストライキの日には、みんな自転車に慣れていない人達もこの自転車でよろよろ・・・と石畳を漕いでいたりして、その頼りなさはみていた思わず笑ってしまいます。
というのも自転車王国のアムステルダムでは、歩行者よりも自転車優先!そして、もの凄いスピードで自転車がどこから出てくるか分からないので、歩行者も自転車に引かれそうになりますね。自動車人口=自転車人工がほぼ等しいのでは?!と思います。
その横のセーム川。階段で下に降りてお散歩もできます。オードリー・ヘップバーンのおしゃれ泥棒を偶然見た時に、始めのシーンがこの写真に写っている1つ先の橋を可愛い赤いスポーツカーで走ってくるシーンでした。そして、車を止めてサングラスを上げると後ろにノートルダムがど~~んと映っています。
パリ市は、セーヌ川の両岸の外観を守る為に、勝手に建物の工事はできないように厳しく制限されている為、今だに広告塔なども一切なく古くからのパリ風の石のアパルトマンが並んでいます。
そして、Quai(ケ)と呼ばれるセーヌ川沿いに面した場所は勿論1等地!
ましてや最上階のバルコニーから望む景色なんてさぞがし素晴らしいでしょうね。パリを一望できます。
横の部分。私は正面よりこっちの方が好きです。
ヴェルサイユ宮殿の壮大な庭園を設計した有名なル・ノートルがパリの街を設計したとのことですが、
①凱旋門から一直線上に
②シャンゼリゼ通り
③コンコルド広場(特にエジプトから運ばれた巨大なヒエログリフの刻まれた記念碑)
④チュルリー公園(庭園内に有名なモネの睡蓮の連作が自然の光で楽しめるように数年前わざわざ工事をして再Openしたオランジュエリー美術館があります)
⑤ルーブル宮殿・・・・と続いています。
そのきれいさと言ったら!あざやか。あっ晴れです。
ルーブルから見ると一直線上の一番向こうに凱旋門が立ってます。

というわけで、前の家はノートルダムの鐘がゴーン、ゴーン、カランカラン・・・・と大きく聞こえるほど近くだったのですが、本当に大好きな地区です。
今でも散歩すると何だか心が和みますね。
ノートルダム寺院の後ろの公園でJazzが流れていました。
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