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claveciniste et pianofortiste

シャトレ劇場コンサートNo.2/Le concert au theatre du Chatelet

調律も無事に終わり、リハーサルをし、コンサートです。

ラジオ局、銀行などの企業のスポンサー、プレスの記事を書く人たちが、チェンバロのすぐ前に紙とペンを持って座っており、何回もパリでコンサートをしているにも関わらず、何ともいえぬ集中密度の高い空間で、珍しくかなり緊張してしまいました。
調弦中
やはり【本番】=生き物でどうなるか分かりませんね。
ともて良い勉強になりました。
Integral Classicの社長、Flavienのスピーチでコンサートが始まります。
ラファエルが演奏前にデュポールについて説明します。

今回は、45分のプログラム3枚のCDの紹介として構成しました。

①デュポールのソナタ4番
②バッハ:ゴルトベルク変奏曲より6曲+アリア
③バッハ:チェロ無伴奏組曲
④デュポール:チェロソナタ5番

バッハのソロ。
コンサート前に、ラファエルあ【演奏前に何かちょっと話した方がお客さん喜ぶよ!】と。
出た!
やっぱりトーク?!しかも、なんちゃってフレンチじゃあかんでしょ。
パスカルに何を言いたいか伝えて、正しいフランス語で話してもらい、メモする事に。
でも、逆に自分の言葉でない言い回しで話そうとすると、緊張しますね。
ということで、この【トーク】が頭の中で一杯!!になってしまい、かなり緊張しました。

5年前の東京でのコンサートでも、トークを慣れないのにしようと色々と盛り込んだら、
緊張して兄いわく【緊張して、楠田枝里子みたいに声が高くなってて面白かったよ】とからかわれましたが、呼吸が入らなくなると、何故か高くなる。
おまけに、日本では【チェンバロが栄えていたヴェルサイユ宮殿の頃は、江戸時代の松尾芭蕉が奥の細道を書いていた頃で・・・】と言おうとしたら、緊張して
【ま、ま、松葉!(まつば 芭蕉!あ、松尾 芭蕉】!!
という位で聞きにきてくれていた友達が、(けいちゃん、日本語より他の言語の方が良いのかな?)と話していたそうですが、何語でもあかんのです!!

ということで、昨日も話し始めたら声のトーンがちょっと高く、慣れない単語を言い直し=私のボキャブラリーでなかったので、それで気があがってしまい、その後に6つだけ抜粋して変奏曲を弾くというのは、結構大変でしたね。

昨日は、初めそんなハプニングトークの後、(16変奏曲(フランス風序曲)とんで26-30変奏曲+アリア)を弾き音楽の中に集中するまでに時間がかかりました。
コンサートを終えてパチリ!
これも、やってみないと分からないことですね。
11月にすでに北フランスでラファエル&パスカルとほぼ同じプログラムで演奏していたのですが、その時は大きな教会でお客さんと離れていたので集中しやすい舞台でした。
コンサート終了後、お腹ペコペコの弾いた人たち&裏方&知人で打ち上げ。
月10日のプラザ・アテネ、東京公演でも同じプログラム
なのですが、この抜粋に関しては、考える余地あり。
と昨日の本番で大いに学びました。明後日は、北フランスのバレンシエンヌという街でパスカルとガンバ&チェンバロのコンサートです。バッハのトリオソナタは難しい!ということで、今日と明日はその練習。
その他、マレ、フォルクレなど名曲があり、弾くのも楽しいですね。

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